🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

現在総資産
4,326万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 月初に前月末成績を反映

📌 社内掲示板

2026.08.08
【東洋テック(9686)|B++で新規紹介/警備シリーズ①】大阪・関西地盤の総合警備。2026年3月期は万博の警備特需と価格改定で売上+23.3%・営業益+177.6%と実力が開花したが、見るべきは万博を剥がした後の“土台”のほう。8/7終値1,624円でPBR0.73倍・自己資本比率59.2%、時価総額約174億に対し投資有価証券43億+賃貸用不動産69億(いずれも税後)を差し引くと、警備+ビル管理という中核事業の実質EVはわずか55億=EV/EBITDA1.8倍。同業のM&A相場5〜8倍に対し、資産の裏付けと事業そのものの二重の割安になっている。配当は第13次中計でDOE3.0%を下限と明記=BPS成長に連れてフロアが切り上がる実質累進配当で、万博反動の減益期(EPS189→121円)でも71円を据え置き8期連続で減配なし。TOYO-TECプレミアム優待倶楽部と合わせた総合利回りは100株4.37%→500株4.99%→1,000株5.30%→2,500株5.60%と、買い下がって現物を積むほど厚くなる設計。1,000株なら5年で累積26.5%=実質取得原価は約1,194円まで下がる。そこへ筆頭株主セコム27.2%が2026年6月に取締役2名を送り込み、関西電力14.3%の政策保有株売却計画と2026年7月施行の独立役員規程改正で再編の期限が制度的に迫る。会社自身も中計で株価2,000円・PBR1倍を目標に。留保はセコムが20年動かなかった実績・27/3期の減収減益・のれん25.2億の減損・薄商い。再編は“払っていないコールオプション”として扱い、準主力3〜5%を現物で買い下がる。完全版レポート付き。
— 花岡
2026.08.07
【アクティビスト先回り投資・実例編/シリーズ完結】①総論・②スマートマネー・③実践で説いてきた「資産に対して極端に安い株には、いつか必ず外圧が来る。だから来やすい構造の銘柄に、来る前から座っておけ」——その“いつか”が、この数か月で立て続けに現実になった。ダイケン(5900)にグローバル・マネジメントが5.00%を純投資で取得、群栄化学(4229)にDOE5パーセントが4か月で7.18%まで積み増し(目的は重要提案行為=最も熱い)+顧客の信越化学も5%株主入り、遠藤照明(6932)にアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%=創業家系アーバン33.4%と合算46.4%の非公開化の素地。そして同業の岩崎電気は2023年にカーライル系とのMBOで前日終値+83%の4,460円で退場し、「外圧が来た先に何が起きるか」を実演済み。本稿はこの4例を横断し、外圧の“温度”を純投資→重要提案→MBOの階段として整理する。ただし守田が釘を刺す通り、純投資止まり・支配株主の壁(ダイケン52%/群栄自己株26%/遠藤33.4%)・時間軸が読めない・織り込み後の高値づかみ、という4つの戒めがある。外圧は“来たらボーナス”であって主役にしない。先回りとは当てにいくことではなく、当たっても外れても困らない場所に先に座っておくこと。
— 待伏
2026.08.06
【ヤマウHD(5284)|B++で新規紹介/割り込み】8/5の1Q決算で営業益▲29.9%を受けPTSで2,180円まで売られ、本日6日の前場終値は2,230円。ただし1Qはこの会社にとって通期営業利益の1割しかない最小の四半期で、減益額145百万は通期計画3,520百万のわずか4.1%——PTSの下げ▲4.5%とほぼ等価で、狼狽売りではなく妥当な調整だ。減益の犯人も主力のコンクリート二次製品1つだけで、水門(黒字転換)・橋梁(受注残+166%)・点検補修(+93.1%)はむしろ改善している。そのうえで2,230円はPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・配当利回り5.02%・自己資本比率64.8%の実質無借金。同業のヤマックス(PER7.5倍)・ベルテクス(14.0倍)より利益率が高く財務も強いのに、PERとPBRだけが最も低い。営業利益率は2019/3期3.6%→2026/3期16.7%へ切り上がったのに、市場はいまだ利益率3%時代の評価を当てている。下値は親会社保有42.3万㎡の土地含み益(税後推定29億=1株480円)とネットキャッシュ33億が支える。国土強靱化20兆円強の5か年は今期が初年度。創業家系14.5%を含む上位10位48.6%とEV/EBITDA約2.5倍でMBOの財務条件は揃うが、材料化はゼロ=無料のオプション扱い。留保は11月上旬の2Q(上期消化率41.9%は過去48〜53%に劣後、下方修正確率30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷。リスクリワード1:1.5ゆえ全力一括はせず、2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れの三分割で。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.05
【照明インフラ株シリーズ③・総括編/完結】個別2銘柄から一歩引いて、照明“業界そのもの”の妙味を数字で解剖。①国内の照明ストックは約18.1億台でLED化率67.5%=まだ約6億台が未更新、しかも器具ごと更新が推奨されLED照明器具市場は2024年9,200億円→2030年1兆2,800億円へ。制度も追い風で直管形蛍光灯は2027年末に製造終了(2028年1月から禁止)。②なのに上場して買える純粋照明株は星和×遠藤の実質2枚だけ——岩崎電気は2023年に83%プレミアムのMBOで退場し、コイズミ・オーデリック・大光・アイリスは非上場。③そこへ東証のPBR是正・政策保有株削減が重なる三重の妙味。ただし2銘柄では分散が効かず2029年以降は需要の谷が来るため、総資産5〜10%・遠藤70/星和30・買い下がりで。握力は根性ではなく「なぜ下で止まるか」の理解から生まれる。
— 沼田
2026.08.04
【日本フェンオール(6870)|A−で新規紹介/割り込み】7/31大引け後の中間決算で「純利益▲39.5%」の見出しに反応して急落。だが中身は逆で、減益の正体は前年の特別利益392百万(うち関係会社清算益323百万)の消滅であり、経常は+26.1%・営業は+12.3%の増益。サーマルの受注は+104.5%と倍増、SSPの利益率27.6%は過去最高水準。株価2,229円のうち1株金融資産は1,714円=77%を占め、事業EVはわずか28.9億=EV/EBITDA1.7倍・金融資産控除後PER3.3倍。政策保有株の含み益を全額ゼロと置いた実質BPS2,357円すら株価が下回る。原発(柏崎刈羽・玄海3,4号機)や石油化学プラントの防災を担うニッチトップで、香港GMP26.0%+西華産業23.3%=49.3%の株主構成からTOB期待も。待つ間も配当利回り3.50%(78円・6期連続で毎年2円ずつ増配)。配当性向34%・DOE2.8%と低く増配余地が大きい。買い方は2,230/2,050/1,880円の3段ラダーで加重平均約2,060円、撤退判断は10/30の3Q決算でSSP受注を見る。留保は2022年の型式承認不正の履歴・流動性1割台・ROE目標6%<実績8.8%。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.03
【遠藤照明(6932)|Bで新規紹介/照明インフラ株シリーズ②】星和電機とは真逆の一枚。含み益ゼロ・実質BPS2,608円≒株価2,606円=実質PBR1.00倍で「資産バリューではない」。買う理由は①商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ粗利41%・営業利益率10.4%)②PEアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%+創業家33%=非公開化の素地(岩崎電気のMBOプレミアム83%が前例)。転換価額2,230.5円に対し現値は16.8%イン・ザ・マネー。現値は“バーゲン”ではないため打診まで、主力化は2,300円以下から。完全版レポート付き。
— 待伏
2026.08.02
【星和電機(6748)|B+で新規紹介/照明インフラ株シリーズ①】プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の利益率20%)を、政策保有株ごとPBR0.49倍で拾う。時価総額95億のうち43億が政策保有株=事業の実質EVは約61億で営業利益の3〜4年分。リターンの主エンジンはPBR是正ではなくBPSの複利成長で、「PBRが一生0.49倍のままでもBPS年10%積み上げ=配当込み年8〜12%」という設計=是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる。追い風は蛍光灯の製造禁止。留意は信用倍率600倍・情報機器受注▲42%。なお防爆の競合・岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(83%プレミアム)で上場廃止済みのため、防爆・産業用照明を上場株で買う選択肢は実質この星和だけ。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.01
【野村流レバレッジ論②|信用キャリーの10年設計】現物4,000万の高配当バリュー株に同額の信用を重ねると何が起きるか。金利1.69%÷調整金受取率84.685%=損益分岐は配当2.00%。配当4%なら現物3.19%+信用1.35%=合算実効4.54%で、10年後6,236万(現物のみ比+761万)。ただしこれは株価成長ゼロの下限ケース——ROE10%・配当性向50%ならBPSは年5%で自己増殖し、増配2%+株価2%なら10年で+1,301万に上振れる(レバ2倍ゆえ株価成長も2倍で効く)。加えて調整金は譲渡損益扱いのため損出しが毎年確実に還付へ変わる。一方で▲33%で追証、▲50%で自己資本消滅。完全版レポート付き。
— 野村
2026.07.31
【三協フロンテア(9639)|B++で新規紹介】ユニットハウス最大手。震災の応急仮設需要は確実に来る——しかも27/3期の会社計画590億は災害要因を織り込んでおらず計画外の上振れになる。能登の実績では粗利率が1.2pt下がっても粗利額はむしろ増加(220.4億>219.8億)=受注急増なら率より額。ただし一過性で翌期は反動減ゆえ「上振れ」に置き、土台は別に用意する。その土台=ストック収入48%×ROE11%×EV/EBITDA3.48倍×配当3.91%が「流動性枯渇+従属上場(創業家69.3%)」という構造理由だけで▲40〜60%放置されている点。ナガワはROEで劣るのにPER23倍=差は株主構成。カタリストはMBO(環境は完璧だが確率3年内20〜30%)と東証の親子上場規制。
— 守田
2026.07.29
【復興テーマ|担い手を資本で支え、果実を被災地へ】災害で儲けるのではなく、復興を担う企業に出資して応援し、利益の一部を被災地支援に充てるという順序を定義。世間が向かう下流(仮設・若築建設/ヤマウ等ゼネコン)より、工程の最初で息の長い上流=解体TANAKEN・調査応用地質・切断第一カッター・資産ダイケンの既紹介ディープバリューに妙味。仮設は三協フロンテア/ナガワ(長期優待が手厚く100株欲しい)。7/29、初動が鈍い×バリューを積極収集中。被災された方々にお見舞い申し上げます。投資助言ではありません。
— 沼田
2026.07.29
【野村流|信用維持率の設計図=平時レバ2倍の作法】信用は「どれだけ建てるか」が9割。維持率=現物×(1−下落率)÷〔信用×(1+下落率)〕でストレステストすると、資産バリュー現物を土台にすれば現物:信用100:100(レバ2倍)でも株価半減で維持率33%=追証にならない。▲30%なら54%で更に買い向かえる。三つの余力源(維持率バッファ・含み益・定期入金)と、金利1.69%・損切りラインの規律。レバナス小猿も乱入。投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.29
【相場考察|キオクシア(285A)の急落を“需給”で読む】7/28ストップ安・終値44,550円、上場来高値から1か月で半値以下。信用倍率36.75倍・信用買残1,388万株・貸株残わずか700株という重い需給から「追証の投げはまだ終わっていない=すぐのV字急反発は考えにくい」を野村が解説。現況⑤「急落買いの作法/セリクラ」の時事・実践版。普段は触らない超人気株・投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.23
【テレビ東京HD(9413)|B+で新規紹介】時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で放送+NARUTOのアニメIPがタダ同然・PBR0.90倍。ただしTOB/MBOは放送法+日経33%で封印=「持って報われる」複利型。日本BS放送(9414)との「TOBで報われる型/持って報われる型」対比つき。
— 河内
2026.07.22
【片倉工業(3001)|B++で新規紹介】旧・製糸の名門が、さいたま新都心コクーンシティに土地含み益915億+ネット金融資産592億(株価の71%)。修正NAV4,830円に対し株価2,640円=NAVの55%・▲45%割安。筆頭株主が約11%のアクティビストで還元強化は既に始動。東部NW・広済堂と並ぶ資産×カタリスト型。ライバル総出演。
— 沼田
2026.07.21
【コラム】箱売りシリーズ医療版を公開。薬・バイオは専門家でも見通せない——だから「方向性・業界成長・シェア」の構造だけで買う。徹底売り込みで高配当化したEMシステムズ(2,000株まで現物で優待)とタウンズ(累進配当5.8%で流行を待つ)。優待がなければ金利1.69%との利ザヤで信用保有もあり。
— 沼田
2026.07.20
【コラム】「建設株は死んだのか?」公開。原油高→資材高騰の箱ごと売りで、資材とほぼ無関係な銘柄まで安い——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンの4銘柄を「どんどん集めていく」と宣言。総合利回りを待ち賃に買い下がる。番外編=櫻島埠頭は"金融株"の引き出しで利上げ局面に。
— 沼田
2026.07.19
【櫻島埠頭(9353)|B++で新規紹介】時価総額43億に対し保有MUFG株の時価52億=「MUFGを2割引で間接保有+大阪港独占埠頭がタダ」の証券含み益型。個人投資家が半年で10.25%買い集め・有報に売却検討の明記。ただしMUFG連動+極小流動性=東部NW(A++)とは別の引き出しで少額指値分割。
— 河内
2026.07.17
【現況④公開(振り返り編)】「日本市場で最も安いかもしれない」岡谷鋼機(A・200株)と東海エレクトロニクス(A+・700株)の現況。板が薄く一度に買えないため、地合い悪化時の売り板に少しずつぶつけて集める方針を解説。東海エレは信用で集めて権利前に現引きする技も。ランクは両銘柄据え置き。
— 沼田
2026.07.16
【タウンズ(197A)|B+で新規紹介】利回り5.8%・「28円以上」明文化の累進配当×ROE40%の感染症POCT株。配当をもらいながらイベントを待つオプション設計。ただし割安の正体は正当なディスカウント=準主力3〜5%上限・打診買いから。ライバル陣営も乱入。
— 花岡
2026.07.14
【現況③公開+主力の席替え】PF主力「不動産含み益リッチ」組の現況を公開。東部ネットワークはA+→A++へ格上げ(1,317円まで走ってなお期待比+144%・27,500株フルホールド)、広済堂はA++→A+へ(548円はまだ安いが新規資金は東部優先)。京阪HD300株のサブ枠も開示。
— 沼田
2026.07.14
【現況②公開+ランク改定】「紹介銘柄の現況②(北里・神栄)」公開。北里はA−→Aへ引き上げ(PF調整で1,000株を1,340円で利確・3,400株継続)、神栄はA→A−へ改定するも売り検討せず2,400株フルホールド。ランク(妙味)とロット(資金管理)は別物。
— 沼田
2026.07.10
【現況シリーズ始動】「紹介銘柄の現況①(SaaS系)」公開。NSSOLはA→B++へ(900株を3,775円で利確・1,100株継続)、菱友はA→A−(400株買い増し・2,400株)。ランクは株価に応じて定期改定、ロットはランクに応じて調整していく。
— 沼田
2026.07.10
【応用地質(9755)|B+で新規紹介】地質調査シェア断トツ首位×ネットキャッシュ36%×PBR0.81倍×配当4%。国土強靱化20兆円と盛土規制法(調査の法定需要化)が追い風。優待は400株/600株で段差・継続1年でpt1.1倍。
— 河内
2026.07.09
【EMシステムズ(4820)|B+で新規紹介】調剤レセコン42.8%首位の医療DX寡占ストック。配当性向100%・FY27計画47円なら取得利回り9.3%。特需の谷(Q1営業益▲86%)につき、8月の2Q決算を挟んで分割エントリーで。
— 花岡
2026.07.09
【表記訂正】TANAKENの親会社スリーハンドレッドHDは非上場のため、「親子上場」→「実質親子上場(支配株主ディスカウント)」へ記事表記を修正。利益相反・低流動性という経済実態と投資ストーリーは不変。
— 待伏
2026.07.08
【第一カッター興業(1716)|B+で新規紹介】時価総額の53%が現金・PBR0.79倍・EV/経常3.9倍。国土強靱化の維持補修需要の受け皿で、資材高はむしろ相対優位。TANAKENと真逆の「守り」枠。
— 夜見
2026.07.07
【TANAKEN(1450)|A−で新規紹介】解体専業で国内唯一の上場。資材を積まず鉄を売る側なのに「建設株」一括売りで、ROE16%×PER8倍×配当4%に放置されている。
— 堀田
2026.07.05
【隠れ国策シリーズ】「少子化マネーの関所」北里(368A)編を公開、翌7/6に双子の日本ホスピス(7061)編も公開。国が構造的に金を出し続ける市場の独占者を、安いうちに拾う。
— 沼田
2026.07.02
【ダイケン(5900)|B++で新規紹介】PBR0.34倍・昭和取得の土地含み益42億・NCAV>株価。流動性が薄いので少しずつ拾う長期枠(長期ならA+級)。
— 河内
2026.07.02
【シリーズ完結】「アクティビスト先回り投資」全3話を7/2〜7/4で連続公開。大量保有報告書の追い方(スマートマネー編)から実践チェックリストまで。
— 待伏
2026.07.01
【コラム】野村の錬金術:買い方金利1.69%時代の税込み損益分岐は配当約2%。損出し+3年繰越の節税まで。信用を使うなら必読。
— 野村
2026.06.28
【コラム】「SaaSは死んだのか」公開。AIで死ぬのは浅いSaaSだけ——一括売りは歪み。ERP・SI・規制ITの構造優位を確認。後のNSSOL・菱友・EMシステムズ仕込みの土台。
— 沼田
2026.06.24
【コラム】野村のニッチ投資論①「東京の火葬場独占ディスカウント」公開。広済堂HD(7868)の資産の源泉を制度面から深掘り。
— 野村
2026.06.19
【教科書シリーズ】「バリュー投資の教科書」を6/19〜22で4連投。①日本市場の歪み→②ネットネット→③バフェット商社→実践編(日本のネットネット株の探し方)。
— 沼田
2026.06.17
【日本ギア工業(6356)|Aで新規紹介】最高益率なのに最低PER——市場のセクター一括処理が生んだ歪みの典型。
— 堀田
2026.06.13
【集中連載】守田「投資家の意思決定論」全4話+花岡「配当シリーズ」全4話を6/13〜16で公開。NISA vs 信用の期待リターン比較も。資金管理と出口の土台はこの一群。
— 守田
2026.06.11
【広済堂HD(7868)|A+→A++に格上げ】株価が更に下落し、NAV1,021円との乖離が一段拡大。ダウンサイドはBPS床のみ・アップサイドは据え置きで非対称性が改善。「下げが投資妙味を高めた」格好。売却検討は継続中、ポジション積み増し検討。
— 待伏
2026.06.09
【NSSOL(2327)】アクティビスト3D の動向を注視中。6/19総会後の防衛策消滅で買い増し解禁へ。変更報告書に即反応できる体制を維持。
— 待伏
2026.05.29
TOB件数が加速中。日本の割安ニッチトップが今熱い!
— 沼田

🧑‍💼 筆者

沼田 堅一
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,326万円 → 2億円(2030年)

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📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
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銘柄分析 — 商業施設トータル照明ソリューション×PEファンド13%の資本イベント×実質PBR1倍
遠藤照明 (6932)
商業施設トータル照明ソリューション×PEファンド13%の資本イベント×実質PBR1倍
3年保有想定の 期待価格
3,050円
現在比 +17〜+49%
シナリオが大きく崩れない限り保有継続 — 崩れた場合は売却を検討
現在株価
2,606円
2026/8/3時点
3年期待価格
3,050円
期待リターン
+17〜+49%
最大下落
▲27%
修正PBR
1.00倍

銘柄紹介|遠藤照明(6932)— 星和電機とは真逆、含み益ゼロでも買える『資本イベント株』。商業施設のトータル照明ソリューションで稼ぎ、PEファンド13%+創業家33%が非公開化を狙う【照明インフラ株シリーズ②】


🦦 「前回の星和電機は“政策保有株の含み益が45%も詰まった、静かな資産バリュー”でした。今日の遠藤照明は——その真逆。掘っても含み益はほぼ出てこない。なのに、買える理由がちゃんとある。同じ“照明の2枚看板”でも、買う理由がまるで違うんです」


この銘柄、一言でいうと

指標数値
現在株価2,606円(時価総額 約385億円/希薄化後443億円)
予想PER(希薄化後)10.1倍(表面は8.75倍)
PBR0.81倍為替・のれん控除後の実質PBRは1.00倍
ネットキャッシュ137億円(希薄化後時価総額の30.9%=財務は厚い)
営業利益率(FY26)10.4%(売上554.7億・営業益57.4億・+16.5%)
配当88円 / 3.38%(配当性向29.9%・増配余地あり)
PEファンド保有潜在13.01%(アドバンテッジパートナーズ系AAGS)
バリュー商会評価近況B/長期枠ならB+(現値は“打診”、主力化は2,300円以下)

🦦河内「先に結論の“形”を言います。遠藤照明は、星和や群栄のような“資産の含み益で買う株”ではありません。投資有価証券はわずか1.06億円、掘っても隠れ資産は出てこない。買う理由は2つ——①商業施設向けの“光の演出”で稼ぐ堅実な本業 ②PEファンドと創業家が握った“非公開化の素地”。今日は、この“別の性質”を開けます」


まず対比|星和は“静のバリュー”、遠藤は“動のイベント”

🧑‍💼沼田「照明インフラ株シリーズの2枚を並べると、性格がきれいに分かれる。同じ照明でも、買う理由がまったく違う

星和電機(6748)遠藤照明(6932)
主戦場プラント防爆・官需インフラ商業施設・店舗・オフィス
買う理由政策保有株の含み益(時価総額の45%)=資産本業(光の演出)+資本イベント
バリューPBR0.49倍=素直に安い実質PBR1.00倍=バーゲンではない
財務ネットキャッシュ実質ゼロネットキャッシュ137億=厚い
カタリスト弱い(安定株主45.6%)強い(PE13%+創業家33%=46%)
性格静のバリュー動のイベント

🧑‍💼「星和は“資産が下値を守る静かな一枚”。遠藤は“含み益はないが、稼ぐ本業とPEファンドという動く要素がある一枚”。どちらが上ということではなく、役割が違う。だからうちは、この2枚を性格の違う保険のように組み合わせる」


本業|“照明を売る”のではなく“光の演出を売る”トータルソリューション

🦫堀田「遠藤の本業は、侮れない。この会社は“照明器具というモノ”を売っているというより、“空間をどう照らすか=光の演出”を売っている

🦫「その象徴がSmart LEDZだ。配線工事なしで、無線でひとつひとつの照明を調光・調色・スケジュール制御できるシステムで、発売10年以上・国内で1万施設超に導入された“無線照明制御の定番”。店舗なら時間帯や季節で光を変え、オフィスなら細かな調光で電気代を下げる。単なる器具の置き換えより、単価も粗利も取れる

🦦河内「数字で効いています。Smart LEDZ関連は売上の約24%(132億円)、その粗利率は41%。この高付加価値化が効いて、全社の売上総利益率は前期38.7%→41.0%へ改善、営業利益率は10.4%。星和の“全社6〜7%”と比べると、遠藤は全社ベースで安定して二桁の利益率を出せる。ここがユーザーの言う“光の演出で高利益率”の実態です」

🦎日向(見習い)「じゃあ、これって“毎月お金が入るサブスク”みたいなもんすか?」

🦞守田「そこは正直に補正する。違うSmart LEDZは“システム同梱の器具販売”であって、月額課金のストック収益ではない。遠藤全体でもリカーリング(レンタル等)は売上の8.6%だけで、残り91.4%は案件ごとのフロー型だ。しかもそのレンタル事業は、年33億円の設備投資を食う割に利益率8.6%と重く、EV/EBITDA3.3倍という見かけの安さを割引いて見る必要がある。“単価アップで粗利を上げる高付加価値フロー”であって、SaaS的なストックを期待すると評価を誤る。ここは冷静に見ておけ」


正直に|これは“資産バリュー”ではない

🦉夜見「星和と決定的に違う点を、数字で潰します。遠藤に“隠れ資産”はありません

⚠️ 含み益の在り処を、ひとつずつ潰す

有価証券の含み益=実質ゼロ——投資有価証券は1.06億円(総資産の0.14%)。政策保有株の売却という定石カードが、そもそも切れない ・実質PBRは1.00倍——表面PBRは0.81倍だが、自己資本から為替換算調整勘定91.9億円(英国子会社の円換算差額)とのれん23億円を引くと、実質BPSは2,608円=株価2,606円とほぼ同値 ・転換社債の希薄化が“前提”——2025年発行のCB(転換価額2,230.5円)は株価2,606円に対し16.8%イン・ザ・マネー。潜在株224万株の希薄化で、表面PER8.75倍は実質10.1倍売上の26.5%が英国——2014年買収の英Ansell社。自己資本の18.4%を占める為替換算益は、円高になれば剥落する

🦉「つまり“PBR0.8倍だから割安”という見方は成立しにくい。市場は遠藤を、ほぼ実質簿価どおりに評価しています。この株を“バリュー株”として下値の含み益に期待して買うと、当てが外れる——ここは星和との最大の違いです」


本当の妙味|PEファンド13%+創業家33%=“非公開化の素地”

🐊待伏「では、なぜ買えるのか。私の領分——資本イベントです。ここが遠藤の一番の色気です」

💡 遠藤照明に組み上がった“非公開化の方程式”

① PEファンドが潜在13.01%を取得=2025年11月、アドバンテッジパートナーズ系のAAGSが転換社債50億円(利率0%)を引受。大量保有報告の目的は「純投資」だが、同時に事業提携(DX推進・M&A支援)も公表。国内大手バイアウトファンドが潜在13%を握った意味は小さくない ・② 創業家系アーバン33.4%と合算で46.4%=スクイーズアウトに必要な2/3まで、買い集めるべき浮動株は限定的。時価総額385億円は国内PEの射程内 ・③ 同業・岩崎電気という“生きた前例”アクティビスト先回りでいう“型”そのもの。岩崎電気(旧6924)は2023年、カーライル系とMBOで非公開化——TOB価格は前日終値に83%のプレミアムを乗せた4,460円だった

🐊「成熟産業・低PBR・事業承継——この3条件が揃うと“上場している意味”が薄れ、非公開化が選ばれる。岩崎電気がそれを実演し、遠藤にはPEが入り、星和は自社株買いを続けている。照明セクターの本質は、実は“成長テーマ”ではなく“成熟産業の再編”なんです。遠藤は、その再編の方程式が最も組み上がった一枚です」

🦎「なるほど……“光の演出で稼ぐ本業”を土台に、“PEファンドが非公開化で一気に見直す”上振れが乗ってる、と」

🐊「そういうことです。ただし——目的は今のところ“純投資”。動くかどうか、いつ動くかは読めない。そこは次に守田が釘を刺します」


更新needs|追い風は本物、ただし“谷”も来る

🦉夜見「業界の追い風も確認します。直管形蛍光ランプの製造禁止は2027年末——オフィス・店舗・工場で使われる最大市場がここで終わる。更新needsは、まさに今がピーク帯。器具ごと更新が推奨されるので、遠藤のような器具+制御を売れるメーカーには追い風です」

🦞守田「だが時間軸を区切れ。2029年以降は“先食いの反動”=需要の谷が来る。しかも遠藤自身が『国内LED照明市場は少子化で長期的に成長が鈍化する』と資料で認めている。“2028年までに勝負がつくテーマ”と割り切り、それ以降も持つなら理由は業績ではなく資本イベントに置く——この整理が要る」


星和とどっちが優勢か|“回転で遠藤優勢”を精査する

🦞守田「ここは、当初の見立てを精査した結果を正直に共有する。『更新の回転で遠藤が優勢かもしれない』という仮説は、数字で見ると必ずしも支持されない

📊 3年期待リターン(配当込み・確率加重/完全版試算)

遠藤照明+23.3%(CAGR +7.2%)——希薄化を織り込むと控えめ ・星和電機+34.5%(CAGR +10.4%)——PBR0.48倍の下値の浅さが効く ・期待リターンだけなら、むしろ星和がやや上

🦞「じゃあ遠藤の強みは何か。“安定”だネットキャッシュ137億の厚い財務、時価総額385億で星和より流動性がある、営業利益率10.4%と業績が安定、配当利回り3.38%。星和は期待値は高いが、流動性が薄く(出来高数千株)案件期ズレでブレる。だから“主軸は安定の遠藤、値幅は小型の星和”——配分は遠藤70%/星和30%が座りが良い。ユーザーの“遠藤が優勢かも”は、『リターンで優勢』ではなく『安定・主軸として優勢』と読み替えるのが正確だ」


評価と持ち方|近況B/長期B+、現値は“打診”

🧑‍💼沼田「整理して評価する。近況B/長期枠ならB+。星和(B+)より近況を一段慎重にするのは、①実質PBR1.00倍でバリューの下値クッションが薄い ②転換社債の希薄化 ③英国26.5%の為替リスク——この3点だ」

🦞守田「だから買い方はこうだ。現値2,606円は“バーゲン”ではないので、主力では入らない。打診でコアの入口だけ作る主力化するのは2,300円以下——できれば転換価額の2,230円近辺、実質BPS(≒2,608円)を割って下値クッションが生まれてからだ。上振れの本命は、PEファンドが“純投資→非公開化”に動く日。それが来たら、岩崎電気の83%プレミアムのような一撃がある。来なくても、配当3.38%をもらいながら堅実な本業の成長を待てる——“下は打診で待ち、上はイベントで跳ねる”非対称を、身の丈で取りにいく一枚だ」


ライバル乱入|「PBR1倍の株を“割安”とか言うなよ?」

🧘オルカン教祖「……実質PBR1.00倍。それを“妙味”と呼ぶのは、もはやバリュー投資ですらない。ただのイベント期待の博打では?

🐊待伏「教祖、鋭い。だからうちは、これを“バリュー株”とは呼んでいません。“資本イベント株”だと最初に宣言している。PBR1倍でも、①配当3.38%をもらいながら②営業利益率10.4%の本業が育ち③PE非公開化の上振れがタダで付く——下値は本業と配当が支え、上値はイベントが作る。これは“PBRの是正”に賭ける博打ではなく、“複数の勝ち筋を、実質簿価という妥当な値段で束ねて買う”設計です」

🦍テック番長「照明の“制御システム”? そんなもん、スマホのアプリで十分だろ。わざわざ専用システムなんか要らねえ

🦫堀田「番長、商業施設をなめてはいけない。何百灯を、配線し直さずに一括で調光・調色・スケジュール制御する——これは家庭のスマホ照明とは規模が違う。しかも一度その空間に組み込まれると、更新のたびに同じシステムで揃える。“光の演出”は、単価も継続性も取れる立派なモートだ。粗利率41%がその証拠だよ」

🐒レバナス小猿「ウキーッ! CAGR+7%!? しょぼすぎ! 星和のほうが期待値上なんだろ!?」

🦞守田「小猿、そこは正直、お前の言うとおりだ。期待値だけなら星和が上。だが遠藤は財務が厚く、流動性があり、業績が安定している期待値の高さと、安心して主力に置ける安定は別物だ。全力レバレッジで“期待値だけ”を追うお前とは、そもそも土俵が違う。うちは“主軸は安定の遠藤、値幅は星和”で束ねるんだよ」

🦎「……今日もライバルの茶々が、全部そのまま論点になってるっすね。教祖の“PBR1倍で博打”=資本イベント株だと宣言済み、番長の“アプリで十分”=規模が違うモート、小猿の“期待値しょぼい”=安定と期待値は別軸……」

🧑‍💼「そうだ。遠藤は“安く放置された資産”ではなく、“妥当な値段で束ねられた複数の勝ち筋”を買う株だ。星和とは、同じ照明でも買う理由がまるで違う——だからこそ、2枚で持つ意味がある」


まとめ

🧑‍💼「整理する」

論点結論
性質資産バリューではない(含み益ゼロ・実質PBR1.00倍)。星和とは真逆の“動のイベント株”
本業商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ・粗利41%)で営業利益率10.4%と堅実
妙味の核PEファンド潜在13%+創業家33%=46%の非公開化の素地。岩崎電気MBO(プレミアム83%)の前例
星和との優劣期待リターンは星和がやや上(星和CAGR+10.4%/遠藤+7.2%)。遠藤の優位は財務・流動性の“安定”
最大の留保実質PBR1倍でバーゲンでない・CB希薄化・英国26.5%の為替・2029年の需要の谷
評価近況B/長期B+。現値は“打診”、主力化は2,300円以下。配分は遠藤70%/星和30%

💬 待伏より 「遠藤照明は、星和電機と並べて初めて面白い一枚です。星和が“資産の含み益に守られて、静かにBPSが複利で増えるのを待つ”株なら、遠藤は“含み益はないが、光の演出で稼ぐ本業に、PEファンドの非公開化という起爆装置が仕込まれた”株。同じ照明セクターで、これほど性格が違う2枚も珍しい。だから私たちは、星和で“下値の堅い資産”を、遠藤で“財務の厚い本業+資本イベント”を——役割を分けて持つ。ただし遠藤は実質PBR1倍でバーゲンではないので、焦って主力にはしません。下は打診で待ち、2,300円以下で厚くし、上はPEが動く日を待つ。岩崎電気は、その日にプレミアム83%を実演してみせました。——次回はこのシリーズの締め、[照明業界そのものの総括](カタリスト・底堅い需要・配当と配当性向の余地)で、2枚をどう束ねるかを語ります」


照明インフラ株シリーズ:①星和電機(6748)=静のバリュー/②遠藤照明(本記事)=動のイベント/③照明業界の総括(業界そのものの妙味)(完)

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