🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

現在総資産
4,326万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 月初に前月末成績を反映

📌 社内掲示板

2026.08.08
【東洋テック(9686)|B++で新規紹介/警備シリーズ①】大阪・関西地盤の総合警備。2026年3月期は万博の警備特需と価格改定で売上+23.3%・営業益+177.6%と実力が開花したが、見るべきは万博を剥がした後の“土台”のほう。8/7終値1,624円でPBR0.73倍・自己資本比率59.2%、時価総額約174億に対し投資有価証券43億+賃貸用不動産69億(いずれも税後)を差し引くと、警備+ビル管理という中核事業の実質EVはわずか55億=EV/EBITDA1.8倍。同業のM&A相場5〜8倍に対し、資産の裏付けと事業そのものの二重の割安になっている。配当は第13次中計でDOE3.0%を下限と明記=BPS成長に連れてフロアが切り上がる実質累進配当で、万博反動の減益期(EPS189→121円)でも71円を据え置き8期連続で減配なし。TOYO-TECプレミアム優待倶楽部と合わせた総合利回りは100株4.37%→500株4.99%→1,000株5.30%→2,500株5.60%と、買い下がって現物を積むほど厚くなる設計。1,000株なら5年で累積26.5%=実質取得原価は約1,194円まで下がる。そこへ筆頭株主セコム27.2%が2026年6月に取締役2名を送り込み、関西電力14.3%の政策保有株売却計画と2026年7月施行の独立役員規程改正で再編の期限が制度的に迫る。会社自身も中計で株価2,000円・PBR1倍を目標に。留保はセコムが20年動かなかった実績・27/3期の減収減益・のれん25.2億の減損・薄商い。再編は“払っていないコールオプション”として扱い、準主力3〜5%を現物で買い下がる。完全版レポート付き。
— 花岡
2026.08.07
【アクティビスト先回り投資・実例編/シリーズ完結】①総論・②スマートマネー・③実践で説いてきた「資産に対して極端に安い株には、いつか必ず外圧が来る。だから来やすい構造の銘柄に、来る前から座っておけ」——その“いつか”が、この数か月で立て続けに現実になった。ダイケン(5900)にグローバル・マネジメントが5.00%を純投資で取得、群栄化学(4229)にDOE5パーセントが4か月で7.18%まで積み増し(目的は重要提案行為=最も熱い)+顧客の信越化学も5%株主入り、遠藤照明(6932)にアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%=創業家系アーバン33.4%と合算46.4%の非公開化の素地。そして同業の岩崎電気は2023年にカーライル系とのMBOで前日終値+83%の4,460円で退場し、「外圧が来た先に何が起きるか」を実演済み。本稿はこの4例を横断し、外圧の“温度”を純投資→重要提案→MBOの階段として整理する。ただし守田が釘を刺す通り、純投資止まり・支配株主の壁(ダイケン52%/群栄自己株26%/遠藤33.4%)・時間軸が読めない・織り込み後の高値づかみ、という4つの戒めがある。外圧は“来たらボーナス”であって主役にしない。先回りとは当てにいくことではなく、当たっても外れても困らない場所に先に座っておくこと。
— 待伏
2026.08.06
【ヤマウHD(5284)|B++で新規紹介/割り込み】8/5の1Q決算で営業益▲29.9%を受けPTSで2,180円まで売られ、本日6日の前場終値は2,230円。ただし1Qはこの会社にとって通期営業利益の1割しかない最小の四半期で、減益額145百万は通期計画3,520百万のわずか4.1%——PTSの下げ▲4.5%とほぼ等価で、狼狽売りではなく妥当な調整だ。減益の犯人も主力のコンクリート二次製品1つだけで、水門(黒字転換)・橋梁(受注残+166%)・点検補修(+93.1%)はむしろ改善している。そのうえで2,230円はPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・配当利回り5.02%・自己資本比率64.8%の実質無借金。同業のヤマックス(PER7.5倍)・ベルテクス(14.0倍)より利益率が高く財務も強いのに、PERとPBRだけが最も低い。営業利益率は2019/3期3.6%→2026/3期16.7%へ切り上がったのに、市場はいまだ利益率3%時代の評価を当てている。下値は親会社保有42.3万㎡の土地含み益(税後推定29億=1株480円)とネットキャッシュ33億が支える。国土強靱化20兆円強の5か年は今期が初年度。創業家系14.5%を含む上位10位48.6%とEV/EBITDA約2.5倍でMBOの財務条件は揃うが、材料化はゼロ=無料のオプション扱い。留保は11月上旬の2Q(上期消化率41.9%は過去48〜53%に劣後、下方修正確率30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷。リスクリワード1:1.5ゆえ全力一括はせず、2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れの三分割で。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.05
【照明インフラ株シリーズ③・総括編/完結】個別2銘柄から一歩引いて、照明“業界そのもの”の妙味を数字で解剖。①国内の照明ストックは約18.1億台でLED化率67.5%=まだ約6億台が未更新、しかも器具ごと更新が推奨されLED照明器具市場は2024年9,200億円→2030年1兆2,800億円へ。制度も追い風で直管形蛍光灯は2027年末に製造終了(2028年1月から禁止)。②なのに上場して買える純粋照明株は星和×遠藤の実質2枚だけ——岩崎電気は2023年に83%プレミアムのMBOで退場し、コイズミ・オーデリック・大光・アイリスは非上場。③そこへ東証のPBR是正・政策保有株削減が重なる三重の妙味。ただし2銘柄では分散が効かず2029年以降は需要の谷が来るため、総資産5〜10%・遠藤70/星和30・買い下がりで。握力は根性ではなく「なぜ下で止まるか」の理解から生まれる。
— 沼田
2026.08.04
【日本フェンオール(6870)|A−で新規紹介/割り込み】7/31大引け後の中間決算で「純利益▲39.5%」の見出しに反応して急落。だが中身は逆で、減益の正体は前年の特別利益392百万(うち関係会社清算益323百万)の消滅であり、経常は+26.1%・営業は+12.3%の増益。サーマルの受注は+104.5%と倍増、SSPの利益率27.6%は過去最高水準。株価2,229円のうち1株金融資産は1,714円=77%を占め、事業EVはわずか28.9億=EV/EBITDA1.7倍・金融資産控除後PER3.3倍。政策保有株の含み益を全額ゼロと置いた実質BPS2,357円すら株価が下回る。原発(柏崎刈羽・玄海3,4号機)や石油化学プラントの防災を担うニッチトップで、香港GMP26.0%+西華産業23.3%=49.3%の株主構成からTOB期待も。待つ間も配当利回り3.50%(78円・6期連続で毎年2円ずつ増配)。配当性向34%・DOE2.8%と低く増配余地が大きい。買い方は2,230/2,050/1,880円の3段ラダーで加重平均約2,060円、撤退判断は10/30の3Q決算でSSP受注を見る。留保は2022年の型式承認不正の履歴・流動性1割台・ROE目標6%<実績8.8%。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.03
【遠藤照明(6932)|Bで新規紹介/照明インフラ株シリーズ②】星和電機とは真逆の一枚。含み益ゼロ・実質BPS2,608円≒株価2,606円=実質PBR1.00倍で「資産バリューではない」。買う理由は①商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ粗利41%・営業利益率10.4%)②PEアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%+創業家33%=非公開化の素地(岩崎電気のMBOプレミアム83%が前例)。転換価額2,230.5円に対し現値は16.8%イン・ザ・マネー。現値は“バーゲン”ではないため打診まで、主力化は2,300円以下から。完全版レポート付き。
— 待伏
2026.08.02
【星和電機(6748)|B+で新規紹介/照明インフラ株シリーズ①】プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の利益率20%)を、政策保有株ごとPBR0.49倍で拾う。時価総額95億のうち43億が政策保有株=事業の実質EVは約61億で営業利益の3〜4年分。リターンの主エンジンはPBR是正ではなくBPSの複利成長で、「PBRが一生0.49倍のままでもBPS年10%積み上げ=配当込み年8〜12%」という設計=是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる。追い風は蛍光灯の製造禁止。留意は信用倍率600倍・情報機器受注▲42%。なお防爆の競合・岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(83%プレミアム)で上場廃止済みのため、防爆・産業用照明を上場株で買う選択肢は実質この星和だけ。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.01
【野村流レバレッジ論②|信用キャリーの10年設計】現物4,000万の高配当バリュー株に同額の信用を重ねると何が起きるか。金利1.69%÷調整金受取率84.685%=損益分岐は配当2.00%。配当4%なら現物3.19%+信用1.35%=合算実効4.54%で、10年後6,236万(現物のみ比+761万)。ただしこれは株価成長ゼロの下限ケース——ROE10%・配当性向50%ならBPSは年5%で自己増殖し、増配2%+株価2%なら10年で+1,301万に上振れる(レバ2倍ゆえ株価成長も2倍で効く)。加えて調整金は譲渡損益扱いのため損出しが毎年確実に還付へ変わる。一方で▲33%で追証、▲50%で自己資本消滅。完全版レポート付き。
— 野村
2026.07.31
【三協フロンテア(9639)|B++で新規紹介】ユニットハウス最大手。震災の応急仮設需要は確実に来る——しかも27/3期の会社計画590億は災害要因を織り込んでおらず計画外の上振れになる。能登の実績では粗利率が1.2pt下がっても粗利額はむしろ増加(220.4億>219.8億)=受注急増なら率より額。ただし一過性で翌期は反動減ゆえ「上振れ」に置き、土台は別に用意する。その土台=ストック収入48%×ROE11%×EV/EBITDA3.48倍×配当3.91%が「流動性枯渇+従属上場(創業家69.3%)」という構造理由だけで▲40〜60%放置されている点。ナガワはROEで劣るのにPER23倍=差は株主構成。カタリストはMBO(環境は完璧だが確率3年内20〜30%)と東証の親子上場規制。
— 守田
2026.07.29
【復興テーマ|担い手を資本で支え、果実を被災地へ】災害で儲けるのではなく、復興を担う企業に出資して応援し、利益の一部を被災地支援に充てるという順序を定義。世間が向かう下流(仮設・若築建設/ヤマウ等ゼネコン)より、工程の最初で息の長い上流=解体TANAKEN・調査応用地質・切断第一カッター・資産ダイケンの既紹介ディープバリューに妙味。仮設は三協フロンテア/ナガワ(長期優待が手厚く100株欲しい)。7/29、初動が鈍い×バリューを積極収集中。被災された方々にお見舞い申し上げます。投資助言ではありません。
— 沼田
2026.07.29
【野村流|信用維持率の設計図=平時レバ2倍の作法】信用は「どれだけ建てるか」が9割。維持率=現物×(1−下落率)÷〔信用×(1+下落率)〕でストレステストすると、資産バリュー現物を土台にすれば現物:信用100:100(レバ2倍)でも株価半減で維持率33%=追証にならない。▲30%なら54%で更に買い向かえる。三つの余力源(維持率バッファ・含み益・定期入金)と、金利1.69%・損切りラインの規律。レバナス小猿も乱入。投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.29
【相場考察|キオクシア(285A)の急落を“需給”で読む】7/28ストップ安・終値44,550円、上場来高値から1か月で半値以下。信用倍率36.75倍・信用買残1,388万株・貸株残わずか700株という重い需給から「追証の投げはまだ終わっていない=すぐのV字急反発は考えにくい」を野村が解説。現況⑤「急落買いの作法/セリクラ」の時事・実践版。普段は触らない超人気株・投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.23
【テレビ東京HD(9413)|B+で新規紹介】時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で放送+NARUTOのアニメIPがタダ同然・PBR0.90倍。ただしTOB/MBOは放送法+日経33%で封印=「持って報われる」複利型。日本BS放送(9414)との「TOBで報われる型/持って報われる型」対比つき。
— 河内
2026.07.22
【片倉工業(3001)|B++で新規紹介】旧・製糸の名門が、さいたま新都心コクーンシティに土地含み益915億+ネット金融資産592億(株価の71%)。修正NAV4,830円に対し株価2,640円=NAVの55%・▲45%割安。筆頭株主が約11%のアクティビストで還元強化は既に始動。東部NW・広済堂と並ぶ資産×カタリスト型。ライバル総出演。
— 沼田
2026.07.21
【コラム】箱売りシリーズ医療版を公開。薬・バイオは専門家でも見通せない——だから「方向性・業界成長・シェア」の構造だけで買う。徹底売り込みで高配当化したEMシステムズ(2,000株まで現物で優待)とタウンズ(累進配当5.8%で流行を待つ)。優待がなければ金利1.69%との利ザヤで信用保有もあり。
— 沼田
2026.07.20
【コラム】「建設株は死んだのか?」公開。原油高→資材高騰の箱ごと売りで、資材とほぼ無関係な銘柄まで安い——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンの4銘柄を「どんどん集めていく」と宣言。総合利回りを待ち賃に買い下がる。番外編=櫻島埠頭は"金融株"の引き出しで利上げ局面に。
— 沼田
2026.07.19
【櫻島埠頭(9353)|B++で新規紹介】時価総額43億に対し保有MUFG株の時価52億=「MUFGを2割引で間接保有+大阪港独占埠頭がタダ」の証券含み益型。個人投資家が半年で10.25%買い集め・有報に売却検討の明記。ただしMUFG連動+極小流動性=東部NW(A++)とは別の引き出しで少額指値分割。
— 河内
2026.07.17
【現況④公開(振り返り編)】「日本市場で最も安いかもしれない」岡谷鋼機(A・200株)と東海エレクトロニクス(A+・700株)の現況。板が薄く一度に買えないため、地合い悪化時の売り板に少しずつぶつけて集める方針を解説。東海エレは信用で集めて権利前に現引きする技も。ランクは両銘柄据え置き。
— 沼田
2026.07.16
【タウンズ(197A)|B+で新規紹介】利回り5.8%・「28円以上」明文化の累進配当×ROE40%の感染症POCT株。配当をもらいながらイベントを待つオプション設計。ただし割安の正体は正当なディスカウント=準主力3〜5%上限・打診買いから。ライバル陣営も乱入。
— 花岡
2026.07.14
【現況③公開+主力の席替え】PF主力「不動産含み益リッチ」組の現況を公開。東部ネットワークはA+→A++へ格上げ(1,317円まで走ってなお期待比+144%・27,500株フルホールド)、広済堂はA++→A+へ(548円はまだ安いが新規資金は東部優先)。京阪HD300株のサブ枠も開示。
— 沼田
2026.07.14
【現況②公開+ランク改定】「紹介銘柄の現況②(北里・神栄)」公開。北里はA−→Aへ引き上げ(PF調整で1,000株を1,340円で利確・3,400株継続)、神栄はA→A−へ改定するも売り検討せず2,400株フルホールド。ランク(妙味)とロット(資金管理)は別物。
— 沼田
2026.07.10
【現況シリーズ始動】「紹介銘柄の現況①(SaaS系)」公開。NSSOLはA→B++へ(900株を3,775円で利確・1,100株継続)、菱友はA→A−(400株買い増し・2,400株)。ランクは株価に応じて定期改定、ロットはランクに応じて調整していく。
— 沼田
2026.07.10
【応用地質(9755)|B+で新規紹介】地質調査シェア断トツ首位×ネットキャッシュ36%×PBR0.81倍×配当4%。国土強靱化20兆円と盛土規制法(調査の法定需要化)が追い風。優待は400株/600株で段差・継続1年でpt1.1倍。
— 河内
2026.07.09
【EMシステムズ(4820)|B+で新規紹介】調剤レセコン42.8%首位の医療DX寡占ストック。配当性向100%・FY27計画47円なら取得利回り9.3%。特需の谷(Q1営業益▲86%)につき、8月の2Q決算を挟んで分割エントリーで。
— 花岡
2026.07.09
【表記訂正】TANAKENの親会社スリーハンドレッドHDは非上場のため、「親子上場」→「実質親子上場(支配株主ディスカウント)」へ記事表記を修正。利益相反・低流動性という経済実態と投資ストーリーは不変。
— 待伏
2026.07.08
【第一カッター興業(1716)|B+で新規紹介】時価総額の53%が現金・PBR0.79倍・EV/経常3.9倍。国土強靱化の維持補修需要の受け皿で、資材高はむしろ相対優位。TANAKENと真逆の「守り」枠。
— 夜見
2026.07.07
【TANAKEN(1450)|A−で新規紹介】解体専業で国内唯一の上場。資材を積まず鉄を売る側なのに「建設株」一括売りで、ROE16%×PER8倍×配当4%に放置されている。
— 堀田
2026.07.05
【隠れ国策シリーズ】「少子化マネーの関所」北里(368A)編を公開、翌7/6に双子の日本ホスピス(7061)編も公開。国が構造的に金を出し続ける市場の独占者を、安いうちに拾う。
— 沼田
2026.07.02
【ダイケン(5900)|B++で新規紹介】PBR0.34倍・昭和取得の土地含み益42億・NCAV>株価。流動性が薄いので少しずつ拾う長期枠(長期ならA+級)。
— 河内
2026.07.02
【シリーズ完結】「アクティビスト先回り投資」全3話を7/2〜7/4で連続公開。大量保有報告書の追い方(スマートマネー編)から実践チェックリストまで。
— 待伏
2026.07.01
【コラム】野村の錬金術:買い方金利1.69%時代の税込み損益分岐は配当約2%。損出し+3年繰越の節税まで。信用を使うなら必読。
— 野村
2026.06.28
【コラム】「SaaSは死んだのか」公開。AIで死ぬのは浅いSaaSだけ——一括売りは歪み。ERP・SI・規制ITの構造優位を確認。後のNSSOL・菱友・EMシステムズ仕込みの土台。
— 沼田
2026.06.24
【コラム】野村のニッチ投資論①「東京の火葬場独占ディスカウント」公開。広済堂HD(7868)の資産の源泉を制度面から深掘り。
— 野村
2026.06.19
【教科書シリーズ】「バリュー投資の教科書」を6/19〜22で4連投。①日本市場の歪み→②ネットネット→③バフェット商社→実践編(日本のネットネット株の探し方)。
— 沼田
2026.06.17
【日本ギア工業(6356)|Aで新規紹介】最高益率なのに最低PER——市場のセクター一括処理が生んだ歪みの典型。
— 堀田
2026.06.13
【集中連載】守田「投資家の意思決定論」全4話+花岡「配当シリーズ」全4話を6/13〜16で公開。NISA vs 信用の期待リターン比較も。資金管理と出口の土台はこの一群。
— 守田
2026.06.11
【広済堂HD(7868)|A+→A++に格上げ】株価が更に下落し、NAV1,021円との乖離が一段拡大。ダウンサイドはBPS床のみ・アップサイドは据え置きで非対称性が改善。「下げが投資妙味を高めた」格好。売却検討は継続中、ポジション積み増し検討。
— 待伏
2026.06.09
【NSSOL(2327)】アクティビスト3D の動向を注視中。6/19総会後の防衛策消滅で買い増し解禁へ。変更報告書に即反応できる体制を維持。
— 待伏
2026.05.29
TOB件数が加速中。日本の割安ニッチトップが今熱い!
— 沼田

🧑‍💼 筆者

沼田 堅一
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,326万円 → 2億円(2030年)

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📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
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銘柄分析 — プラント防爆照明ニッチトップ×政策保有株45%×BPS年10%複利・蛍光灯禁止
星和電機 (6748)
プラント防爆照明ニッチトップ×政策保有株45%×BPS年10%複利・蛍光灯禁止
3年保有想定の 期待価格
980円
現在比 +33〜+42%
シナリオが大きく崩れない限り保有継続 — 崩れた場合は売却を検討
現在株価
738円
2026/8/2時点
3年期待価格
980円
期待リターン
+33〜+42%
最大下落
▲19%
修正PBR
0.49倍

銘柄紹介|星和電機(6748)— プラント防爆照明のニッチトップを『政策保有株ごと』PBR0.49倍で。蛍光灯製造禁止が追い風、『割安が直らなくても配当込み年12%』の底堅い資産バリュー【照明インフラ株シリーズ①】


🦦 「株価738円、PBR0.49倍。時価総額の45%は政策保有株で、事業の値段はEV/EBIT3.2倍。しかも本業は、営業利益率20%の“ある照明”のニッチトップ——なのに、その高収益事業が、低PBRの陰にすっぽり隠れて見えていない。今日は、そういう“地味だけど底堅い”一枚を開けます」


この銘柄、一言でいうと

指標数値
現在株価738円(時価総額 約95億円・1,288万株)
BPS(簿価)1,497円(PBR 0.49倍=解散価値の約半分)
予想PER7.15倍(会社予想EPS 103円)
実質EV/EBIT3.2〜3.7倍(実質EV約61億・EV/EBITDA2.8倍)
政策保有株43.2億円(時価総額の45%・取得原価8.8億・含み益率78%)
BPS CAGR(5年)+9.97%(915円→1,471円=リターンの主エンジン)
照明機器の営業利益率約20%(全社は6〜7%=高収益事業が埋もれている)
配当20円 / 2.7%(配当性向 19.5%=増配余地は大)
バリュー商会評価近況B+/長期枠ならA−

🦦河内「まず“形”です。時価総額95億円のうち、43億円が政策保有株。事業の値段(実質EV)は約61億円で、営業利益の3〜4年分。ふつうの高収益ニッチ企業なら、こんな値段はつきません。“ある一分野で強いのに、地味すぎて誰も値段をつけ直していない”——うちの大好物のパターンです」


大きな絵|照明は“爆発しないが、底堅い”インフラの柱

🧑‍💼沼田「個別に入る前に、業界の絵を描く。いま照明業界には、地味だが確実な追い風が吹いている——蛍光灯の製造禁止だ

🦉夜見「水俣条約(水銀規制)とCOP5(2023年11月)の合意を受けて、一般照明用の蛍光ランプは製造・輸出入が段階的に禁止されます——電球形が2026年1月、コンパクト形が2027年1月、そしてオフィスや工場に多い直管形・環形が2028年1月1日に最終禁止。ポイントは2つ。①“既存の使用”がすぐ止まるわけではないので、更新は2025〜2028年に分散して発生する ②照明工業会は『器具ごと更新』を推奨している——ランプだけ替えると火災・保証外リスクがあるからです」

🧑‍💼「ここが効く。“ランプ交換”ならメーカーは儲からないが、“器具ごと更新”ならメーカーの売上になる。半導体のような爆発力はない。だが、建物・工場・インフラがある限り、照明は必ず更新され続ける——“枯れない底堅い需要”だ。この地味な柱を、上場株で押さえる枠が2つある」

💡 照明インフラを上場株で押さえる“2枚”

遠藤照明(6932)=本命——商業施設・店舗・オフィス・公共施設の更新needs。営業利益率10%超・自己資本65%・配当利回り3%台・PBR0.76倍の“優良バリュー” ・星和電機(6748)=サテライト(今回)——プラント防爆+官需インフラの更新needs。PBR0.49倍・時価総額95億の“小型・低PBRのリレーティング枠”

🧑‍💼「このシリーズでは、①星和電機(今回)→②本命の遠藤照明→③照明業界の総括(カタリスト・底堅い需要・配当と配当性向の余地)の順で開けていく。今日はまず、いちばん“安く・地味で・妙味の濃い”星和からだ」


誤解を正す|星和は“道路の照明株”ではなく“プラント防爆”のニッチトップ

🦞守田「リスク番として、最初に一番大事な誤解を正す。星和電機を『道路・トンネルのインフラ更新テーマ株』だと思って買うと、中身とズレる。セグメントを実額で剥がすと、主役は道路ではない」

照明機器の中身(FY25)売上構成比前期比
産業用照明器具(防爆照明)70.75億円71.4%+4.0%
道路・トンネル照明器具23.97億円24.2%+0.8%(横ばい)
LEDモジュール製品4.33億円4.4%+23.6%

🦞「見てのとおり、星和の照明の柱は“プラント向けの防爆照明”で71%。道路・トンネルの屋外照明は24%(連結売上では9.4%)で、しかも横ばいだ。“高速道路・トンネルで一強”という絵ではなく、“石油精製・化学プラントの防爆照明でニッチトップ”というのが正確な姿だ。ここを取り違えないことが、この銘柄を持つ大前提になる」

🦫堀田「そして、その“防爆”こそが強みなんだ。星和は1958年に国内初の防爆検定に合格した老舗——耐圧防爆形の蛍光灯器具・水銀灯・粉塵防爆形と、国内初を連発してきた。石油・化学・ゴム・医薬・ガスといった“爆発の危険がある場所”の照明は、防爆検定という認証の壁と実績が要る。新規参入がほぼ効かない。だから照明機器の営業利益率は約20%と、全社(6〜7%)を大きく上回る。この高収益事業が、全社の低PBRの陰に隠れているんだ。正直に言えば“唯一”ではない——防爆では岩崎電気という競合がいるただし、その岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(TOB価格4,460円=前日終値に83%のプレミアム)で上場廃止となり、いまや非上場だつまり“防爆・産業用照明を上場株で買う”なら、選択肢は実質この星和しか残っていない。ただ星和は防爆“非常用”LED照明を国内で初めて出すなど、爆発危険場所の細分野で先行するニッチ上位だ」

🐊待伏「イベント担当として、その岩崎電気の一件は照明セクター全体を読むうえで決定的です成熟産業・低PBR・事業承継——この3条件が揃った照明会社は、上場を続ける意味が薄れて非公開化に向かう岩崎はそれを実際にやって、83%のプレミアムを付けて退場した残った上場の純粋照明株は、この星和と遠藤照明(6932)の実質2枚だけ——この希少性そのものが、シリーズを通しての芯になります」

🦎日向(見習い)「その防爆照明も、蛍光灯が禁止になったら困るんじゃ……?」

🦫「逆だ。直管・環形が最終的に製造禁止となる2028年1月へ向けて、蛍光灯の製造禁止は防爆照明にこそ効く追い風だ。プラントの中には、まだ防爆“蛍光灯”がたくさん現役で残っている。それを防爆“LED”に器具ごと置き換える需要が、これからが本番。高温用防爆形LED、防爆形カメラ付きLED透視灯……星和は多機能な置き換え製品を投入中だ。“工場の中の蛍光灯置き換えが、まだまだ残っている”——現場を見た人ほど、この底堅さは実感できるはずだ」


資産バリュー|時価総額の45%が政策保有株、事業はEV/EBIT3.2倍

🦉夜見「資産を数字で。星和はネット金融資産が時価総額の46%、うち政策保有株が43.2億円。取得原価はわずか8.8億円で、含み益率78%——京都の地場企業との相互保有とみられる株が、半導体・優良企業株の値上がりでたっぷり膨らんでいる

🦉「この43億円を時価総額95億から差し引くと、事業の値段(実質EV)は約61億円。FY26予想営業利益19億で割ればEV/EBIT3.2倍、EV/EBITDAなら2.8倍。営業利益率20%の防爆ニッチトップが、この値段。“政策保有株ごと、本業をタダ同然で買える”構図です」

🦞守田「ただし正直に。含み益はすでにBPS1,497円に反映済みだ。“PBR0.49倍で、さらに含み益が乗る”という二重計算はできない。含み益の意味は『時価総額の45%が事業と無関係の非事業資産=下値のクッション』という点にある。そしてこの政策保有株は、東証も助言会社も“減らせ”と迫っている。売れば売却益+還元原資になる——動かせば効く“弾薬”だ」


一番の強み|“割安が直らなくても、配当込みで年12%回る”

🦦河内「ここが、この銘柄をただの万年割安株と分ける核心です。リターンの主エンジンは、PBRの是正ではなく、BPSの複利成長

💡 “リレーティングに賭けない”リターン設計

・BPS CAGR(過去5年)=+9.97%(915円 → 1,471円) ・PBR0.49倍のまま・配当20円据え置きでも、配当込みで年8〜12%回る ・3年後株価980円(PBR0.6前後への軽い是正)+配当60円で試算すると——3年トータル+42%・年率換算(CAGR)+12.4% ・還元性向の引き上げ・政策保有株の売却は、その上に乗る“無料のオプション”

🦦「普通の低PBR株は“いつPBRが直るか”に賭ける博打になりがちです。でも星和は“PBRが一生0.49倍のままでも、BPSが年10%積み上がるから配当込みで年12%”という設計。是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる——これが“安心して持てる”理由です」

🐝花岡「配当の面でも伸びしろがあります。配当性向はわずか19.5%。会社が普通の水準(配当性向40%)に上げるだけで配当利回りは5.6%。政策保有株を売って還元原資に回す余地もある。“今2.7%だが、伸びしろ込みで見る配当”——ここも無料オプションです」


持ち方|“底堅い×買い下がり”が、この銘柄の正しい距離感

🧑‍💼沼田「うちの流儀に、これほど合う銘柄も珍しい。半導体のような爆発力はない。だが、下値は資産(政策保有株45%)が守り、待ち時間はBPS複利と配当が埋め、更新needsが底を支える。“爆発は狙わないが、負けにくい”——うちが一定数だけ乗って、じっくり集める型だ」

🦞守田「その集め方に、規律を付ける。星和は小型・薄商いで、官需や高速道路案件の“期ズレ”で業績も株価もブレる。現に情報機器(道路情報板など官需)は受注高がFY25に約4割減るなど案件の期ズレでブレが大きく、8月の2Q決算は下方修正リスクの山場だ。だが——3年保有前提なら、その“案件期ズレでの下げ”は待つ理由ではなく、買い増しの機会だ。下値を資産と配当に守らせながら、下がったところを指値で少しずつ、一定数まで積む。成行で追う銘柄ではない」


正直に|留保も等身大で置いておく

🦞守田「妙味だけ語って終わらないのが、うちのリスク番だ。等身大の留保を5つ」

⚠️ 星和電機・5つの留保

① 情報機器事業の業績のムラ——道路情報板等は官需の案件期ズレで四半期業績が大きくブレる(好調な期も不振な期もある)。通期は後半偏重の計画になりがちで、下方修正リスクの山場もある ・② 2030年前後の“更新一巡”——蛍光灯更新・道路照明LED化は2027〜2030年でピークを打ち得る。その後の反動減にどう備えるかは、会社の開示にまだ明確な答えがない ・③ 資本政策の数値目標が“無い”——ROE・PBR・政策保有株削減・総還元性向の数値目標が開示にない。増配・政策保有株売却は“実績のないシナリオ”=無料オプションとして数えるのは正しいが、本命の推進力に数えると期待値を過大評価する ・④ アクティビストは効きにくい——取引先持株会・財団・銀行など安定株主が45.6%。ダイケンや群栄のような“外圧で一気に動く”カタリストは、この資本構成では期待しづらい

⑤ 信用の重しと“下値神話”への注意——信用倍率は600倍超、買い残は出来高の20〜25日分あり、上値には戻り売り圧力がかかる。加えて政策保有株の含み益はBPSに時価反映済みゆえ、株式市況が2割下げればBPSも1株100円規模で目減りする。“PBR0.49倍だから下値は鉄板”とは言い切れない

🦞「だからうちの評価は近況B+/長期枠ならA−。①下値は資産が守り、BPS複利で“是正されなくても回る”——ここはA級。②だが強い外部カタリストが乏しく、業績の波もある。この二層で、“主力ではなくサテライトで、買い下がりながら底堅く持つ”のが正しい距離感だ」


ライバル乱入|「照明なんて、枯れた技術だろ?」

🦍テック番長「照明!? LEDなんてとっくにコモディティ、成長ゼロの枯れた技術だろ。半導体でもAIでもない、そんな地味株に何を期待してんだよ

🦫堀田「番長、“LED=コモディティ”は一般照明の話だ。星和の主戦場は防爆照明——爆発危険場所向けで、防爆検定という認証の壁がある。コモディティ化しないから、営業利益率20%が保てる。しかも蛍光灯製造禁止で、工場の中の防爆蛍光灯を器具ごと置き換える需要がこれから来る。“枯れて見えるのに、置き換え需要は伸びる”——その誤解こそ、PBR0.49倍の原因だよ

🧘オルカン教祖「……PBR0.49倍。ROE6〜7%の万年割安株を掘るのは、いつもの逆張りの驕りです」

🦦河内「教祖、その指摘は半分正しい。ROEが低いからPBRが低いのは事実です。でも星和の面白さは“PBRが直らないことを前提にしても、BPS複利で配当込み年12%”という設計にある。あなたが心配する『PBRが一生直らないリスク』を、最初からリターンの前提から外しているんです。是正は“来たら儲け”のオプション。逆張りの博打ではなく、直らなくても勝てる算段の話ですよ」

🐒レバナス小猿「ウキーッ! 配当2.7%!? しょぼすぎ! そんなんで3年も待てるかよ!」

🐝花岡「小猿さん、その2.7%は“配当性向19.5%”という、出し惜しみの姿です。普通の性向40%に上げるだけで利回り5.6%、しかもBPSは年10%で増える。“今の薄い配当”ではなく“伸びしろと複利”で見る銘柄。あなたが退屈で見向きもしない3年で、資産は静かに1.3倍になる計算です」

🦎「……今日もライバルの茶々が、全部そのまま論点になってるっすね。番長の“枯れた技術”=防爆は非コモディティ、教祖の“低ROE”=是正しなくても回る設計、小猿の“配当しょぼい”=性向19.5%の伸びしろ……」

🧑‍💼「そうだ。“地味で・低ROEで・配当が薄い”——その三拍子で敬遠されているからこそ、防爆ニッチトップが政策保有株ごとPBR0.49倍で買える。派手さの無さは、ここでは欠点ではなく“歪みの深さ”だよ」


まとめ

🧑‍💼「整理する」

論点結論
業界の絵蛍光灯製造禁止(2026〜28)=器具ごと更新の底堅い中期needs。爆発力はないが枯れない。上場は遠藤照明+星和の2枚
星和の正体プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の71%・利益率20%・1958年国内初の防爆検定)。道路トンネルは1割弱の脇役
資産PBR0.49倍・政策保有株が時価総額の45%・事業は実質EV/EBIT3.2倍
主エンジンBPS年10%複利=PBRが直らなくても配当込み3年+42%(CAGR12.4%)。還元性向19.5%は増配の無料オプション
最大の留保情報機器の不振・2030年更新一巡後の反動減・資本政策の数値目標なし・安定株主45.6%でアクティビスト不可
評価近況B+/長期枠A−。主力でなくサテライトで、底堅く買い下がる

💬 河内より 「星和電機は、“派手さ”を全部そぎ落とした先に残る、うち好みの一枚です。防爆照明という認証の壁で守られたニッチトップ(利益率20%)を、時価総額の45%の政策保有株ごと、PBR0.49倍・実質EV/EBIT3.2倍で買える。しかも本業の稼ぎとは別に、BPSが年10%で複利成長するから、PBRが一生直らなくても配当込みで年12%回る。蛍光灯製造禁止でプラント内の置き換え需要はこれから、配当性向19.5%には増配の伸びしろ——“爆発はしないが、下値は資産が守り、時間は複利が味方する”。だからうちは、主力にはしません。サテライトで一定数だけ乗り、案件の期ズレで下げたところを、配当をもらいながら静かに買い下がる。——次回は、この照明シリーズの“本命”、営業利益率10%超・増配基調の[遠藤照明(6932)]を開けます」


照明インフラ株シリーズ:①星和電機(本記事)/②遠藤照明(6932)=本命/③照明業界の総括(業界そのものの妙味)(完)

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