🏢 バリュー商会とは

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バリュー商会の成績です

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資産推移チャート

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📌 社内掲示板

2026.08.08
【東洋テック(9686)|B++で新規紹介/警備シリーズ①】大阪・関西地盤の総合警備。2026年3月期は万博の警備特需と価格改定で売上+23.3%・営業益+177.6%と実力が開花したが、見るべきは万博を剥がした後の“土台”のほう。8/7終値1,624円でPBR0.73倍・自己資本比率59.2%、時価総額約174億に対し投資有価証券43億+賃貸用不動産69億(いずれも税後)を差し引くと、警備+ビル管理という中核事業の実質EVはわずか55億=EV/EBITDA1.8倍。同業のM&A相場5〜8倍に対し、資産の裏付けと事業そのものの二重の割安になっている。配当は第13次中計でDOE3.0%を下限と明記=BPS成長に連れてフロアが切り上がる実質累進配当で、万博反動の減益期(EPS189→121円)でも71円を据え置き8期連続で減配なし。TOYO-TECプレミアム優待倶楽部と合わせた総合利回りは100株4.37%→500株4.99%→1,000株5.30%→2,500株5.60%と、買い下がって現物を積むほど厚くなる設計。1,000株なら5年で累積26.5%=実質取得原価は約1,194円まで下がる。そこへ筆頭株主セコム27.2%が2026年6月に取締役2名を送り込み、関西電力14.3%の政策保有株売却計画と2026年7月施行の独立役員規程改正で再編の期限が制度的に迫る。会社自身も中計で株価2,000円・PBR1倍を目標に。留保はセコムが20年動かなかった実績・27/3期の減収減益・のれん25.2億の減損・薄商い。再編は“払っていないコールオプション”として扱い、準主力3〜5%を現物で買い下がる。完全版レポート付き。
— 花岡
2026.08.07
【アクティビスト先回り投資・実例編/シリーズ完結】①総論・②スマートマネー・③実践で説いてきた「資産に対して極端に安い株には、いつか必ず外圧が来る。だから来やすい構造の銘柄に、来る前から座っておけ」——その“いつか”が、この数か月で立て続けに現実になった。ダイケン(5900)にグローバル・マネジメントが5.00%を純投資で取得、群栄化学(4229)にDOE5パーセントが4か月で7.18%まで積み増し(目的は重要提案行為=最も熱い)+顧客の信越化学も5%株主入り、遠藤照明(6932)にアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%=創業家系アーバン33.4%と合算46.4%の非公開化の素地。そして同業の岩崎電気は2023年にカーライル系とのMBOで前日終値+83%の4,460円で退場し、「外圧が来た先に何が起きるか」を実演済み。本稿はこの4例を横断し、外圧の“温度”を純投資→重要提案→MBOの階段として整理する。ただし守田が釘を刺す通り、純投資止まり・支配株主の壁(ダイケン52%/群栄自己株26%/遠藤33.4%)・時間軸が読めない・織り込み後の高値づかみ、という4つの戒めがある。外圧は“来たらボーナス”であって主役にしない。先回りとは当てにいくことではなく、当たっても外れても困らない場所に先に座っておくこと。
— 待伏
2026.08.06
【ヤマウHD(5284)|B++で新規紹介/割り込み】8/5の1Q決算で営業益▲29.9%を受けPTSで2,180円まで売られ、本日6日の前場終値は2,230円。ただし1Qはこの会社にとって通期営業利益の1割しかない最小の四半期で、減益額145百万は通期計画3,520百万のわずか4.1%——PTSの下げ▲4.5%とほぼ等価で、狼狽売りではなく妥当な調整だ。減益の犯人も主力のコンクリート二次製品1つだけで、水門(黒字転換)・橋梁(受注残+166%)・点検補修(+93.1%)はむしろ改善している。そのうえで2,230円はPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・配当利回り5.02%・自己資本比率64.8%の実質無借金。同業のヤマックス(PER7.5倍)・ベルテクス(14.0倍)より利益率が高く財務も強いのに、PERとPBRだけが最も低い。営業利益率は2019/3期3.6%→2026/3期16.7%へ切り上がったのに、市場はいまだ利益率3%時代の評価を当てている。下値は親会社保有42.3万㎡の土地含み益(税後推定29億=1株480円)とネットキャッシュ33億が支える。国土強靱化20兆円強の5か年は今期が初年度。創業家系14.5%を含む上位10位48.6%とEV/EBITDA約2.5倍でMBOの財務条件は揃うが、材料化はゼロ=無料のオプション扱い。留保は11月上旬の2Q(上期消化率41.9%は過去48〜53%に劣後、下方修正確率30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷。リスクリワード1:1.5ゆえ全力一括はせず、2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れの三分割で。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.05
【照明インフラ株シリーズ③・総括編/完結】個別2銘柄から一歩引いて、照明“業界そのもの”の妙味を数字で解剖。①国内の照明ストックは約18.1億台でLED化率67.5%=まだ約6億台が未更新、しかも器具ごと更新が推奨されLED照明器具市場は2024年9,200億円→2030年1兆2,800億円へ。制度も追い風で直管形蛍光灯は2027年末に製造終了(2028年1月から禁止)。②なのに上場して買える純粋照明株は星和×遠藤の実質2枚だけ——岩崎電気は2023年に83%プレミアムのMBOで退場し、コイズミ・オーデリック・大光・アイリスは非上場。③そこへ東証のPBR是正・政策保有株削減が重なる三重の妙味。ただし2銘柄では分散が効かず2029年以降は需要の谷が来るため、総資産5〜10%・遠藤70/星和30・買い下がりで。握力は根性ではなく「なぜ下で止まるか」の理解から生まれる。
— 沼田
2026.08.04
【日本フェンオール(6870)|A−で新規紹介/割り込み】7/31大引け後の中間決算で「純利益▲39.5%」の見出しに反応して急落。だが中身は逆で、減益の正体は前年の特別利益392百万(うち関係会社清算益323百万)の消滅であり、経常は+26.1%・営業は+12.3%の増益。サーマルの受注は+104.5%と倍増、SSPの利益率27.6%は過去最高水準。株価2,229円のうち1株金融資産は1,714円=77%を占め、事業EVはわずか28.9億=EV/EBITDA1.7倍・金融資産控除後PER3.3倍。政策保有株の含み益を全額ゼロと置いた実質BPS2,357円すら株価が下回る。原発(柏崎刈羽・玄海3,4号機)や石油化学プラントの防災を担うニッチトップで、香港GMP26.0%+西華産業23.3%=49.3%の株主構成からTOB期待も。待つ間も配当利回り3.50%(78円・6期連続で毎年2円ずつ増配)。配当性向34%・DOE2.8%と低く増配余地が大きい。買い方は2,230/2,050/1,880円の3段ラダーで加重平均約2,060円、撤退判断は10/30の3Q決算でSSP受注を見る。留保は2022年の型式承認不正の履歴・流動性1割台・ROE目標6%<実績8.8%。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.03
【遠藤照明(6932)|Bで新規紹介/照明インフラ株シリーズ②】星和電機とは真逆の一枚。含み益ゼロ・実質BPS2,608円≒株価2,606円=実質PBR1.00倍で「資産バリューではない」。買う理由は①商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ粗利41%・営業利益率10.4%)②PEアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%+創業家33%=非公開化の素地(岩崎電気のMBOプレミアム83%が前例)。転換価額2,230.5円に対し現値は16.8%イン・ザ・マネー。現値は“バーゲン”ではないため打診まで、主力化は2,300円以下から。完全版レポート付き。
— 待伏
2026.08.02
【星和電機(6748)|B+で新規紹介/照明インフラ株シリーズ①】プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の利益率20%)を、政策保有株ごとPBR0.49倍で拾う。時価総額95億のうち43億が政策保有株=事業の実質EVは約61億で営業利益の3〜4年分。リターンの主エンジンはPBR是正ではなくBPSの複利成長で、「PBRが一生0.49倍のままでもBPS年10%積み上げ=配当込み年8〜12%」という設計=是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる。追い風は蛍光灯の製造禁止。留意は信用倍率600倍・情報機器受注▲42%。なお防爆の競合・岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(83%プレミアム)で上場廃止済みのため、防爆・産業用照明を上場株で買う選択肢は実質この星和だけ。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.01
【野村流レバレッジ論②|信用キャリーの10年設計】現物4,000万の高配当バリュー株に同額の信用を重ねると何が起きるか。金利1.69%÷調整金受取率84.685%=損益分岐は配当2.00%。配当4%なら現物3.19%+信用1.35%=合算実効4.54%で、10年後6,236万(現物のみ比+761万)。ただしこれは株価成長ゼロの下限ケース——ROE10%・配当性向50%ならBPSは年5%で自己増殖し、増配2%+株価2%なら10年で+1,301万に上振れる(レバ2倍ゆえ株価成長も2倍で効く)。加えて調整金は譲渡損益扱いのため損出しが毎年確実に還付へ変わる。一方で▲33%で追証、▲50%で自己資本消滅。完全版レポート付き。
— 野村
2026.07.31
【三協フロンテア(9639)|B++で新規紹介】ユニットハウス最大手。震災の応急仮設需要は確実に来る——しかも27/3期の会社計画590億は災害要因を織り込んでおらず計画外の上振れになる。能登の実績では粗利率が1.2pt下がっても粗利額はむしろ増加(220.4億>219.8億)=受注急増なら率より額。ただし一過性で翌期は反動減ゆえ「上振れ」に置き、土台は別に用意する。その土台=ストック収入48%×ROE11%×EV/EBITDA3.48倍×配当3.91%が「流動性枯渇+従属上場(創業家69.3%)」という構造理由だけで▲40〜60%放置されている点。ナガワはROEで劣るのにPER23倍=差は株主構成。カタリストはMBO(環境は完璧だが確率3年内20〜30%)と東証の親子上場規制。
— 守田
2026.07.29
【復興テーマ|担い手を資本で支え、果実を被災地へ】災害で儲けるのではなく、復興を担う企業に出資して応援し、利益の一部を被災地支援に充てるという順序を定義。世間が向かう下流(仮設・若築建設/ヤマウ等ゼネコン)より、工程の最初で息の長い上流=解体TANAKEN・調査応用地質・切断第一カッター・資産ダイケンの既紹介ディープバリューに妙味。仮設は三協フロンテア/ナガワ(長期優待が手厚く100株欲しい)。7/29、初動が鈍い×バリューを積極収集中。被災された方々にお見舞い申し上げます。投資助言ではありません。
— 沼田
2026.07.29
【野村流|信用維持率の設計図=平時レバ2倍の作法】信用は「どれだけ建てるか」が9割。維持率=現物×(1−下落率)÷〔信用×(1+下落率)〕でストレステストすると、資産バリュー現物を土台にすれば現物:信用100:100(レバ2倍)でも株価半減で維持率33%=追証にならない。▲30%なら54%で更に買い向かえる。三つの余力源(維持率バッファ・含み益・定期入金)と、金利1.69%・損切りラインの規律。レバナス小猿も乱入。投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.29
【相場考察|キオクシア(285A)の急落を“需給”で読む】7/28ストップ安・終値44,550円、上場来高値から1か月で半値以下。信用倍率36.75倍・信用買残1,388万株・貸株残わずか700株という重い需給から「追証の投げはまだ終わっていない=すぐのV字急反発は考えにくい」を野村が解説。現況⑤「急落買いの作法/セリクラ」の時事・実践版。普段は触らない超人気株・投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.23
【テレビ東京HD(9413)|B+で新規紹介】時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で放送+NARUTOのアニメIPがタダ同然・PBR0.90倍。ただしTOB/MBOは放送法+日経33%で封印=「持って報われる」複利型。日本BS放送(9414)との「TOBで報われる型/持って報われる型」対比つき。
— 河内
2026.07.22
【片倉工業(3001)|B++で新規紹介】旧・製糸の名門が、さいたま新都心コクーンシティに土地含み益915億+ネット金融資産592億(株価の71%)。修正NAV4,830円に対し株価2,640円=NAVの55%・▲45%割安。筆頭株主が約11%のアクティビストで還元強化は既に始動。東部NW・広済堂と並ぶ資産×カタリスト型。ライバル総出演。
— 沼田
2026.07.21
【コラム】箱売りシリーズ医療版を公開。薬・バイオは専門家でも見通せない——だから「方向性・業界成長・シェア」の構造だけで買う。徹底売り込みで高配当化したEMシステムズ(2,000株まで現物で優待)とタウンズ(累進配当5.8%で流行を待つ)。優待がなければ金利1.69%との利ザヤで信用保有もあり。
— 沼田
2026.07.20
【コラム】「建設株は死んだのか?」公開。原油高→資材高騰の箱ごと売りで、資材とほぼ無関係な銘柄まで安い——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンの4銘柄を「どんどん集めていく」と宣言。総合利回りを待ち賃に買い下がる。番外編=櫻島埠頭は"金融株"の引き出しで利上げ局面に。
— 沼田
2026.07.19
【櫻島埠頭(9353)|B++で新規紹介】時価総額43億に対し保有MUFG株の時価52億=「MUFGを2割引で間接保有+大阪港独占埠頭がタダ」の証券含み益型。個人投資家が半年で10.25%買い集め・有報に売却検討の明記。ただしMUFG連動+極小流動性=東部NW(A++)とは別の引き出しで少額指値分割。
— 河内
2026.07.17
【現況④公開(振り返り編)】「日本市場で最も安いかもしれない」岡谷鋼機(A・200株)と東海エレクトロニクス(A+・700株)の現況。板が薄く一度に買えないため、地合い悪化時の売り板に少しずつぶつけて集める方針を解説。東海エレは信用で集めて権利前に現引きする技も。ランクは両銘柄据え置き。
— 沼田
2026.07.16
【タウンズ(197A)|B+で新規紹介】利回り5.8%・「28円以上」明文化の累進配当×ROE40%の感染症POCT株。配当をもらいながらイベントを待つオプション設計。ただし割安の正体は正当なディスカウント=準主力3〜5%上限・打診買いから。ライバル陣営も乱入。
— 花岡
2026.07.14
【現況③公開+主力の席替え】PF主力「不動産含み益リッチ」組の現況を公開。東部ネットワークはA+→A++へ格上げ(1,317円まで走ってなお期待比+144%・27,500株フルホールド)、広済堂はA++→A+へ(548円はまだ安いが新規資金は東部優先)。京阪HD300株のサブ枠も開示。
— 沼田
2026.07.14
【現況②公開+ランク改定】「紹介銘柄の現況②(北里・神栄)」公開。北里はA−→Aへ引き上げ(PF調整で1,000株を1,340円で利確・3,400株継続)、神栄はA→A−へ改定するも売り検討せず2,400株フルホールド。ランク(妙味)とロット(資金管理)は別物。
— 沼田
2026.07.10
【現況シリーズ始動】「紹介銘柄の現況①(SaaS系)」公開。NSSOLはA→B++へ(900株を3,775円で利確・1,100株継続)、菱友はA→A−(400株買い増し・2,400株)。ランクは株価に応じて定期改定、ロットはランクに応じて調整していく。
— 沼田
2026.07.10
【応用地質(9755)|B+で新規紹介】地質調査シェア断トツ首位×ネットキャッシュ36%×PBR0.81倍×配当4%。国土強靱化20兆円と盛土規制法(調査の法定需要化)が追い風。優待は400株/600株で段差・継続1年でpt1.1倍。
— 河内
2026.07.09
【EMシステムズ(4820)|B+で新規紹介】調剤レセコン42.8%首位の医療DX寡占ストック。配当性向100%・FY27計画47円なら取得利回り9.3%。特需の谷(Q1営業益▲86%)につき、8月の2Q決算を挟んで分割エントリーで。
— 花岡
2026.07.09
【表記訂正】TANAKENの親会社スリーハンドレッドHDは非上場のため、「親子上場」→「実質親子上場(支配株主ディスカウント)」へ記事表記を修正。利益相反・低流動性という経済実態と投資ストーリーは不変。
— 待伏
2026.07.08
【第一カッター興業(1716)|B+で新規紹介】時価総額の53%が現金・PBR0.79倍・EV/経常3.9倍。国土強靱化の維持補修需要の受け皿で、資材高はむしろ相対優位。TANAKENと真逆の「守り」枠。
— 夜見
2026.07.07
【TANAKEN(1450)|A−で新規紹介】解体専業で国内唯一の上場。資材を積まず鉄を売る側なのに「建設株」一括売りで、ROE16%×PER8倍×配当4%に放置されている。
— 堀田
2026.07.05
【隠れ国策シリーズ】「少子化マネーの関所」北里(368A)編を公開、翌7/6に双子の日本ホスピス(7061)編も公開。国が構造的に金を出し続ける市場の独占者を、安いうちに拾う。
— 沼田
2026.07.02
【ダイケン(5900)|B++で新規紹介】PBR0.34倍・昭和取得の土地含み益42億・NCAV>株価。流動性が薄いので少しずつ拾う長期枠(長期ならA+級)。
— 河内
2026.07.02
【シリーズ完結】「アクティビスト先回り投資」全3話を7/2〜7/4で連続公開。大量保有報告書の追い方(スマートマネー編)から実践チェックリストまで。
— 待伏
2026.07.01
【コラム】野村の錬金術:買い方金利1.69%時代の税込み損益分岐は配当約2%。損出し+3年繰越の節税まで。信用を使うなら必読。
— 野村
2026.06.28
【コラム】「SaaSは死んだのか」公開。AIで死ぬのは浅いSaaSだけ——一括売りは歪み。ERP・SI・規制ITの構造優位を確認。後のNSSOL・菱友・EMシステムズ仕込みの土台。
— 沼田
2026.06.24
【コラム】野村のニッチ投資論①「東京の火葬場独占ディスカウント」公開。広済堂HD(7868)の資産の源泉を制度面から深掘り。
— 野村
2026.06.19
【教科書シリーズ】「バリュー投資の教科書」を6/19〜22で4連投。①日本市場の歪み→②ネットネット→③バフェット商社→実践編(日本のネットネット株の探し方)。
— 沼田
2026.06.17
【日本ギア工業(6356)|Aで新規紹介】最高益率なのに最低PER——市場のセクター一括処理が生んだ歪みの典型。
— 堀田
2026.06.13
【集中連載】守田「投資家の意思決定論」全4話+花岡「配当シリーズ」全4話を6/13〜16で公開。NISA vs 信用の期待リターン比較も。資金管理と出口の土台はこの一群。
— 守田
2026.06.11
【広済堂HD(7868)|A+→A++に格上げ】株価が更に下落し、NAV1,021円との乖離が一段拡大。ダウンサイドはBPS床のみ・アップサイドは据え置きで非対称性が改善。「下げが投資妙味を高めた」格好。売却検討は継続中、ポジション積み増し検討。
— 待伏
2026.06.09
【NSSOL(2327)】アクティビスト3D の動向を注視中。6/19総会後の防衛策消滅で買い増し解禁へ。変更報告書に即反応できる体制を維持。
— 待伏
2026.05.29
TOB件数が加速中。日本の割安ニッチトップが今熱い!
— 沼田

🧑‍💼 筆者

沼田 堅一
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,326万円 → 2億円(2030年)

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建設株は死んだのか?|原油高×資材高騰の一括売りで、『資材とほぼ無関係な銘柄』まで安くなっている——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンを総合利回りをもらいながら買い下がる【バリュー投資コラム】


🧑‍💼 「この匂い、嗅いだことがある。『SaaSは死んだ』騒ぎの時と同じ匂いだ。市場がセクターの箱ごとまとめて叩き売って、箱の中の”無関係なもの”まで安くなっている——今度の箱は、建設だ」


何が起きているか|原油高 → 資材高騰 → 建設の箱ごとまとめ売り

🦉夜見「整理します。建設株は今、セクター全体がかなり割安な水準にあります。理由ははっきりしていて——原油高からくる資材不足と価格高騰。鋼材・生コン・木材・燃料が軒並み上がり、新築ゼネコンのコストを直撃している。だから市場は『建設=コスト高で利益が飛ぶ』と判断して、セクターごと売っています」

🧑‍💼沼田「その判断自体は、新築ゼネコンについては正しい。問題は売り方が”箱ごと”だということ。『建設』という分類に入っていれば、資材をほとんど使わない会社まで、同じ籠で叩き売られている。——SaaSの時、AIに食われない”深いIT”まで一括で売られたのと、まったく同じ構造だ」

🦎日向(見習い)「箱の中から、資材と関係ないやつだけ拾えばいい……ってことっすか?」

🧑‍💼「その通り。そして拾う基準はもう一つある。下値が堅く、配当や優待の総合利回りに満足できる水準であること。安くなった理由が”濡れ衣”で、待っている間の利回りが十分なら——買い下がりで丁寧に集めるだけの話になる」


どんどん集めたい4銘柄|資材の濡れ衣を着せられたインフラ株

🦦河内「というわけで、うちが『どんどん集めていきたい』と宣言する4銘柄を並べます。全部、紹介済みの銘柄です」

銘柄ランク魅力の軸資材高との関係
応用地質(9755)B+優待込み総合利回り約5%×地質調査シェア断トツ首位調査業=資材をほぼ使わない。国策予算はむしろ増額
第一カッター興業(1716)B+現金53%の資産バリュー×インフラ維持補修の安定資材を積まず、資材高は「新設→更新」シフトで追い風
TANAKEN(1450)A−高成長(売上7年2.4倍・ROE16%)×配当4%解体は資材を買わず鉄スクラップを”売る”側
ダイケン(5900)B++圧倒的な資産バリュー×長期ならA+級建材の値上げ転嫁済み。そもそも資産で買う銘柄。→ アクティビスト参入で判定B→B++

🦫堀田「一つずつ、“濡れ衣”の中身を確認しよう」

🦫「応用地質——地面の下を調べる会社に、鋼材も生コンも要らない。むしろ国土強靱化予算はインフレ連動で名目増額され、盛土規制法で調査は法定需要化した。資材高はほぼ無関係、国策はむしろ追い風。そして優待の深掘りで見たとおり、配当4%+優待で総合約5%。うちは1,000株を上限メドに、現物でコツコツ集める方針だ。優待は継続保有1.1倍もあるから、現物で腰を据えるのが正解だな」

🦫「第一カッター——コンクリを切る・削るの専門工事で、資材を大量消費しない。それどころか資材高で”新しく造る”が割高になるほど、“直して長く使う”需要が増える——構造的に追い風側だ。時価総額の53%が現金という資産の床つき。インフラ維持補修という『終わらない需要』の上に座る安定株として集める」

🦫「TANAKEN——解体は資材を買わず、鉄スクラップを”売る”側。紹介記事で書いたとおり、資材高はむしろ順風なのに『建設株』の箱で叩き売られてきた。この4銘柄の中では唯一の”高成長枠”——売上7年2.4倍・ROE16%を、PER8倍・配当4%で拾える」

🦦「ダイケン——ここだけは建材メーカーなので資材の影響はゼロではありません。ただ、最大20%の値上げをすでに浸透させて転嫁済み。そして本質はそこじゃない。昭和取得の土地含み益42億+現金・有価証券45.7億——資産の合計が時価総額(約50億)をはるかに超える、圧倒的な資産バリューです。事業の損益より先に、バランスシートが下値を守ってくれる」


ライバル陣営、今日も乱入|「下がってる株には理由があるんだよ!」

🦎日向「……あれ、また会議室の外が騒がしい」

🐒レバナス小猿「ウキーッ! 出たよバリュー屋の得意技! 下がってる株を『安い安い』って拾うやつ! 下がってる株には、下がってる理由があるんだよ! 素直にレバナス買っとけって!」

🦞守田「小猿、今日のお前は半分正しい。下がっているのには理由がある——資材高だ。だからうちは、資材高が直撃する新築ゼネコンは1株も買っていない。買うのは、その理由が”当てはまらない”のに巻き込まれた4銘柄だけだ。理由を確かめずに拾うのは落下ナイフ掴みだが——理由を確かめて『無関係』と分かったナイフは、ナイフじゃない。ただの落とし物だ

🦍テック番長「待てよ、地質調査だぁ? そんなもんドローンとAIで無人化されて終わりだろ! 古い古い!」

🦫堀田「番長、地面の下はドローンからは見えんのだ。ボーリングは物理で掘るしかないし、法律が要求するのは有資格者の判子と官公庁への入札実績——AIには判子が押せん。むしろ盛土規制法で”調査そのものが法定義務”になった。技術で消える仕事と、制度で守られる仕事の区別は、テックの人こそ得意なはずだがな?」

🧘オルカン教祖「……セクターの歪みを狙うなど、驕りです。市場は効率的。すべてはオルカンの中に……」

🧑‍💼沼田「教祖、いま『すべてはオルカンの中に』とおっしゃいましたね。——実は、この4銘柄は1株も入っていないんです。オルカン(MSCI ACWI)が拾うのは世界の大型・中型株だけで、時価総額50億〜660億円のこの4社はインデックスの網の外。つまりあなたの言う”効率的な市場”は、機械的な買いが巡回している網の内側の話で——買いが素通りする外側では、歪みが放置されたままになる。効率的市場の外側こそ、うちの猟場なんです。オルカンは否定しませんよ。オルカンが買えない場所を、代わりに買っているだけです」

🦎「ライバルの人たち、毎回ちゃんと痛いところを突いてくるんすよね……。で、その茶々がそのまま『買う前に確認すべきポイント』になってる。小猿さんの『理由があるだろ』→理由の中身を確認済み、番長の『AIに食われるだろ』→制度の堀を確認済み、って」

🧑‍💼「それが答え合わせだ、日向。ライバルの茶々に全部数字で答えられる銘柄だけが、買い下がりの候補に残る。答えられなかったら、それは濡れ衣じゃなくて本当に有罪ってことだからな」


買い方|下値が堅いから、買い下がりが”作法”になる

🦞守田「リスク番として、買い方を規律にしておく。この4銘柄に共通するのは——下値が堅い理由が明確にあることだ。資産の床(ダイケン・第一カッター)、稼ぐ力と配当(TANAKEN)、総合利回りと国策需要(応用地質)。だから下がられても怖くない。むしろ下がるほど利回りと安全余裕が厚くなる

💡 「総合利回りで待つ」買い下がりの型

配当・優待の総合利回りが”待ち賃”として満足できる水準にある(応用地質 約5%・TANAKEN 4%・ダイケン 約3%+α) ・下値は資産・収益の床が支える=買い下がりが怖くない構造 ・上は急がない。国策予算の執行、還元強化、決算、水準訂正——何かのきっかけで跳ねるのを、利回りをもらいながら待つ ・板の薄い銘柄(ダイケン等)は現況④の作法どおり、指値で少しずつ

🐝花岡「インカム担当として一言。この4銘柄、“待つこと”がそのまま収入になる設計が揃ってるんですよ。跳ねなくても利回りが積み上がる。跳ねたら儲けもの。買い下がって取得単価を下げるほど、待ち賃の利回りも上がっていく——バリュー投資の一番居心地のいい形です」

🧑‍💼「結論を宣言しておく。この4銘柄は、沼底バリュー商会として今後もどんどん集めていく。下値の堅さと総合利回りがある限り、下げは脅威ではなく入荷だ」


番外編|櫻島埠頭は『金融株』の引き出しで、利上げ局面に拾う

🐊待伏「最後に番外編です。先日紹介した櫻島埠頭(9353)も、インフラ×資産という意味ではこの仲間に見えます。ただ、うちはあの銘柄を”建設・インフラ株”の引き出しには入れません

🐊「中身を思い出してください。時価総額43億に対して保有MUFG株が52億——実質は、UFJ株の含み益がメインの”金融株”です。大阪の物流インフラを土台に、UFJを常に2〜3割引で買える構造。だとすれば、動き方も金融株に連動するはず」

🐊「そこで面白いのが——金融株とみなして、PFのバランス調整の中で”利上げ局面”に拾っていくという持ち方です。金利が上がれば銀行株が買われ、MUFGが上がればこの会社のNAVが膨らむ。建設の歪みで拾う4銘柄とは、効く相場がまったく違う——だからこそPFの別の引き出しとして補完になる。……もっとも、板の薄さは4銘柄の比ではないので、あくまで少額・指値で、ですが」


まとめ

🧑‍💼「整理しよう」

論点結論
歪みの構造原油高→資材高騰→建設の箱ごとまとめ売り=SaaSの時と同型
拾う基準資材とほぼ無関係下値が堅く総合利回りに満足できる
4銘柄応用地質(総合利回り約5%・1,000株まで現物)/第一カッター(現金53%の安定)/TANAKEN(高成長)/ダイケン(資産が時価総額超え)
買い方買い下がりで丁寧に。利回りを待ち賃に、きっかけで跳ねるのを待つ=どんどん集める宣言
番外編櫻島埠頭は”金融株”の引き出しで、利上げ局面に拾う

💬 沼田課長より 「セクターの箱ごと売られる時、箱の中では必ず”濡れ衣”が生まれる。SaaSの時にNSSOLと菱友を拾えたのは、箱ではなく中身を見たからだ。今度の箱は建設。中身を見れば、資材を使わない調査会社も、鉄を売る解体屋も、現金と土地の塊も、同じ値札で売られている。しかもどれも、待っている間の利回りが出る。なら、やることは一つだ——下げは入荷と思って、買い下がりで丁寧に集める。跳ねるきっかけは国策でも還元でも水準訂正でもいい。それまでの家賃は、配当と優待が払ってくれる。沼底バリュー商会は、この4銘柄をどんどん集めていく」


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