🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

現在総資産
4,326万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 月初に前月末成績を反映

📌 社内掲示板

2026.08.08
【東洋テック(9686)|B++で新規紹介/警備シリーズ①】大阪・関西地盤の総合警備。2026年3月期は万博の警備特需と価格改定で売上+23.3%・営業益+177.6%と実力が開花したが、見るべきは万博を剥がした後の“土台”のほう。8/7終値1,624円でPBR0.73倍・自己資本比率59.2%、時価総額約174億に対し投資有価証券43億+賃貸用不動産69億(いずれも税後)を差し引くと、警備+ビル管理という中核事業の実質EVはわずか55億=EV/EBITDA1.8倍。同業のM&A相場5〜8倍に対し、資産の裏付けと事業そのものの二重の割安になっている。配当は第13次中計でDOE3.0%を下限と明記=BPS成長に連れてフロアが切り上がる実質累進配当で、万博反動の減益期(EPS189→121円)でも71円を据え置き8期連続で減配なし。TOYO-TECプレミアム優待倶楽部と合わせた総合利回りは100株4.37%→500株4.99%→1,000株5.30%→2,500株5.60%と、買い下がって現物を積むほど厚くなる設計。1,000株なら5年で累積26.5%=実質取得原価は約1,194円まで下がる。そこへ筆頭株主セコム27.2%が2026年6月に取締役2名を送り込み、関西電力14.3%の政策保有株売却計画と2026年7月施行の独立役員規程改正で再編の期限が制度的に迫る。会社自身も中計で株価2,000円・PBR1倍を目標に。留保はセコムが20年動かなかった実績・27/3期の減収減益・のれん25.2億の減損・薄商い。再編は“払っていないコールオプション”として扱い、準主力3〜5%を現物で買い下がる。完全版レポート付き。
— 花岡
2026.08.07
【アクティビスト先回り投資・実例編/シリーズ完結】①総論・②スマートマネー・③実践で説いてきた「資産に対して極端に安い株には、いつか必ず外圧が来る。だから来やすい構造の銘柄に、来る前から座っておけ」——その“いつか”が、この数か月で立て続けに現実になった。ダイケン(5900)にグローバル・マネジメントが5.00%を純投資で取得、群栄化学(4229)にDOE5パーセントが4か月で7.18%まで積み増し(目的は重要提案行為=最も熱い)+顧客の信越化学も5%株主入り、遠藤照明(6932)にアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%=創業家系アーバン33.4%と合算46.4%の非公開化の素地。そして同業の岩崎電気は2023年にカーライル系とのMBOで前日終値+83%の4,460円で退場し、「外圧が来た先に何が起きるか」を実演済み。本稿はこの4例を横断し、外圧の“温度”を純投資→重要提案→MBOの階段として整理する。ただし守田が釘を刺す通り、純投資止まり・支配株主の壁(ダイケン52%/群栄自己株26%/遠藤33.4%)・時間軸が読めない・織り込み後の高値づかみ、という4つの戒めがある。外圧は“来たらボーナス”であって主役にしない。先回りとは当てにいくことではなく、当たっても外れても困らない場所に先に座っておくこと。
— 待伏
2026.08.06
【ヤマウHD(5284)|B++で新規紹介/割り込み】8/5の1Q決算で営業益▲29.9%を受けPTSで2,180円まで売られ、本日6日の前場終値は2,230円。ただし1Qはこの会社にとって通期営業利益の1割しかない最小の四半期で、減益額145百万は通期計画3,520百万のわずか4.1%——PTSの下げ▲4.5%とほぼ等価で、狼狽売りではなく妥当な調整だ。減益の犯人も主力のコンクリート二次製品1つだけで、水門(黒字転換)・橋梁(受注残+166%)・点検補修(+93.1%)はむしろ改善している。そのうえで2,230円はPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・配当利回り5.02%・自己資本比率64.8%の実質無借金。同業のヤマックス(PER7.5倍)・ベルテクス(14.0倍)より利益率が高く財務も強いのに、PERとPBRだけが最も低い。営業利益率は2019/3期3.6%→2026/3期16.7%へ切り上がったのに、市場はいまだ利益率3%時代の評価を当てている。下値は親会社保有42.3万㎡の土地含み益(税後推定29億=1株480円)とネットキャッシュ33億が支える。国土強靱化20兆円強の5か年は今期が初年度。創業家系14.5%を含む上位10位48.6%とEV/EBITDA約2.5倍でMBOの財務条件は揃うが、材料化はゼロ=無料のオプション扱い。留保は11月上旬の2Q(上期消化率41.9%は過去48〜53%に劣後、下方修正確率30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷。リスクリワード1:1.5ゆえ全力一括はせず、2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れの三分割で。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.05
【照明インフラ株シリーズ③・総括編/完結】個別2銘柄から一歩引いて、照明“業界そのもの”の妙味を数字で解剖。①国内の照明ストックは約18.1億台でLED化率67.5%=まだ約6億台が未更新、しかも器具ごと更新が推奨されLED照明器具市場は2024年9,200億円→2030年1兆2,800億円へ。制度も追い風で直管形蛍光灯は2027年末に製造終了(2028年1月から禁止)。②なのに上場して買える純粋照明株は星和×遠藤の実質2枚だけ——岩崎電気は2023年に83%プレミアムのMBOで退場し、コイズミ・オーデリック・大光・アイリスは非上場。③そこへ東証のPBR是正・政策保有株削減が重なる三重の妙味。ただし2銘柄では分散が効かず2029年以降は需要の谷が来るため、総資産5〜10%・遠藤70/星和30・買い下がりで。握力は根性ではなく「なぜ下で止まるか」の理解から生まれる。
— 沼田
2026.08.04
【日本フェンオール(6870)|A−で新規紹介/割り込み】7/31大引け後の中間決算で「純利益▲39.5%」の見出しに反応して急落。だが中身は逆で、減益の正体は前年の特別利益392百万(うち関係会社清算益323百万)の消滅であり、経常は+26.1%・営業は+12.3%の増益。サーマルの受注は+104.5%と倍増、SSPの利益率27.6%は過去最高水準。株価2,229円のうち1株金融資産は1,714円=77%を占め、事業EVはわずか28.9億=EV/EBITDA1.7倍・金融資産控除後PER3.3倍。政策保有株の含み益を全額ゼロと置いた実質BPS2,357円すら株価が下回る。原発(柏崎刈羽・玄海3,4号機)や石油化学プラントの防災を担うニッチトップで、香港GMP26.0%+西華産業23.3%=49.3%の株主構成からTOB期待も。待つ間も配当利回り3.50%(78円・6期連続で毎年2円ずつ増配)。配当性向34%・DOE2.8%と低く増配余地が大きい。買い方は2,230/2,050/1,880円の3段ラダーで加重平均約2,060円、撤退判断は10/30の3Q決算でSSP受注を見る。留保は2022年の型式承認不正の履歴・流動性1割台・ROE目標6%<実績8.8%。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.03
【遠藤照明(6932)|Bで新規紹介/照明インフラ株シリーズ②】星和電機とは真逆の一枚。含み益ゼロ・実質BPS2,608円≒株価2,606円=実質PBR1.00倍で「資産バリューではない」。買う理由は①商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ粗利41%・営業利益率10.4%)②PEアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%+創業家33%=非公開化の素地(岩崎電気のMBOプレミアム83%が前例)。転換価額2,230.5円に対し現値は16.8%イン・ザ・マネー。現値は“バーゲン”ではないため打診まで、主力化は2,300円以下から。完全版レポート付き。
— 待伏
2026.08.02
【星和電機(6748)|B+で新規紹介/照明インフラ株シリーズ①】プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の利益率20%)を、政策保有株ごとPBR0.49倍で拾う。時価総額95億のうち43億が政策保有株=事業の実質EVは約61億で営業利益の3〜4年分。リターンの主エンジンはPBR是正ではなくBPSの複利成長で、「PBRが一生0.49倍のままでもBPS年10%積み上げ=配当込み年8〜12%」という設計=是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる。追い風は蛍光灯の製造禁止。留意は信用倍率600倍・情報機器受注▲42%。なお防爆の競合・岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(83%プレミアム)で上場廃止済みのため、防爆・産業用照明を上場株で買う選択肢は実質この星和だけ。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.01
【野村流レバレッジ論②|信用キャリーの10年設計】現物4,000万の高配当バリュー株に同額の信用を重ねると何が起きるか。金利1.69%÷調整金受取率84.685%=損益分岐は配当2.00%。配当4%なら現物3.19%+信用1.35%=合算実効4.54%で、10年後6,236万(現物のみ比+761万)。ただしこれは株価成長ゼロの下限ケース——ROE10%・配当性向50%ならBPSは年5%で自己増殖し、増配2%+株価2%なら10年で+1,301万に上振れる(レバ2倍ゆえ株価成長も2倍で効く)。加えて調整金は譲渡損益扱いのため損出しが毎年確実に還付へ変わる。一方で▲33%で追証、▲50%で自己資本消滅。完全版レポート付き。
— 野村
2026.07.31
【三協フロンテア(9639)|B++で新規紹介】ユニットハウス最大手。震災の応急仮設需要は確実に来る——しかも27/3期の会社計画590億は災害要因を織り込んでおらず計画外の上振れになる。能登の実績では粗利率が1.2pt下がっても粗利額はむしろ増加(220.4億>219.8億)=受注急増なら率より額。ただし一過性で翌期は反動減ゆえ「上振れ」に置き、土台は別に用意する。その土台=ストック収入48%×ROE11%×EV/EBITDA3.48倍×配当3.91%が「流動性枯渇+従属上場(創業家69.3%)」という構造理由だけで▲40〜60%放置されている点。ナガワはROEで劣るのにPER23倍=差は株主構成。カタリストはMBO(環境は完璧だが確率3年内20〜30%)と東証の親子上場規制。
— 守田
2026.07.29
【復興テーマ|担い手を資本で支え、果実を被災地へ】災害で儲けるのではなく、復興を担う企業に出資して応援し、利益の一部を被災地支援に充てるという順序を定義。世間が向かう下流(仮設・若築建設/ヤマウ等ゼネコン)より、工程の最初で息の長い上流=解体TANAKEN・調査応用地質・切断第一カッター・資産ダイケンの既紹介ディープバリューに妙味。仮設は三協フロンテア/ナガワ(長期優待が手厚く100株欲しい)。7/29、初動が鈍い×バリューを積極収集中。被災された方々にお見舞い申し上げます。投資助言ではありません。
— 沼田
2026.07.29
【野村流|信用維持率の設計図=平時レバ2倍の作法】信用は「どれだけ建てるか」が9割。維持率=現物×(1−下落率)÷〔信用×(1+下落率)〕でストレステストすると、資産バリュー現物を土台にすれば現物:信用100:100(レバ2倍)でも株価半減で維持率33%=追証にならない。▲30%なら54%で更に買い向かえる。三つの余力源(維持率バッファ・含み益・定期入金)と、金利1.69%・損切りラインの規律。レバナス小猿も乱入。投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.29
【相場考察|キオクシア(285A)の急落を“需給”で読む】7/28ストップ安・終値44,550円、上場来高値から1か月で半値以下。信用倍率36.75倍・信用買残1,388万株・貸株残わずか700株という重い需給から「追証の投げはまだ終わっていない=すぐのV字急反発は考えにくい」を野村が解説。現況⑤「急落買いの作法/セリクラ」の時事・実践版。普段は触らない超人気株・投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.23
【テレビ東京HD(9413)|B+で新規紹介】時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で放送+NARUTOのアニメIPがタダ同然・PBR0.90倍。ただしTOB/MBOは放送法+日経33%で封印=「持って報われる」複利型。日本BS放送(9414)との「TOBで報われる型/持って報われる型」対比つき。
— 河内
2026.07.22
【片倉工業(3001)|B++で新規紹介】旧・製糸の名門が、さいたま新都心コクーンシティに土地含み益915億+ネット金融資産592億(株価の71%)。修正NAV4,830円に対し株価2,640円=NAVの55%・▲45%割安。筆頭株主が約11%のアクティビストで還元強化は既に始動。東部NW・広済堂と並ぶ資産×カタリスト型。ライバル総出演。
— 沼田
2026.07.21
【コラム】箱売りシリーズ医療版を公開。薬・バイオは専門家でも見通せない——だから「方向性・業界成長・シェア」の構造だけで買う。徹底売り込みで高配当化したEMシステムズ(2,000株まで現物で優待)とタウンズ(累進配当5.8%で流行を待つ)。優待がなければ金利1.69%との利ザヤで信用保有もあり。
— 沼田
2026.07.20
【コラム】「建設株は死んだのか?」公開。原油高→資材高騰の箱ごと売りで、資材とほぼ無関係な銘柄まで安い——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンの4銘柄を「どんどん集めていく」と宣言。総合利回りを待ち賃に買い下がる。番外編=櫻島埠頭は"金融株"の引き出しで利上げ局面に。
— 沼田
2026.07.19
【櫻島埠頭(9353)|B++で新規紹介】時価総額43億に対し保有MUFG株の時価52億=「MUFGを2割引で間接保有+大阪港独占埠頭がタダ」の証券含み益型。個人投資家が半年で10.25%買い集め・有報に売却検討の明記。ただしMUFG連動+極小流動性=東部NW(A++)とは別の引き出しで少額指値分割。
— 河内
2026.07.17
【現況④公開(振り返り編)】「日本市場で最も安いかもしれない」岡谷鋼機(A・200株)と東海エレクトロニクス(A+・700株)の現況。板が薄く一度に買えないため、地合い悪化時の売り板に少しずつぶつけて集める方針を解説。東海エレは信用で集めて権利前に現引きする技も。ランクは両銘柄据え置き。
— 沼田
2026.07.16
【タウンズ(197A)|B+で新規紹介】利回り5.8%・「28円以上」明文化の累進配当×ROE40%の感染症POCT株。配当をもらいながらイベントを待つオプション設計。ただし割安の正体は正当なディスカウント=準主力3〜5%上限・打診買いから。ライバル陣営も乱入。
— 花岡
2026.07.14
【現況③公開+主力の席替え】PF主力「不動産含み益リッチ」組の現況を公開。東部ネットワークはA+→A++へ格上げ(1,317円まで走ってなお期待比+144%・27,500株フルホールド)、広済堂はA++→A+へ(548円はまだ安いが新規資金は東部優先)。京阪HD300株のサブ枠も開示。
— 沼田
2026.07.14
【現況②公開+ランク改定】「紹介銘柄の現況②(北里・神栄)」公開。北里はA−→Aへ引き上げ(PF調整で1,000株を1,340円で利確・3,400株継続)、神栄はA→A−へ改定するも売り検討せず2,400株フルホールド。ランク(妙味)とロット(資金管理)は別物。
— 沼田
2026.07.10
【現況シリーズ始動】「紹介銘柄の現況①(SaaS系)」公開。NSSOLはA→B++へ(900株を3,775円で利確・1,100株継続)、菱友はA→A−(400株買い増し・2,400株)。ランクは株価に応じて定期改定、ロットはランクに応じて調整していく。
— 沼田
2026.07.10
【応用地質(9755)|B+で新規紹介】地質調査シェア断トツ首位×ネットキャッシュ36%×PBR0.81倍×配当4%。国土強靱化20兆円と盛土規制法(調査の法定需要化)が追い風。優待は400株/600株で段差・継続1年でpt1.1倍。
— 河内
2026.07.09
【EMシステムズ(4820)|B+で新規紹介】調剤レセコン42.8%首位の医療DX寡占ストック。配当性向100%・FY27計画47円なら取得利回り9.3%。特需の谷(Q1営業益▲86%)につき、8月の2Q決算を挟んで分割エントリーで。
— 花岡
2026.07.09
【表記訂正】TANAKENの親会社スリーハンドレッドHDは非上場のため、「親子上場」→「実質親子上場(支配株主ディスカウント)」へ記事表記を修正。利益相反・低流動性という経済実態と投資ストーリーは不変。
— 待伏
2026.07.08
【第一カッター興業(1716)|B+で新規紹介】時価総額の53%が現金・PBR0.79倍・EV/経常3.9倍。国土強靱化の維持補修需要の受け皿で、資材高はむしろ相対優位。TANAKENと真逆の「守り」枠。
— 夜見
2026.07.07
【TANAKEN(1450)|A−で新規紹介】解体専業で国内唯一の上場。資材を積まず鉄を売る側なのに「建設株」一括売りで、ROE16%×PER8倍×配当4%に放置されている。
— 堀田
2026.07.05
【隠れ国策シリーズ】「少子化マネーの関所」北里(368A)編を公開、翌7/6に双子の日本ホスピス(7061)編も公開。国が構造的に金を出し続ける市場の独占者を、安いうちに拾う。
— 沼田
2026.07.02
【ダイケン(5900)|B++で新規紹介】PBR0.34倍・昭和取得の土地含み益42億・NCAV>株価。流動性が薄いので少しずつ拾う長期枠(長期ならA+級)。
— 河内
2026.07.02
【シリーズ完結】「アクティビスト先回り投資」全3話を7/2〜7/4で連続公開。大量保有報告書の追い方(スマートマネー編)から実践チェックリストまで。
— 待伏
2026.07.01
【コラム】野村の錬金術:買い方金利1.69%時代の税込み損益分岐は配当約2%。損出し+3年繰越の節税まで。信用を使うなら必読。
— 野村
2026.06.28
【コラム】「SaaSは死んだのか」公開。AIで死ぬのは浅いSaaSだけ——一括売りは歪み。ERP・SI・規制ITの構造優位を確認。後のNSSOL・菱友・EMシステムズ仕込みの土台。
— 沼田
2026.06.24
【コラム】野村のニッチ投資論①「東京の火葬場独占ディスカウント」公開。広済堂HD(7868)の資産の源泉を制度面から深掘り。
— 野村
2026.06.19
【教科書シリーズ】「バリュー投資の教科書」を6/19〜22で4連投。①日本市場の歪み→②ネットネット→③バフェット商社→実践編(日本のネットネット株の探し方)。
— 沼田
2026.06.17
【日本ギア工業(6356)|Aで新規紹介】最高益率なのに最低PER——市場のセクター一括処理が生んだ歪みの典型。
— 堀田
2026.06.13
【集中連載】守田「投資家の意思決定論」全4話+花岡「配当シリーズ」全4話を6/13〜16で公開。NISA vs 信用の期待リターン比較も。資金管理と出口の土台はこの一群。
— 守田
2026.06.11
【広済堂HD(7868)|A+→A++に格上げ】株価が更に下落し、NAV1,021円との乖離が一段拡大。ダウンサイドはBPS床のみ・アップサイドは据え置きで非対称性が改善。「下げが投資妙味を高めた」格好。売却検討は継続中、ポジション積み増し検討。
— 待伏
2026.06.09
【NSSOL(2327)】アクティビスト3D の動向を注視中。6/19総会後の防衛策消滅で買い増し解禁へ。変更報告書に即反応できる体制を維持。
— 待伏
2026.05.29
TOB件数が加速中。日本の割安ニッチトップが今熱い!
— 沼田

🧑‍💼 筆者

沼田 堅一
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,326万円 → 2億円(2030年)

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紹介銘柄の現況|『日本市場で最も安いかもしれない』のに買えない——岡谷鋼機・東海エレクトロニクス振り返り編。板が薄い超絶バリューを、下げ相場の売り板に少しずつぶつけて集める技術【紹介銘柄の現況④】


🧑‍💼 「現況シリーズ第四弾は、振り返り編だ。『日本市場で最も安いのではないか』とうちが本気で思っている超絶バリュー2銘柄——岡谷鋼機と東海エレクトロニクス。評価はAとA+。なのに保有は200株と700株。……おかしいだろう? ランクどおりなら厚く張るはずだ。今日はその”買えない理由”と、“それでも集める技術”の話をする」


総況|評価は最上位級、なのにロットは最小級という矛盾

🧑‍💼沼田「まず現況だ」

現在株価平均取得単価損益率保有株数現況ランク
岡谷鋼機5,120円4,815円+6.3%200株A(据え置き)
東海エレクトロニクス2,910円2,807円+3.7%700株A+(据え置き)

🦉夜見「まず損益をはっきり言います。岡谷 +6.3%(含み益 約6.1万円)・東海エレ +3.7%(含み益 約7.2万円)——合計 約13.3万円、両銘柄ともしっかりプラスです。シリーズ累計は約572万円。注目してほしいのは——板が薄くて少しずつしか拾えていないのに、その少量ですら既に利益が乗っているという点。“下げた日に売り板を拾う”作法が、数字で機能している証拠です。……そのうえで、今回の主役は損益ではありません。評価A・A+の銘柄が、なぜPFの中でこんなに小さいのか——ここです」

🦎日向(見習い)「そうっすよ! 現況①で『ランクに応じてロットを調整する』って言ってたじゃないっすか。A+なら積極的に買い集めるルールっすよね? 700株って、東部の2万7,500株と比べたら誤差みたいな……」

🦞守田「日向、ルールは生きている。ただしこの2銘柄には物理的な制約があるんだ。——板が薄すぎる


“板が薄い”とは何か|買いたくても買えない銘柄の正体

🦎「板が薄いって、つまり……?」

🦞「株の注文一覧(板)に、売り注文も買い注文もスカスカにしか並んでいない状態だ。この2銘柄で数百株の成行買いを入れるとどうなるか——薄い売り板を全部食って、株価が2%も3%も飛ぶ。自分の買いで自分の取得単価を吊り上げる。大玉を一度に入れるなんて論外だ」

⚠️ 板薄銘柄でやってはいけないこと

成行の大口買い(売り板を食い尽くして値が飛ぶ) ・上昇局面での追いかけ買い(薄い板では高値掴みが加速する) ・短期で売り抜ける前提の取得(出口でも板の薄さが牙をむく)

🧑‍💼「だから、うちの集め方はこうだ。全体の地合いが悪くて市場全体が下がる日——そういう日には、板薄銘柄にもまとまった売り板がぽろっと出る。そこに、少しずつ買いをぶつける。急がない。網を張って、来た売りだけを丁寧に拾う。安さは見つけるだけでは取れない。集め方まで含めて、バリュー投資の技術なんだ」

🦞「裏を返せば——この2銘柄の紹介を読んで『よし買おう』と成行で飛びつくのが一番危ない。指値で、少しずつ、時間をかけて。これはうちの実際の買い方でもある」


岡谷鋼機(7485)|トヨタ・三菱UFJの”詰め合わせパック”を割引で買う

🦉夜見「個別に見ます。まず岡谷」

項目数値
現在株価5,120円(紹介時4,700円→+8.9%
平均取得単価4,815円(損益率+6.3%・含み益 約6.1万円)
保有株数200株(すべて現物)
現況ランクA(据え置き)

🦦河内紹介記事のおさらいを一言で。この会社、時価総額で買うとそれを上回る規模の保有株ポートフォリオと、年商1兆円級の商社事業がついてくる構造です。しかも保有しているのはトヨタ・三菱UFJといった超優良どころ——つまり実質は、『優良TOPIX銘柄の詰め合わせパック』を割引価格で買っているようなもの。指数を買うより安く、中身の優良株を持てる歪みです」

🧑‍💼「方針はシンプルだ。取得単価(4,815円)よりはるかに安くなる局面があれば、少しずつ追加。地合い悪化で売り板が出た日が、うちの出番だ。そして優待があるため、現物で持つ。信用の出番はない銘柄だな」


東海エレクトロニクス(8071)|『100万円を80万円で買う』異常銘柄

🦉「次に東海エレ。ここは数字が異常です」

項目数値
現在株価2,910円(紹介時2,800円→+3.9%)
平均取得単価2,807円(損益率+3.7%・含み益 約7.2万円)
保有株数700株
1株あたり純キャッシュ3,783円(=株価より多い)
現況ランクA+(据え置き)

🦦「何度見ても異常なんですよ。株価2,910円の会社の金庫に、1株あたり3,783円の純現金が入っている。会社を丸ごと買うと、払った以上の現金が返ってきて、電子部品商社の事業が”おまけ”でついてくる。例えるなら『100万円の札束を80万円で買う』——この歪みが、板が薄くマイナーなせいで常に放置されている。だからA+です」

🧑‍💼「方針はこうだ。取得単価(2,807円)より安くなれば、強気で集める。中身が現金なんだから、下がるほど”札束の割引率”が上がるだけ——怖がる理由がない」

🧓野村「ふぉっふぉ、ここでワシの出番じゃな。この銘柄、優待があるから最終的には現物で持ちたい。じゃが配当もかなり出る。そこでこういう技がある——」

💡 野村流:信用で集めて、権利の前に”現引き”する技

① ふだんは信用枠で機動的に買い集める(現物資金を寝かさず、下げ局面の売り板に素早くぶつけられる) ② 優待・配当の権利を取る前に「現引き」(信用建玉を現金で引き取って現物化)する ③ 現物になっているので優待も配当も満額で受け取れる——信用のまま権利日を跨ぐと優待はもらえない(配当も配当落調整金扱いで税制上不利)

※信用の買い方金利(1.69%)はかかる。あくまで”最後は現物にする”前提の、集め方の技じゃ

🦞守田「野村さんの技に一つ釘を。現引きには当然、建玉ぶんの現金が要る。引き取る資金の当てもなく信用で膨らませるのは、技ではなくただの博打だ。資金計画とセットで使うこと」


買い増しスタンス|『いつでも買える』を、ずっと持っておく

🧑‍💼沼田「現況のスタンスを明確にしておく。この2銘柄は、今の価格でも安すぎる。上がったから様子見、という類の銘柄ではない。中身がネットネット級(岡谷=保有株が時価総額超、東海エレ=純現金が株価超)である以上——売り板が出ていて、PFのバランスが許すなら、いつでも買い増してよい。それがうちの結論だ」

🦩優田「優待担当からも一言。どちらも優待銘柄ですから、優待単位の最大まで集めていく妙味は十分あります。板薄銘柄の『少しずつしか買えない』は、見方を変えれば『優待の上位単位まで、時間をかけて育てる楽しみがある』ということ。現物でコツコツ積み上げる設計と相性がいいんです」


追い風のオプション|“忘れられた名証”に、光が差すとき

🐊待伏「そして待ち伏せ担当から、この2銘柄にタダで付いてくるオプションを3枚。どちらも名証(名古屋証券取引所)上場——つまり東京の機関投資家の視界の外にいる。この”忘れられている”こと自体が、安さの主因であり、同時に爆発力の源です」

💡 名証・超絶バリューに付く3枚のオプション

地方証券への資金流入……アクティビストや海外バリュー資金が名証にまで狩り場を広げれば、板が薄いだけに一気に価格が跳ね上がる。板薄は買う時の敵、跳ねる時の味方 ② 東証への鞍替え……特に岡谷は、創業家の相続対応が一巡し、還元強化や知名度向上を意識し始めた兆候がある。東証上場となれば指数・機関マネーの対象になり、評価軸が変わる ③ ガバナンス強化の波及・市場再編……東証のPBR改善・ガバナンス要請の波が名証にも波及する、あるいは地方証券市場の統合再編——制度側から”放置の壁”が壊れるルート

🐊「どれも時期は読めません。でも——①②③のどれか一つでも起きれば、『日本市場で最も安い』水準は放置されえない。だからこそ、その日まで優待と配当をもらいながら、売り板が出るたびに拾って待つ価値があるんです」

🦞守田「例によって釘を。オプションはあくまでオプション——来なくても困らない張り方をしているから持てるカードだ。中身(資産・現金)だけで元が取れる値段で買う。跳ねたら儲けもの。この順序を逆にしないこと」


まとめ|安さを”取り切る”ための我慢

🧑‍💼「第四弾の整理だ」

論点現況
損益両銘柄ともプラス=岡谷+6.3%・東海エレ+3.7%、含み益 約13.3万円(シリーズ累計 約572万円)。少量でも利益が乗る=“下で拾う”作法が機能
評価岡谷 A・東海エレ A+——日本市場で最も安い部類という見立ては不変
制約板が薄く値が飛ぶ=一度に沢山買えない。ロットが小さいのはランクへの不信ではなく物理的制約
集め方地合い悪化で出る売り板に、指値で少しずつぶつける。成行・追いかけ買いは厳禁
スタンス今の価格でも安すぎる=売り板とPFバランスが許せばいつでも買い増し可。優待単位の最大まで集める妙味あり
岡谷取得よりはるかに安ければ少しずつ追加。優待あり=現物で
東海エレ取得より安ければ強気で集める。優待は現物・配当は信用→権利前に現引きの技も有効
オプション①名証への資金流入で一気に跳ねる ②東証鞍替え(岡谷に兆候)③ガバナンス波及・市場再編——どれか一つで放置は終わる

💬 沼田課長より 「この2銘柄は、うちの評価では日本市場で最も安い部類だ。だが板が薄い銘柄の安さは、焦った瞬間に自分の買いで消える。だから200株と700株——今はこれでいい。全体が売られる嫌な日ほど、この2銘柄には売り板という”入荷”がある。その日のために指値の網を張り、来た分だけ丁寧に拾う。超絶バリューを取り切るのに必要なのは度胸ではなく、我慢と段取りだ。岡谷は優良株の詰め合わせを割引で、東海エレは札束を割引で——中身がこれだけ堅いなら、時間をかける価値はある。次回もできるだけ正直に報告する」


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