🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

口座の残高
2026年8月時点
4,308万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 画面は2026年8月に撮影

週ごとの推移を見る →

🧑‍💼 筆者

沼田課長
沼田課長
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,308万円 → 2億円(2030年)

𝕏 フォロー

@numasoko_value

速報・銘柄つぶやきはこちら

✉️ お問い合わせ

公式X @numasoko_value

ブログに関するご連絡はこちらへ

📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20件
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
詳細を見る →

9月権利|現物7・信用8を「またぐか」再検証


2026年9月28日は権利付最終日、29日は権利落ち日です。

今回は、以前ブログで取り上げた9月権利17社のうち、2026年9月11日時点で実際に保有していた13銘柄15ポジションを、現物7ポジションと信用買建8ポジションに分けて点検しました。

現物は、含み益に対する出口コスト、9月の配当・優待条件、残り上値を確認。信用買建は、現物用の式を流用せず、買方金利・権利処理等手数料・建玉サイズ・口座全体の維持率を中心に確認します。

🎯 この記事で確認すること

  • 現物7ポジションは、権利をまたぐ合理性があるか
  • 信用買建8ポジションは、権利前に整理・縮小すべきか
  • 8月に出した「またぐ/降りる」仮説は、その後どうなったか
  • 判定ツールを実際の保有株に当てて、どこに改善余地があるか

ツール上の判定、当商会の運用方針、実際の売買は別物です。この記事では、基準日時点のデータで「どう判断材料を整理したか」までを公開します。


🦉 まず保有の中身|13銘柄15ポジション、基準日2026年9月15日

夜見「財務分析担当の夜見です。9月11日時点の保有データに、2026年9月14日の株探確定終値を当てます。株価はChatGPT等の転記値ではなく、当商会の価格取得スクリプトで取り直した値です」

夜見「9月権利17社の記事で対象とした17社のうち、実際に保有しているのは13社。残り4社(パンチ工業・新晃工業・テレビ東京HD・京阪HD)は非保有で、判定の対象外です」

夜見「菱友システムズ(4685)と東部ネットワーク(9036)は現物と信用の両方を持っています。だから13銘柄で15ポジションになります」

📊 保有の内訳 ・現物のみ … 東海エレクトロニクス・東洋テック・昭和化学工業・藤倉化成・遠藤照明(5銘柄) ・現物+信用 … 菱友システムズ・東部ネットワーク(2銘柄、計4ポジション) ・信用のみ … 日本ギア工業・群栄化学工業・広済堂HD・三協フロンテア・トスネット・日鉄ソリューションズ(6銘柄)


窓辺の観葉植物にじょうろで水をやるミツバチの花岡
🐝 花岡利次郎 ——配当は、育てるものです

🦉 現物7ポジション|出口コストは全部小さい。優待条件と中間配当も確認

夜見「現物は特定口座前提で、含み益に対する譲渡益課税20.315%を出口コストとして試算します。NISA口座なら出口コストは常にゼロです。個別の口座区分は未確認なので、その前提で読んでください」

銘柄株数9/11取得単価9/14終値含み損益率出口コスト残り上値(参考)当商会の運用方針
菱友システムズ(4685)2,8002,624円2,676円+1.98%0.39%+33.26%またぐ
東海エレクトロニクス(8071)1,0002,873円3,000円+4.42%0.86%+26.67%またぐ
東部ネットワーク(9036)4001,216円1,230円+1.15%0.23%+161.14%(参考)またぐ
東洋テック(9686)7001,653円1,735円+4.96%0.96%+15.27%一部縮小を検討
藤倉化成(4620)300914円968円+5.91%1.13%+13.64%一部縮小を検討
昭和化学工業(4990)1,000507円532円+4.93%0.95%+18.42%またぐ
遠藤照明(6932)1002,359円2,585円+9.58%1.78%+17.99%またぐ

花岡「出口コストはどれも0.23%〜1.78%の範囲で、20.315%という上限に対して一桁小さいです。税を理由に降りる/またぐを議論する実益自体が、7ポジションとも小さい」

花岡「それでも東洋テックと藤倉化成は『一部縮小を検討』にしました。理由は税ではありません。残り上値がそれぞれ15.27%・13.64%と、保有7銘柄の中でもっとも目標株価までの伸びしろが乏しいからです。出口コストが1%前後しかないのに税を理由に降りるのは本末転倒ですが、伸びしろの乏しさを理由にした部分整理はあり得る判断です」

優田「優待担当の優田です。昭和化学工業(4990)は会社公式の優待ページで、9月30日の中間期末に1,000株以上保有していれば、継続年数にかかわらずあきたこまち2kgの基本優待が確定すると確認できました。当商会は9月11日時点で1,000株を保有しており、9月30日まで保有を続ければ基本2kgの対象です。継続1年以上で4kg、2年以上で6kgへの増量条件がありますが、当商会側に取得日の記録がなく継続年数は未確認です。基本の優待資格そのものが未確認なわけではありません」

夜見「遠藤照明(6932)の配当額を確認しました。2027年3月期予想は中間40円・期末48円・年間88円です。8月25日時点の記事の40円が正しく、9月11日時点の年間配当予想88円を単純に2で割った44円は、案分による誤りだったと確定しました」


🧓 信用8ポジション|買方金利・手数料・維持率で判定

野村「信用買建の継続コストは買方金利です。貸株料は売建(空売り)側のコストで、今回の信用8ポジションにはかかりません」

🧾 信用買建で見るべき4点 ・一般(期限なし)か制度信用(6か月)か……今回の8ポジションは全て一般(期限なし)。返済期限による強制決済はない ・買方金利(年1.69%)……建玉を持つ限り発生し続ける継続コスト。権利またぎ固有の費用ではない ・権利処理等手数料(1売買単位あたり最大55円)……今回、野村で権利付最終日を越える買建玉について一次確認できた直接の追加手数料 ・配当落調整金……配当そのものではなく、税務上は譲渡損益として扱われる入金。現物の配当と同じく理論落ち分を相殺する性質のもので、これ単体を「儲け」と見ない

野村「現物向けの出口コスト式(含み益率÷(1+含み益率)×20.315%)は信用にそのまま使わない。信用は税率の話ではなく、金利・手数料・配当落調整金・維持率で見る」

守田「個別のポジションを見る前に、口座全体の話をしておく。9月11日時点のダッシュボード試算では、信用建玉約定額の合計は7,393万円、委託保証金維持率は44.0%。一律-10%の株価下落で維持率は29.7%まで落ちる試算だ」

守田「今日判定する信用8ポジションの建玉代金は合計約2,034万円で、口座全体の信用建玉のおよそ27%にすぎない。残り7割超は今回の分析の対象外だ。だから『この8ポジションを整理すれば維持率が大きく改善する』とは言えない。これは正直に書いておく」


🦞 信用8ポジション、維持率寄与と建玉サイズで見る

守田「機械的な出口コスト計算ではなく、建玉サイズ・維持率寄与・含み損益・残り上値を並べて判定した」

銘柄株数含み損益率建玉サイズ(口座全体比)権利処理等手数料(最大)13日分の金利概算当商会の運用方針
日本ギア工業(6356)7,000+17.00%12.2%(最大)3,850円約5,449円縮小優先
東部ネットワーク(9036・信用)3,400+0.46%5.6%1,870円約2,506円権利前整理を検討
群栄化学工業(4229)600▲3.35%3.4%330円約1,534円権利前整理を検討
広済堂HD(7868)3,000▲1.53%2.1%1,650円約945円またぐ
菱友システムズ(4685・信用)500+0.87%1.8%275円約799円権利前整理を検討
三協フロンテア(9639)300+2.14%0.9%165円約417円またぐ
トスネット(4754)400▲1.77%0.8%220円約367円またぐ
日鉄ソリューションズ(2327)100+5.12%0.5%(最小)55円約227円またぐ

守田「日本ギア工業(6356)は建玉が8件中最大で、口座全体の信用建玉の12.2%を占める。含み益も+17.00%で最大。だから『縮小優先』にした。理由は税ではない。この1銘柄が全体の維持率ストレスにいちばん効くからだ」

野村「またぐこと自体のコスト(手数料上限3,850円+13日分の金利概算約5,449円=約9,300円)は、この建玉規模(時価約1,059万円)に対してごく小さい。だから縮小の理由は費用ではなく、建玉サイズと集中度だ」

守田「東部ネットワーク(9036・信用)と菱友システムズ(4685・信用)は『権利前整理を検討』にした。どちらも含み益がごく小さく(+0.46%、+0.87%)、13日分の金利概算だけで含み益の相当部分を削る水準だ。現物側で同じ銘柄をすでに持っているので、信用側を縮小しても銘柄自体は手放さない」

野村「群栄化学工業(4229)は含み損▲3.35%、8件中最大の損失だ。買方金利は含み損とは無関係に発生し続けている。だから『権利前整理を検討』にした。今回落ちる配当は2026年7月30日の会社開示で65円(普通55円+設立80周年記念10円)と確認できた。前回記事案の60円は年間120円を単純に2で割った誤りだったので訂正する」

守田「残る4つ(広済堂HD・三協フロンテア・トスネット・日鉄ソリューションズ)は建玉が小さく、維持率への寄与も軽微なので『またぐ』にした。広済堂HDとトスネットは含み損だが、整理の緊急性が低いだけで、税制度上の理由でまたぐわけではない」

⚠️ 信用について、いちばん言いたいこと ・一般信用の配当落調整金は、野村の正確な控除方法を一次確認できていないため金額比較に使わない ・配当落調整金は権利落ち日の理論的な株価下落を調整する性質の入金であり、これ単体を「儲け」と見ない ・信用ポジションの判定を左右するのは権利そのものではなく、建玉サイズが全体維持率に与える影響・含み損益・買方金利という継続コストの累積


🐊 8月データで、旧記事の仮説を答え合わせする(1つは外れた)

待伏「イベント担当の待伏です。8月末に『またぐ/降りる』判定を明示した3銘柄——ダイケン・岡谷鋼機・日本BS放送——について、実際の値動きと答え合わせしました」

銘柄8月の判定実際(8/27→8/28)答え合わせ
ダイケン(5900)「網を張って買い増す」=落ちるものが無い前提899円→876円(約▲2.56%)。9/14は916円落ちるものが無いはずなのに下げた。8月コホートの「箱①(何も落ちるものがないのに落ちた銘柄は戻りやすい)」の傾向と方向は一致。9/14までに876円→916円へ回復している(n=1、これだけで断定しない)
岡谷鋼機(7485)「何もしない」=落ちが小さく動かす理由がない5,060円→4,990円(約▲1.38%)。9/14は5,040円下げ幅はやや大きめだが「動かす理由がない」を覆すほどではない。判断の方向性は結果的に妥当だった
日本BS放送(9414)「降りて、権利落ちで拾い直す」=オーバーシュートしやすい前提924円→902円(約▲2.38%)。9/14は919円仮説が外れた。実際の下落幅(▲2.38%)は理論落ち(3.24%)より小さく、当日終値ベースではオーバーシュートは観測されなかった

待伏「日本BS放送は外れました。隠さずそのまま書きます。『降りて拾い直す』の前提だったオーバーシュート仮説は、少なくともこの1回・終値ベースでは成立しませんでした」

待伏「3社とも当時の取得単価・口座区分・実際の売買執行価格が今回の入力データにないため、『降りて拾い直す』判断が金額的に得だったかは計算していません。方向性だけの検証であり、利益額は作っていません」

📋 9月29日以降に埋める予測ログ(今日は空欄で確保) ・9/28大引けの実行内容(またぐ/整理/縮小、を実際にどうしたか) ・9/29の実際の株価と下落率 ・理論落ち分との差(超過下落) ・機械判定・当商会の運用方針は実際の値動きと整合したか

待伏「なお、8月コホート33社の7営業日追跡(箱①が最も報われた、超過幅は戻りを説明しないという結果)は「権利落ち後」の3箱仕分けロジックの検証としてはすでに済んでいます。ただしこの33社は今回の17社と1社も重複していません。『落ち後の3箱仕分けが機能するか』の検証と、『自分たちの保有株がどう動くか』の検証は別物です」


会議机に集まって書類を見ている河内・夜見・守田・日向
沼底バリュー商会・全体会議 ——結論は、全員で出す

まとめ|ツール上の判定・当商会の運用方針・実際の売買は別

論点結論
保有の中身13銘柄15ポジション。うち8ポジションが信用買建、7ポジションが現物
信用の継続コスト信用買建は買方金利(年1.69%)で見る。貸株料は売建側のコストで、今回の8ポジションにはかからない
信用の制度前提8ポジション全て一般(期限なし)。権利処理等手数料は1売買単位あたり最大55円
現物の出口コスト0.23%〜1.78%と全て小さい。税を理由に降りる実益はほぼない。「一部縮小を検討」の2銘柄も理由は残り上値の乏しさであって税ではない
信用の判定基準建玉サイズ・維持率寄与・含み損益・買方金利の累積で判定。出口コスト式は使わない
ポートフォリオ制約委託保証金維持率44.0%、一律-10%で29.7%まで低下する試算。分析対象8ポジションは口座全体の信用建玉の約27%にとどまる
優待保有13銘柄中9月に権利があるのは昭和化学工業のみ。1,000株以上なら基本2kg。継続年数は4kg・6kgへの増量区分だけ未確認
配当額の再確認遠藤照明は中間40円、群栄化学工業は中間65円、三協フロンテアは中間50円を一次資料で確認
8月バックチェックダイケン・岡谷鋼機は方向性が一致。日本BS放送は仮説が外れた。3社とも実売買の損得は計算していない
最終判断ツール上の判定・当商会の運用方針・実際の売買は別物。本稿執筆時点で、記載した「縮小優先」「権利前整理を検討」等の運用方針はまだ実行していない。実際に売買したかは次回以降の週次運用記録で開示する。最終的な実売買は運営側で個別に判断する

💬 今回の検証メモ 「現物は出口コスト・配当・優待条件、信用は買方金利・権利処理等手数料・維持率と、口座区分ごとに判定軸を分けた。一般信用の配当落調整金は正確な控除方法を一次確認できていないため、金額比較には使わない。個別の判定だけでなく口座全体の維持率も確認し、8月の答え合わせで外れた仮説もそのまま残した。9月29日以降、実際の値動きで再検証する」


この記事の元になった道具について

今回使った判定シート(またぐ/降りる判定・出口コスト計算)は、制作中の有料note②「9月28日、またぐか降りるか。そして29日、落ちすぎた株をどう拾うか」で配布します。今回の実地検証を反映し、現物と信用を分け、買方金利・権利処理等手数料・配当落調整金・全体維持率まで確認できる形へ改訂しています。

有料の側にあるのは、個別銘柄の答えではなく、この判定を自分の保有株で再現するための手順・Excel・チェックリストです。今日の記事で「昭和化学工業は基本2kgと増量条件を分けて確認した」「年間配当を単純に2で割らず中間配当を一次資料で確認した」「日本BS放送の仮説が外れた」と同じ基準で検証したように、購入者が自分のポートフォリオでも確認手順を再現できる形へ直します。

📎 8月権利落ちで「落ちすぎた」117銘柄を仕分けた(無料) 📎 2026年9月の権利、またぐべきか降りるべきか(紹介33社を全数点検)(無料) 📎 2026年8月の権利、またぐか降りるか(無料) 📎 最新ポートフォリオ


本稿は投資助言ではありません。保有株数・取得単価は2026年9月11日時点、株価は2026年9月14日の株探確定終値を基準にしています。出口コスト・残り上値・信用の金利概算・権利処理等手数料は執筆時点の試算であり、9月28日の権利付最終日までに株価が変動すれば数値も変わります。一般信用の配当落調整金は野村の正確な控除方法を一次確認できていないため、金額比較には使用していません。信用建玉の開始日・累積の買方金利は未確認で、金利概算は9月15日から9月28日までの13日分のみです。昭和化学工業は1,000株以上なら9月の基本優待2kgが対象と確認済みですが、継続年数による4kg・6kgへの増量区分は未確認です。口座区分(特定口座・NISA)は個別ポジションごとに未確認で、現物の出口コストは特定口座を仮定した試算です。本稿の「またぐ」「縮小優先」「権利前整理を検討」「一部縮小を検討」は当商会内部の検証上の方針であり、投資助言・売買推奨ではありません。本稿執筆時点で、記載した方針に基づく売買は実行していません。実際の売買は次回以降の週次運用記録で開示します。投資はご自身の判断と責任でお願いします。