🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

口座の残高
2026年8月時点
4,308万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 画面は2026年8月に撮影

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🧑‍💼 筆者

沼田課長
沼田課長
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,308万円 → 2億円(2030年)

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📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20件
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
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銘柄分析
テレビ東京ホールディングス (9413)
テレビ東京・アニメIP
3年保有想定の 期待価格
4,410円
現在比 +21〜+65%
シナリオが大きく崩れない限り保有継続 — 崩れた場合は売却を検討
現在株価
3,630円
2026/7/23時点
3年期待価格
4,410円
期待リターン
+21〜+65%
最大下落
▲25%
修正PBR
0.90倍

銘柄紹介|テレビ東京HD(9413)— 時価総額の68%が現金、放送+ポケモン・NARUTOのアニメIPをEV/EBITDA1.9倍でタダ同然に買える。ただしTOBは放送法で封印された『持って報われる』バリュー株


🦦 「株価3,630円のうち、2,479円分がただの現金と上場株。差し引きたった1,151円で、テレビ局とアニメ事業がまるごと買える。ポケモンもNARUTOも、実質タダでついてくるんですよ。……なんでこんな値段なんですか?」


この銘柄、一言でいうと

指標数値
現在株価3,630円(時価総額 約967億円・東証プライム)
PBR / BPS0.90倍/4,034円(解散価値割れ)
正味現金+有価証券約660億円=1株2,479円(株価の68%)
EV/EBITDA1.9倍(放送+アニメ全事業が捨て値評価)
アニメ・配信 営業益65.9億(+55%)=いまや利益の過半
配当利回り / ROE2.75% / 7.4%(総還元性向40%目標)
最大の留保TOB/MBOが放送法+日経33%で事実上封印
バリュー商会評価B+(持って報われる型・配当で待つ中庸バリュー)

「テレビ東京ホールディングス(9413)。『7時のニュースを流さず映画を流す局』として愛される、あのテレ東です。でも投資家として見ると——中身は”現金の塊”に、育ち盛りのアニメIPがくっついた資産株なんです」


本題|EV/EBITDA1.9倍|“現金の塊”に、伸びるアニメがタダで付く

夜見「割安の核心を数字で。時価総額967億円を分解します」

💡 株価3,630円の”中身”

・現預金492億+投資有価証券227億−有利子負債64億=正味660億=1株2,479円(株価の68%) ・時価総額から現金を引いた事業価値(EV)はわずか306億円=1株1,151円 ・EV ÷ EBITDA162億 = EV/EBITDA1.9倍。放送・アニメ・通販の全事業がこの評価 ・BPS4,034円に対し株価3,630円=PBR0.90倍(解散価値割れ)

河内「つまり——株を買うと、まず現金と株で7割が返ってきて、残りの1,151円で、過去最高益の放送局と、二桁成長中のアニメIP事業がまるごと手に入る。事業を実質2年分の利益で買える計算です。東海エレクトロニクスの”現金>株価”ほど極端ではないですが、規模の大きい現金バリューですね」

堀田「そのタダ同然の事業の中身が、実は熱い。ポケモン・NARUTOなどのアニメIPが海外でゲーム化・商品化・配信され、アニメ・配信の営業利益は65.9億円(+55%)——いまや全社利益の過半を稼ぐ。放送広告に依存しない、ライツ・課金型のストック収益だ。制作済みのライブラリが海外で繰り返しお金を生む。テレ東は”地上波のオワコン”じゃない、IPを持つ会社だ」


会議机を囲む沼田と日向のところへ、テック番長と全世界坊主が割り込んできている場面
🦍 テック番長 + 🧘 全世界坊主 ——今日も、茶々を入れに来た

ライバル乱入|「放送なんてオワコンだろ!」

テック番長「はいはい出た出た、テレビ局! 若者はもうテレビ観ねえよ! 全部配信、全部YouTube! オワコンを”割安”とか言ってるだけだろ!」

堀田「番長、そのオワコン論をEV/EBITDA1.9倍で買うと、配信で”伸びている”アニメIPがタダで付いてくるのだ。テレ東のアニメは、まさにお前の言う配信・課金で成長している側だぞ。『放送』の箱ごと叩き売られたおかげで、その中の”伸びるIP”まで捨て値になっている——SaaSは死んだ騒ぎと同じ構図だ。箱で売るな、中身を見ろ」

ドル建て鷹「フン……どうせ円建ての内需局だろう。為替の翼のない、地べたのテレビ屋だ」

河内「鷹さん、放送は内需です。でも——アニメIPだけは、あなた好みの”海外で稼ぐ翼”を、しっかり広げてます。ポケモンもNARUTOも、世界中でゲーム化・配信・商品化。あなたが探してる”海外に飛ぶ翼”が、この地味な局の中に、しかも育ち盛りで1枚だけ入ってる。しかも今、EV/EBITDA1.9倍で、その翼ごとタダ同然です」

オルカン教祖「……個別株の目利きなど、驕りです。テレ東ごとき、インデックスで平均に薄く乗れば十分。個別で選ぶ意味などない……」

沼田「教祖、そこが今日の分かれ道です。インデックスは、テレ東を”時価総額どおり”に薄く持つ——NAVの55%だろうが100%だろうが、お構いなしに。でも歪みは、その”時価総額どおり”の外側にある。平均は、歪みをならして消してしまう。うちは、歪みを選んで厚く取る。同じテレ東株を持っても、“平均で薄く”と”割安だから厚く”は、まるで別物ですよ。……網の外だ内だ、といういつもの話じゃなくて、今日は”厚み”の話です」

レバナス小猿「ウキッ! でもよ、結局TOBで一発ドカンもないんだろ? 地味〜! 何が楽しくて持つんだよ!」

守田「小猿、その”一発ドカンがない”という指摘は、今日いちばん重要な論点だ。ここは正直に、たっぷり話す価値がある」


最大の留保|待伏の得意技が、使えない銘柄

待伏「……はい、私の出番のはずでした。時価総額の割に資産が分厚く、親会社がいて——普段なら『完全子会社化TOB待ち伏せ』の典型です。でも、テレ東だけは違うんです。私の得意技が、制度で封印されている」

⚠️ なぜテレ東はTOB/MBOが効かないのか

・放送法のマスメディア集中排除原則+外資規制(外国人議決権が1/3以上になると放送認定が取り消される) ・筆頭株主が日本経済新聞社で33.06%を保有——外部者が支配権を握る買収は現実的に不可能 ・つまり——“買収プレミアム”は、この株の期待値に入れられない

「日本BS放送なら、私は喜んで待ち伏せます。親会社ビックカメラが61%を握っていて、完全子会社化のコストも小さい——あれは”イベントで報われる型”。でもテレ東は、同じ放送でも買収の扉が制度で溶接されている。だから私は、この銘柄では引っ込みます」

花岡「待伏さんが引っ込んだ分、私が出ます。買収で解放できないなら、会社が自分で解放すればいい——それが自律的な資本政策です。テレ東は総還元性向40%目標を掲げ、政策保有株を『可及的速やかに売却』する方針。売却益は特別配当や自社株買いの原資になる。配当2.75%を受け取りながら、東証のPBR1倍要請を追い風に、還元でディスカウントが縮むのを待つ——派手さはないですが、複利で報われる型です」

守田「ただし釘を刺す。ROE7.4%は資本コスト近辺で低い。会社が現金を溜め込み続け、還元が進まなければ、PBR0.9倍のまま何年も滞留するバリュートラップのリスクは現実的だ。ここは”買収で強制解放”がない分、経営の還元姿勢に賭ける銘柄——そこを理解して持て」


対比コーナー|日本BS放送(9414)と並べる|同じ放送、逆の報われ方

沼田「せっかくだから、うちが以前紹介した日本BS放送(9414)と並べよう。同じ”放送×バリュー”でも、報われ方が正反対だ」

観点テレビ東京HD(9413)日本BS放送(9414)
事業地上波+アニメIP(グローバル成長)BS単営(BS11)
時価総額約967億円約162億円(小型)
資産の柱現金+有価証券(株価の68%)神田駿河台の本社ビル含み益
親会社日本経済新聞社 33%ビックカメラ 61%
TOB・完全子会社化✕ 封印(放送法+外資規制+日経)◯ 現実的(親が民間・持株61%)
カタリスト自律的資本政策(還元・政策株売却)完全子会社化TOB
報われ方持って報われる(複利型)イベントで報われる(一撃型)
担当🐝花岡・🦦河内(還元+資産)🐊待伏(TOB待ち伏せ)
評価B+B+

「見てのとおり、日本BS放送は私(待伏)の狩り場——親会社が民間のビックカメラで、完全子会社化TOBが現実的。含み益のある本社ビルごと安く買える”イベント案件”です」

「一方のテレ東は私(河内)と花岡さんの領分。TOBは来ないけど、現金が分厚く配当が出て、アニメIPが育つ。待って報われる資産株。同じB+でも、日本BS放送は”いつ来るかわからないTOBを配当3.3%で待つ”、テレ東は”来ないTOBの代わりに、成長と還元を配当2.75%で待つ”——同じ放送セクターで、性格の違う2枚を持てるのは面白いですよ」

「投資家としては、この2枚はPFの中で補完し合う。日本BS放送は”イベントの当たり待ち”、テレ東は”時間が味方の複利”。効くきっかけが違うから、片方が滞留してももう片方が動く可能性がある」


机をはさんで資料を見ながら話し合うザリガニの守田と、トカゲの日向
🦞 守田退三 + 🦎 日向昇 ——外れる側から、先に見る

リスク(正直に)

  • TOB/MBO封印(最重要の性格):放送法+外資規制+日経33%で買収プレミアムは望めない。カタリストは自律的資本政策のみ
  • 低ROEのバリュートラップ性:ROE7.4%。還元が進まなければPBR0.9倍が是正されず滞留し得る
  • アニメ特需の反動:ポケモン・NARUTO等の主力IP依存。ヒットIPの端境期に入れば利益急減(会社FY27計画も営業益ほぼ横ばいと保守的)
  • 地上波広告の構造縮小:視聴の配信シフトでテレビ広告市場は長期縮小。放送のディスカウント継続
  • 保有株の時価下落:資産の一部が投資有価証券227億=株安局面ではBPS・NAVが目減り
  • 土地含み益は期待薄:本社は住友不動産六本木グランドタワーの賃借。日本BS放送のような不動産含み益は乏しく、資産の本体はあくまで現金+有価証券

「まとめる。これは”下値を現金に守られ、配当2.75%を受け取りながら、アニメの成長と会社の還元強化を、時間をかけて待つ”銘柄だ。PER12倍・ROE7%で買うんじゃない——EV/EBITDA1.9倍・PBR0.90倍という値札で買う。短期の値幅取りやカタリスト勝負には向かない。3年スパンの中庸バリューだ」


近況レポート(ランク:B+)

総合方針:現金68%の資産に守られ、配当2.75%を得ながらアニメ成長+還元強化を中長期で待つ

  • 時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で全事業がタダ同然・PBR0.90倍で解散価値割れ
  • アニメ・配信が利益の過半(+55%)=放送オワコン論では説明できないストック成長
  • TOB/MBOは制度で封印=カタリストは政策株売却・還元強化・自社株買いの自律的資本政策のみ
  • 最大の留保はROE7.4%のバリュートラップ性。日本BS放送(TOB型)とは”報われ方”が逆のB+

アクション方針:現値(3,630円前後)は割安圏。下値の目安は正味現金+有価証券の2,479円台(3年後は積み上がりでさらに上)。監視は①政策保有株の売却+特別配当/自社株買い ②総還元性向の引き上げ ③アニメIPの海外ヒット継続 ④ROE8%目標への接近。3年で還元・成長が進まなければ見直し。


大きな砂時計のそばで報告書を読むワニの待伏と、隣でそわそわしている日向
🐊 待伏静江 ——急いでいるのは、たいてい相手のほう

シナリオ別・期待株価(3年・確率加重 約4,410円)

シナリオ確率株価中身
Bear(広告悪化・アニメ反動)25%2,730円(▲25%)それでも資産(現金+有価証券)がフロア
Base(中計線・PBR是正)50%4,455円(+23%)政策株売却・自社株買いで解散価値へ接近
Bull(IPグローバル+大型還元)25%6,000円(+65%)アニメ海外ヒット+PBR1.2倍再評価

確率加重の期待株価は約4,410円(+21%・配当込みで約+30%)。下値は資産がフロアを作り、上値はアニメと還元で開く。広済堂のような「1:6」の派手な非対称ではなく、堅実な「1:2.6」型——派手さより確実性のプロファイルです。


バリュー商会としての位置づけ

「整理しよう。テレビ東京HDは——」

視点評価
資産の厚み◎ 現金+有価証券が株価の68%・PBR0.90倍・EV/EBITDA1.9倍
事業の質◎ アニメIPのグローバル・ストック成長が利益の過半
インカム○ 配当2.75%・総還元性向40%目標・政策株売却余地
カタリストの派手さ△ TOB/MBO封印=一撃の解放はない
最大の留保△ ROE7.4%のバリュートラップ性・アニメ特需の反動
総合評価B+(持って報われる中庸バリュー・配当で待つ)

💬 沼田課長より 「テレビ東京は、“現金の塊に、育つアニメIPがタダで付く”割安株だ。時価総額の3分の2が現金で、放送もアニメもEV/EBITDA1.9倍でまるごと買える。しかもアニメは配信・課金で伸びている。唯一にして最大の弱点は、TOBという派手なカタリストが放送法と日経33%で封印されていること——だから待伏の出番はない。だが、買収で解放できないものは、会社が自分で解放すればいい。政策株を売り、還元を厚くし、PBR1倍へ——その自律運動を、配当2.75%を受け取りながら待つ。日本BS放送が”TOBで一撃”の待伏銘柄なら、テレ東は”時間が複利で効く”河内・花岡の銘柄だ。同じ放送でも、報われ方が逆——だからこそ、両方持つ価値がある。派手ではないが、下値は現金が守り、上値はアニメと還元が開く。B+の、持って報われるバリューだ」


📊 詳細分析レポート(完全版)

テレビ東京HD(9413)バリュー投資分析 ─ 投資テーゼ・資産と割安性・事業性と成長・3年後期待株価・最新決算・カタリストとリスク・最終評価(完全版)

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