🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

現在総資産
4,326万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 月初に前月末成績を反映

📌 社内掲示板

2026.08.08
【東洋テック(9686)|B++で新規紹介/警備シリーズ①】大阪・関西地盤の総合警備。2026年3月期は万博の警備特需と価格改定で売上+23.3%・営業益+177.6%と実力が開花したが、見るべきは万博を剥がした後の“土台”のほう。8/7終値1,624円でPBR0.73倍・自己資本比率59.2%、時価総額約174億に対し投資有価証券43億+賃貸用不動産69億(いずれも税後)を差し引くと、警備+ビル管理という中核事業の実質EVはわずか55億=EV/EBITDA1.8倍。同業のM&A相場5〜8倍に対し、資産の裏付けと事業そのものの二重の割安になっている。配当は第13次中計でDOE3.0%を下限と明記=BPS成長に連れてフロアが切り上がる実質累進配当で、万博反動の減益期(EPS189→121円)でも71円を据え置き8期連続で減配なし。TOYO-TECプレミアム優待倶楽部と合わせた総合利回りは100株4.37%→500株4.99%→1,000株5.30%→2,500株5.60%と、買い下がって現物を積むほど厚くなる設計。1,000株なら5年で累積26.5%=実質取得原価は約1,194円まで下がる。そこへ筆頭株主セコム27.2%が2026年6月に取締役2名を送り込み、関西電力14.3%の政策保有株売却計画と2026年7月施行の独立役員規程改正で再編の期限が制度的に迫る。会社自身も中計で株価2,000円・PBR1倍を目標に。留保はセコムが20年動かなかった実績・27/3期の減収減益・のれん25.2億の減損・薄商い。再編は“払っていないコールオプション”として扱い、準主力3〜5%を現物で買い下がる。完全版レポート付き。
— 花岡
2026.08.07
【アクティビスト先回り投資・実例編/シリーズ完結】①総論・②スマートマネー・③実践で説いてきた「資産に対して極端に安い株には、いつか必ず外圧が来る。だから来やすい構造の銘柄に、来る前から座っておけ」——その“いつか”が、この数か月で立て続けに現実になった。ダイケン(5900)にグローバル・マネジメントが5.00%を純投資で取得、群栄化学(4229)にDOE5パーセントが4か月で7.18%まで積み増し(目的は重要提案行為=最も熱い)+顧客の信越化学も5%株主入り、遠藤照明(6932)にアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%=創業家系アーバン33.4%と合算46.4%の非公開化の素地。そして同業の岩崎電気は2023年にカーライル系とのMBOで前日終値+83%の4,460円で退場し、「外圧が来た先に何が起きるか」を実演済み。本稿はこの4例を横断し、外圧の“温度”を純投資→重要提案→MBOの階段として整理する。ただし守田が釘を刺す通り、純投資止まり・支配株主の壁(ダイケン52%/群栄自己株26%/遠藤33.4%)・時間軸が読めない・織り込み後の高値づかみ、という4つの戒めがある。外圧は“来たらボーナス”であって主役にしない。先回りとは当てにいくことではなく、当たっても外れても困らない場所に先に座っておくこと。
— 待伏
2026.08.06
【ヤマウHD(5284)|B++で新規紹介/割り込み】8/5の1Q決算で営業益▲29.9%を受けPTSで2,180円まで売られ、本日6日の前場終値は2,230円。ただし1Qはこの会社にとって通期営業利益の1割しかない最小の四半期で、減益額145百万は通期計画3,520百万のわずか4.1%——PTSの下げ▲4.5%とほぼ等価で、狼狽売りではなく妥当な調整だ。減益の犯人も主力のコンクリート二次製品1つだけで、水門(黒字転換)・橋梁(受注残+166%)・点検補修(+93.1%)はむしろ改善している。そのうえで2,230円はPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・配当利回り5.02%・自己資本比率64.8%の実質無借金。同業のヤマックス(PER7.5倍)・ベルテクス(14.0倍)より利益率が高く財務も強いのに、PERとPBRだけが最も低い。営業利益率は2019/3期3.6%→2026/3期16.7%へ切り上がったのに、市場はいまだ利益率3%時代の評価を当てている。下値は親会社保有42.3万㎡の土地含み益(税後推定29億=1株480円)とネットキャッシュ33億が支える。国土強靱化20兆円強の5か年は今期が初年度。創業家系14.5%を含む上位10位48.6%とEV/EBITDA約2.5倍でMBOの財務条件は揃うが、材料化はゼロ=無料のオプション扱い。留保は11月上旬の2Q(上期消化率41.9%は過去48〜53%に劣後、下方修正確率30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷。リスクリワード1:1.5ゆえ全力一括はせず、2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れの三分割で。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.05
【照明インフラ株シリーズ③・総括編/完結】個別2銘柄から一歩引いて、照明“業界そのもの”の妙味を数字で解剖。①国内の照明ストックは約18.1億台でLED化率67.5%=まだ約6億台が未更新、しかも器具ごと更新が推奨されLED照明器具市場は2024年9,200億円→2030年1兆2,800億円へ。制度も追い風で直管形蛍光灯は2027年末に製造終了(2028年1月から禁止)。②なのに上場して買える純粋照明株は星和×遠藤の実質2枚だけ——岩崎電気は2023年に83%プレミアムのMBOで退場し、コイズミ・オーデリック・大光・アイリスは非上場。③そこへ東証のPBR是正・政策保有株削減が重なる三重の妙味。ただし2銘柄では分散が効かず2029年以降は需要の谷が来るため、総資産5〜10%・遠藤70/星和30・買い下がりで。握力は根性ではなく「なぜ下で止まるか」の理解から生まれる。
— 沼田
2026.08.04
【日本フェンオール(6870)|A−で新規紹介/割り込み】7/31大引け後の中間決算で「純利益▲39.5%」の見出しに反応して急落。だが中身は逆で、減益の正体は前年の特別利益392百万(うち関係会社清算益323百万)の消滅であり、経常は+26.1%・営業は+12.3%の増益。サーマルの受注は+104.5%と倍増、SSPの利益率27.6%は過去最高水準。株価2,229円のうち1株金融資産は1,714円=77%を占め、事業EVはわずか28.9億=EV/EBITDA1.7倍・金融資産控除後PER3.3倍。政策保有株の含み益を全額ゼロと置いた実質BPS2,357円すら株価が下回る。原発(柏崎刈羽・玄海3,4号機)や石油化学プラントの防災を担うニッチトップで、香港GMP26.0%+西華産業23.3%=49.3%の株主構成からTOB期待も。待つ間も配当利回り3.50%(78円・6期連続で毎年2円ずつ増配)。配当性向34%・DOE2.8%と低く増配余地が大きい。買い方は2,230/2,050/1,880円の3段ラダーで加重平均約2,060円、撤退判断は10/30の3Q決算でSSP受注を見る。留保は2022年の型式承認不正の履歴・流動性1割台・ROE目標6%<実績8.8%。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.03
【遠藤照明(6932)|Bで新規紹介/照明インフラ株シリーズ②】星和電機とは真逆の一枚。含み益ゼロ・実質BPS2,608円≒株価2,606円=実質PBR1.00倍で「資産バリューではない」。買う理由は①商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ粗利41%・営業利益率10.4%)②PEアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%+創業家33%=非公開化の素地(岩崎電気のMBOプレミアム83%が前例)。転換価額2,230.5円に対し現値は16.8%イン・ザ・マネー。現値は“バーゲン”ではないため打診まで、主力化は2,300円以下から。完全版レポート付き。
— 待伏
2026.08.02
【星和電機(6748)|B+で新規紹介/照明インフラ株シリーズ①】プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の利益率20%)を、政策保有株ごとPBR0.49倍で拾う。時価総額95億のうち43億が政策保有株=事業の実質EVは約61億で営業利益の3〜4年分。リターンの主エンジンはPBR是正ではなくBPSの複利成長で、「PBRが一生0.49倍のままでもBPS年10%積み上げ=配当込み年8〜12%」という設計=是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる。追い風は蛍光灯の製造禁止。留意は信用倍率600倍・情報機器受注▲42%。なお防爆の競合・岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(83%プレミアム)で上場廃止済みのため、防爆・産業用照明を上場株で買う選択肢は実質この星和だけ。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.01
【野村流レバレッジ論②|信用キャリーの10年設計】現物4,000万の高配当バリュー株に同額の信用を重ねると何が起きるか。金利1.69%÷調整金受取率84.685%=損益分岐は配当2.00%。配当4%なら現物3.19%+信用1.35%=合算実効4.54%で、10年後6,236万(現物のみ比+761万)。ただしこれは株価成長ゼロの下限ケース——ROE10%・配当性向50%ならBPSは年5%で自己増殖し、増配2%+株価2%なら10年で+1,301万に上振れる(レバ2倍ゆえ株価成長も2倍で効く)。加えて調整金は譲渡損益扱いのため損出しが毎年確実に還付へ変わる。一方で▲33%で追証、▲50%で自己資本消滅。完全版レポート付き。
— 野村
2026.07.31
【三協フロンテア(9639)|B++で新規紹介】ユニットハウス最大手。震災の応急仮設需要は確実に来る——しかも27/3期の会社計画590億は災害要因を織り込んでおらず計画外の上振れになる。能登の実績では粗利率が1.2pt下がっても粗利額はむしろ増加(220.4億>219.8億)=受注急増なら率より額。ただし一過性で翌期は反動減ゆえ「上振れ」に置き、土台は別に用意する。その土台=ストック収入48%×ROE11%×EV/EBITDA3.48倍×配当3.91%が「流動性枯渇+従属上場(創業家69.3%)」という構造理由だけで▲40〜60%放置されている点。ナガワはROEで劣るのにPER23倍=差は株主構成。カタリストはMBO(環境は完璧だが確率3年内20〜30%)と東証の親子上場規制。
— 守田
2026.07.29
【復興テーマ|担い手を資本で支え、果実を被災地へ】災害で儲けるのではなく、復興を担う企業に出資して応援し、利益の一部を被災地支援に充てるという順序を定義。世間が向かう下流(仮設・若築建設/ヤマウ等ゼネコン)より、工程の最初で息の長い上流=解体TANAKEN・調査応用地質・切断第一カッター・資産ダイケンの既紹介ディープバリューに妙味。仮設は三協フロンテア/ナガワ(長期優待が手厚く100株欲しい)。7/29、初動が鈍い×バリューを積極収集中。被災された方々にお見舞い申し上げます。投資助言ではありません。
— 沼田
2026.07.29
【野村流|信用維持率の設計図=平時レバ2倍の作法】信用は「どれだけ建てるか」が9割。維持率=現物×(1−下落率)÷〔信用×(1+下落率)〕でストレステストすると、資産バリュー現物を土台にすれば現物:信用100:100(レバ2倍)でも株価半減で維持率33%=追証にならない。▲30%なら54%で更に買い向かえる。三つの余力源(維持率バッファ・含み益・定期入金)と、金利1.69%・損切りラインの規律。レバナス小猿も乱入。投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.29
【相場考察|キオクシア(285A)の急落を“需給”で読む】7/28ストップ安・終値44,550円、上場来高値から1か月で半値以下。信用倍率36.75倍・信用買残1,388万株・貸株残わずか700株という重い需給から「追証の投げはまだ終わっていない=すぐのV字急反発は考えにくい」を野村が解説。現況⑤「急落買いの作法/セリクラ」の時事・実践版。普段は触らない超人気株・投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.23
【テレビ東京HD(9413)|B+で新規紹介】時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で放送+NARUTOのアニメIPがタダ同然・PBR0.90倍。ただしTOB/MBOは放送法+日経33%で封印=「持って報われる」複利型。日本BS放送(9414)との「TOBで報われる型/持って報われる型」対比つき。
— 河内
2026.07.22
【片倉工業(3001)|B++で新規紹介】旧・製糸の名門が、さいたま新都心コクーンシティに土地含み益915億+ネット金融資産592億(株価の71%)。修正NAV4,830円に対し株価2,640円=NAVの55%・▲45%割安。筆頭株主が約11%のアクティビストで還元強化は既に始動。東部NW・広済堂と並ぶ資産×カタリスト型。ライバル総出演。
— 沼田
2026.07.21
【コラム】箱売りシリーズ医療版を公開。薬・バイオは専門家でも見通せない——だから「方向性・業界成長・シェア」の構造だけで買う。徹底売り込みで高配当化したEMシステムズ(2,000株まで現物で優待)とタウンズ(累進配当5.8%で流行を待つ)。優待がなければ金利1.69%との利ザヤで信用保有もあり。
— 沼田
2026.07.20
【コラム】「建設株は死んだのか?」公開。原油高→資材高騰の箱ごと売りで、資材とほぼ無関係な銘柄まで安い——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンの4銘柄を「どんどん集めていく」と宣言。総合利回りを待ち賃に買い下がる。番外編=櫻島埠頭は"金融株"の引き出しで利上げ局面に。
— 沼田
2026.07.19
【櫻島埠頭(9353)|B++で新規紹介】時価総額43億に対し保有MUFG株の時価52億=「MUFGを2割引で間接保有+大阪港独占埠頭がタダ」の証券含み益型。個人投資家が半年で10.25%買い集め・有報に売却検討の明記。ただしMUFG連動+極小流動性=東部NW(A++)とは別の引き出しで少額指値分割。
— 河内
2026.07.17
【現況④公開(振り返り編)】「日本市場で最も安いかもしれない」岡谷鋼機(A・200株)と東海エレクトロニクス(A+・700株)の現況。板が薄く一度に買えないため、地合い悪化時の売り板に少しずつぶつけて集める方針を解説。東海エレは信用で集めて権利前に現引きする技も。ランクは両銘柄据え置き。
— 沼田
2026.07.16
【タウンズ(197A)|B+で新規紹介】利回り5.8%・「28円以上」明文化の累進配当×ROE40%の感染症POCT株。配当をもらいながらイベントを待つオプション設計。ただし割安の正体は正当なディスカウント=準主力3〜5%上限・打診買いから。ライバル陣営も乱入。
— 花岡
2026.07.14
【現況③公開+主力の席替え】PF主力「不動産含み益リッチ」組の現況を公開。東部ネットワークはA+→A++へ格上げ(1,317円まで走ってなお期待比+144%・27,500株フルホールド)、広済堂はA++→A+へ(548円はまだ安いが新規資金は東部優先)。京阪HD300株のサブ枠も開示。
— 沼田
2026.07.14
【現況②公開+ランク改定】「紹介銘柄の現況②(北里・神栄)」公開。北里はA−→Aへ引き上げ(PF調整で1,000株を1,340円で利確・3,400株継続)、神栄はA→A−へ改定するも売り検討せず2,400株フルホールド。ランク(妙味)とロット(資金管理)は別物。
— 沼田
2026.07.10
【現況シリーズ始動】「紹介銘柄の現況①(SaaS系)」公開。NSSOLはA→B++へ(900株を3,775円で利確・1,100株継続)、菱友はA→A−(400株買い増し・2,400株)。ランクは株価に応じて定期改定、ロットはランクに応じて調整していく。
— 沼田
2026.07.10
【応用地質(9755)|B+で新規紹介】地質調査シェア断トツ首位×ネットキャッシュ36%×PBR0.81倍×配当4%。国土強靱化20兆円と盛土規制法(調査の法定需要化)が追い風。優待は400株/600株で段差・継続1年でpt1.1倍。
— 河内
2026.07.09
【EMシステムズ(4820)|B+で新規紹介】調剤レセコン42.8%首位の医療DX寡占ストック。配当性向100%・FY27計画47円なら取得利回り9.3%。特需の谷(Q1営業益▲86%)につき、8月の2Q決算を挟んで分割エントリーで。
— 花岡
2026.07.09
【表記訂正】TANAKENの親会社スリーハンドレッドHDは非上場のため、「親子上場」→「実質親子上場(支配株主ディスカウント)」へ記事表記を修正。利益相反・低流動性という経済実態と投資ストーリーは不変。
— 待伏
2026.07.08
【第一カッター興業(1716)|B+で新規紹介】時価総額の53%が現金・PBR0.79倍・EV/経常3.9倍。国土強靱化の維持補修需要の受け皿で、資材高はむしろ相対優位。TANAKENと真逆の「守り」枠。
— 夜見
2026.07.07
【TANAKEN(1450)|A−で新規紹介】解体専業で国内唯一の上場。資材を積まず鉄を売る側なのに「建設株」一括売りで、ROE16%×PER8倍×配当4%に放置されている。
— 堀田
2026.07.05
【隠れ国策シリーズ】「少子化マネーの関所」北里(368A)編を公開、翌7/6に双子の日本ホスピス(7061)編も公開。国が構造的に金を出し続ける市場の独占者を、安いうちに拾う。
— 沼田
2026.07.02
【ダイケン(5900)|B++で新規紹介】PBR0.34倍・昭和取得の土地含み益42億・NCAV>株価。流動性が薄いので少しずつ拾う長期枠(長期ならA+級)。
— 河内
2026.07.02
【シリーズ完結】「アクティビスト先回り投資」全3話を7/2〜7/4で連続公開。大量保有報告書の追い方(スマートマネー編)から実践チェックリストまで。
— 待伏
2026.07.01
【コラム】野村の錬金術:買い方金利1.69%時代の税込み損益分岐は配当約2%。損出し+3年繰越の節税まで。信用を使うなら必読。
— 野村
2026.06.28
【コラム】「SaaSは死んだのか」公開。AIで死ぬのは浅いSaaSだけ——一括売りは歪み。ERP・SI・規制ITの構造優位を確認。後のNSSOL・菱友・EMシステムズ仕込みの土台。
— 沼田
2026.06.24
【コラム】野村のニッチ投資論①「東京の火葬場独占ディスカウント」公開。広済堂HD(7868)の資産の源泉を制度面から深掘り。
— 野村
2026.06.19
【教科書シリーズ】「バリュー投資の教科書」を6/19〜22で4連投。①日本市場の歪み→②ネットネット→③バフェット商社→実践編(日本のネットネット株の探し方)。
— 沼田
2026.06.17
【日本ギア工業(6356)|Aで新規紹介】最高益率なのに最低PER——市場のセクター一括処理が生んだ歪みの典型。
— 堀田
2026.06.13
【集中連載】守田「投資家の意思決定論」全4話+花岡「配当シリーズ」全4話を6/13〜16で公開。NISA vs 信用の期待リターン比較も。資金管理と出口の土台はこの一群。
— 守田
2026.06.11
【広済堂HD(7868)|A+→A++に格上げ】株価が更に下落し、NAV1,021円との乖離が一段拡大。ダウンサイドはBPS床のみ・アップサイドは据え置きで非対称性が改善。「下げが投資妙味を高めた」格好。売却検討は継続中、ポジション積み増し検討。
— 待伏
2026.06.09
【NSSOL(2327)】アクティビスト3D の動向を注視中。6/19総会後の防衛策消滅で買い増し解禁へ。変更報告書に即反応できる体制を維持。
— 待伏
2026.05.29
TOB件数が加速中。日本の割安ニッチトップが今熱い!
— 沼田

🧑‍💼 筆者

沼田 堅一
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,326万円 → 2億円(2030年)

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📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
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銘柄分析 — 現金68%×EV/EBITDA1.9倍×アニメIP成長
テレビ東京ホールディングス (9413)
現金68%×EV/EBITDA1.9倍×アニメIP成長
3年保有想定の 期待価格
4,410円
現在比 +21〜+65%
シナリオが大きく崩れない限り保有継続 — 崩れた場合は売却を検討
現在株価
3,630円
2026/7/23時点
3年期待価格
4,410円
期待リターン
+21〜+65%
最大下落
▲25%
修正PBR
0.90倍

銘柄紹介|テレビ東京HD(9413)— 時価総額の68%が現金、放送+ポケモン・NARUTOのアニメIPをEV/EBITDA1.9倍でタダ同然に買える。ただしTOBは放送法で封印された『持って報われる』バリュー株


🦦 「株価3,630円のうち、2,479円分がただの現金と上場株。差し引きたった1,151円で、テレビ局とアニメ事業がまるごと買える。ポケモンもNARUTOも、実質タダでついてくるんですよ。……なんでこんな値段なんですか?」


この銘柄、一言でいうと

指標数値
現在株価3,630円(時価総額 約967億円・東証プライム)
PBR / BPS0.90倍/4,034円(解散価値割れ
正味現金+有価証券約660億円=1株2,479円(株価の68%)
EV/EBITDA1.9倍(放送+アニメ全事業が捨て値評価)
アニメ・配信 営業益65.9億(+55%)=いまや利益の過半
配当利回り / ROE2.75% / 7.4%(総還元性向40%目標)
最大の留保TOB/MBOが放送法+日経33%で事実上封印
バリュー商会評価B+(持って報われる型・配当で待つ中庸バリュー)

🦦「テレビ東京ホールディングス(9413)。『7時のニュースを流さず映画を流す局』として愛される、あのテレ東です。でも投資家として見ると——中身は”現金の塊”に、育ち盛りのアニメIPがくっついた資産株なんです」


本題|EV/EBITDA1.9倍|“現金の塊”に、伸びるアニメがタダで付く

🦉夜見「割安の核心を数字で。時価総額967億円を分解します」

💡 株価3,630円の”中身”

・現預金492億+投資有価証券227億−有利子負債64億=正味660億=1株2,479円(株価の68%) ・時価総額から現金を引いた事業価値(EV)はわずか306億円=1株1,151円 ・EV ÷ EBITDA162億 = EV/EBITDA1.9倍。放送・アニメ・通販の全事業がこの評価 ・BPS4,034円に対し株価3,630円=PBR0.90倍(解散価値割れ)

🦦河内「つまり——株を買うと、まず現金と株で7割が返ってきて、残りの1,151円で、過去最高益の放送局と、二桁成長中のアニメIP事業がまるごと手に入る。事業を実質2年分の利益で買える計算です。東海エレクトロニクスの”現金>株価”ほど極端ではないですが、規模の大きい現金バリューですね」

🦫堀田「そのタダ同然の事業の中身が、実は熱い。ポケモン・NARUTOなどのアニメIPが海外でゲーム化・商品化・配信され、アニメ・配信の営業利益は65.9億円(+55%)——いまや全社利益の過半を稼ぐ。放送広告に依存しない、ライツ・課金型のストック収益だ。制作済みのライブラリが海外で繰り返しお金を生む。テレ東は”地上波のオワコン”じゃない、IPを持つ会社だ」


ライバル乱入|「放送なんてオワコンだろ!」

🦍テック番長「はいはい出た出た、テレビ局! 若者はもうテレビ観ねえよ! 全部配信、全部YouTube! オワコンを”割安”とか言ってるだけだろ!

🦫堀田「番長、そのオワコン論をEV/EBITDA1.9倍で買うと、配信で”伸びている”アニメIPがタダで付いてくるのだ。テレ東のアニメは、まさにお前の言う配信・課金で成長している側だぞ。『放送』の箱ごと叩き売られたおかげで、その中の”伸びるIP”まで捨て値になっている——SaaSは死んだ騒ぎと同じ構図だ。箱で売るな、中身を見ろ」

🦅ドル建て鷹「フン……どうせ円建ての内需局だろう。為替の翼のない、地べたのテレビ屋だ」

🦦河内「鷹さん、放送は内需です。でも——アニメIPだけは、あなた好みの”海外で稼ぐ翼”を、しっかり広げてます。ポケモンもNARUTOも、世界中でゲーム化・配信・商品化。あなたが探してる”海外に飛ぶ翼”が、この地味な局の中に、しかも育ち盛りで1枚だけ入ってる。しかも今、EV/EBITDA1.9倍で、その翼ごとタダ同然です」

🧘オルカン教祖「……個別株の目利きなど、驕りです。テレ東ごとき、インデックスで平均に薄く乗れば十分。個別で選ぶ意味などない……」

🧑‍💼沼田「教祖、そこが今日の分かれ道です。インデックスは、テレ東を”時価総額どおり”に薄く持つ——NAVの55%だろうが100%だろうが、お構いなしに。でも歪みは、その”時価総額どおり”の外側にある。平均は、歪みをならして消してしまう。うちは、歪みを選んで厚く取る。同じテレ東株を持っても、“平均で薄く”と”割安だから厚く”は、まるで別物ですよ。……網の外だ内だ、といういつもの話じゃなくて、今日は”厚み”の話です」

🐒レバナス小猿「ウキッ! でもよ、結局TOBで一発ドカンもないんだろ? 地味〜! 何が楽しくて持つんだよ!」

🦞守田「小猿、その”一発ドカンがない”という指摘は、今日いちばん重要な論点だ。ここは正直に、たっぷり話す価値がある


最大の留保|待伏の得意技が、使えない銘柄

🐊待伏「……はい、私の出番のはずでした。時価総額の割に資産が分厚く、親会社がいて——普段なら『完全子会社化TOB待ち伏せ』の典型です。でも、テレ東だけは違うんです。私の得意技が、制度で封印されている

⚠️ なぜテレ東はTOB/MBOが効かないのか

放送法のマスメディア集中排除原則外資規制(外国人議決権が1/3以上になると放送認定が取り消される) ・筆頭株主が日本経済新聞社で33.06%を保有——外部者が支配権を握る買収は現実的に不可能 ・つまり——“買収プレミアム”は、この株の期待値に入れられない

🐊「日本BS放送なら、私は喜んで待ち伏せます。親会社ビックカメラが61%を握っていて、完全子会社化のコストも小さい——あれは”イベントで報われる型”。でもテレ東は、同じ放送でも買収の扉が制度で溶接されている。だから私は、この銘柄では引っ込みます」

🐝花岡「待伏さんが引っ込んだ分、私が出ます。買収で解放できないなら、会社が自分で解放すればいい——それが自律的な資本政策です。テレ東は総還元性向40%目標を掲げ、政策保有株を『可及的速やかに売却』する方針。売却益は特別配当や自社株買いの原資になる。配当2.75%を受け取りながら、東証のPBR1倍要請を追い風に、還元でディスカウントが縮むのを待つ——派手さはないですが、複利で報われる型です」

🦞守田「ただし釘を刺す。ROE7.4%は資本コスト近辺で低い。会社が現金を溜め込み続け、還元が進まなければ、PBR0.9倍のまま何年も滞留するバリュートラップのリスクは現実的だ。ここは”買収で強制解放”がない分、経営の還元姿勢に賭ける銘柄——そこを理解して持て」


対比コーナー|日本BS放送(9414)と並べる|同じ放送、逆の報われ方

🧑‍💼沼田「せっかくだから、うちが以前紹介した日本BS放送(9414)と並べよう。同じ”放送×バリュー”でも、報われ方が正反対だ」

観点テレビ東京HD(9413)日本BS放送(9414)
事業地上波+アニメIP(グローバル成長)BS単営(BS11)
時価総額約967億円約162億円(小型)
資産の柱現金+有価証券(株価の68%)神田駿河台の本社ビル含み益
親会社日本経済新聞社 33%ビックカメラ 61%
TOB・完全子会社化✕ 封印(放送法+外資規制+日経)◯ 現実的(親が民間・持株61%)
カタリスト自律的資本政策(還元・政策株売却)完全子会社化TOB
報われ方持って報われる(複利型)イベントで報われる(一撃型)
担当🐝花岡・🦦河内(還元+資産)🐊待伏(TOB待ち伏せ)
評価B+B+

🐊「見てのとおり、日本BS放送は私(待伏)の狩り場——親会社が民間のビックカメラで、完全子会社化TOBが現実的。含み益のある本社ビルごと安く買える”イベント案件”です」

🦦「一方のテレ東は私(河内)と花岡さんの領分。TOBは来ないけど、現金が分厚く配当が出て、アニメIPが育つ。待って報われる資産株。同じB+でも、日本BS放送は”いつ来るかわからないTOBを配当3.3%で待つ”、テレ東は”来ないTOBの代わりに、成長と還元を配当2.75%で待つ”——同じ放送セクターで、性格の違う2枚を持てるのは面白いですよ」

🧑‍💼「投資家としては、この2枚はPFの中で補完し合う。日本BS放送は”イベントの当たり待ち”、テレ東は”時間が味方の複利”。効くきっかけが違うから、片方が滞留してももう片方が動く可能性がある」


リスク(正直に)

  • TOB/MBO封印(最重要の性格):放送法+外資規制+日経33%で買収プレミアムは望めない。カタリストは自律的資本政策のみ
  • 低ROEのバリュートラップ性:ROE7.4%。還元が進まなければPBR0.9倍が是正されず滞留し得る
  • アニメ特需の反動:ポケモン・NARUTO等の主力IP依存。ヒットIPの端境期に入れば利益急減(会社FY27計画も営業益ほぼ横ばいと保守的)
  • 地上波広告の構造縮小:視聴の配信シフトでテレビ広告市場は長期縮小。放送のディスカウント継続
  • 保有株の時価下落:資産の一部が投資有価証券227億=株安局面ではBPS・NAVが目減り
  • 土地含み益は期待薄:本社は住友不動産六本木グランドタワーの賃借。日本BS放送のような不動産含み益は乏しく、資産の本体はあくまで現金+有価証券

🦞「まとめる。これは”下値を現金に守られ、配当2.75%を受け取りながら、アニメの成長と会社の還元強化を、時間をかけて待つ”銘柄だ。PER12倍・ROE7%で買うんじゃない——EV/EBITDA1.9倍・PBR0.90倍という値札で買う。短期の値幅取りやカタリスト勝負には向かない。3年スパンの中庸バリューだ」


近況レポート(ランク:B+)

総合方針:現金68%の資産に守られ、配当2.75%を得ながらアニメ成長+還元強化を中長期で待つ

  • 時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で全事業がタダ同然・PBR0.90倍で解散価値割れ
  • アニメ・配信が利益の過半(+55%)=放送オワコン論では説明できないストック成長
  • TOB/MBOは制度で封印=カタリストは政策株売却・還元強化・自社株買いの自律的資本政策のみ
  • 最大の留保はROE7.4%のバリュートラップ性。日本BS放送(TOB型)とは”報われ方”が逆のB+

アクション方針:現値(3,630円前後)は割安圏。下値の目安は正味現金+有価証券の2,479円台(3年後は積み上がりでさらに上)。監視は①政策保有株の売却+特別配当/自社株買い ②総還元性向の引き上げ ③アニメIPの海外ヒット継続 ④ROE8%目標への接近。3年で還元・成長が進まなければ見直し。


シナリオ別・期待株価(3年・確率加重 約4,410円)

シナリオ確率株価中身
Bear(広告悪化・アニメ反動)25%2,730円(▲25%)それでも資産(現金+有価証券)がフロア
Base(中計線・PBR是正)50%4,455円(+23%)政策株売却・自社株買いで解散価値へ接近
Bull(IPグローバル+大型還元)25%6,000円(+65%)アニメ海外ヒット+PBR1.2倍再評価

確率加重の期待株価は約4,410円(+21%・配当込みで約+30%)下値は資産がフロアを作り、上値はアニメと還元で開く。広済堂のような「1:6」の派手な非対称ではなく、堅実な「1:2.6」型——派手さより確実性のプロファイルです。


バリュー商会としての位置づけ

🧑‍💼「整理しよう。テレビ東京HDは——」

視点評価
資産の厚み◎ 現金+有価証券が株価の68%・PBR0.90倍・EV/EBITDA1.9倍
事業の質◎ アニメIPのグローバル・ストック成長が利益の過半
インカム○ 配当2.75%・総還元性向40%目標・政策株売却余地
カタリストの派手さTOB/MBO封印=一撃の解放はない
最大の留保△ ROE7.4%のバリュートラップ性・アニメ特需の反動
総合評価B+(持って報われる中庸バリュー・配当で待つ)

💬 沼田課長より 「テレビ東京は、“現金の塊に、育つアニメIPがタダで付く”割安株だ。時価総額の3分の2が現金で、放送もアニメもEV/EBITDA1.9倍でまるごと買える。しかもアニメは配信・課金で伸びている。唯一にして最大の弱点は、TOBという派手なカタリストが放送法と日経33%で封印されていること——だから待伏の出番はない。だが、買収で解放できないものは、会社が自分で解放すればいい。政策株を売り、還元を厚くし、PBR1倍へ——その自律運動を、配当2.75%を受け取りながら待つ。日本BS放送が”TOBで一撃”の待伏銘柄なら、テレ東は”時間が複利で効く”河内・花岡の銘柄だ。同じ放送でも、報われ方が逆——だからこそ、両方持つ価値がある。派手ではないが、下値は現金が守り、上値はアニメと還元が開く。B+の、持って報われるバリューだ」


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