🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

現在総資産
4,326万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 月初に前月末成績を反映

📌 社内掲示板

2026.08.08
【東洋テック(9686)|B++で新規紹介/警備シリーズ①】大阪・関西地盤の総合警備。2026年3月期は万博の警備特需と価格改定で売上+23.3%・営業益+177.6%と実力が開花したが、見るべきは万博を剥がした後の“土台”のほう。8/7終値1,624円でPBR0.73倍・自己資本比率59.2%、時価総額約174億に対し投資有価証券43億+賃貸用不動産69億(いずれも税後)を差し引くと、警備+ビル管理という中核事業の実質EVはわずか55億=EV/EBITDA1.8倍。同業のM&A相場5〜8倍に対し、資産の裏付けと事業そのものの二重の割安になっている。配当は第13次中計でDOE3.0%を下限と明記=BPS成長に連れてフロアが切り上がる実質累進配当で、万博反動の減益期(EPS189→121円)でも71円を据え置き8期連続で減配なし。TOYO-TECプレミアム優待倶楽部と合わせた総合利回りは100株4.37%→500株4.99%→1,000株5.30%→2,500株5.60%と、買い下がって現物を積むほど厚くなる設計。1,000株なら5年で累積26.5%=実質取得原価は約1,194円まで下がる。そこへ筆頭株主セコム27.2%が2026年6月に取締役2名を送り込み、関西電力14.3%の政策保有株売却計画と2026年7月施行の独立役員規程改正で再編の期限が制度的に迫る。会社自身も中計で株価2,000円・PBR1倍を目標に。留保はセコムが20年動かなかった実績・27/3期の減収減益・のれん25.2億の減損・薄商い。再編は“払っていないコールオプション”として扱い、準主力3〜5%を現物で買い下がる。完全版レポート付き。
— 花岡
2026.08.07
【アクティビスト先回り投資・実例編/シリーズ完結】①総論・②スマートマネー・③実践で説いてきた「資産に対して極端に安い株には、いつか必ず外圧が来る。だから来やすい構造の銘柄に、来る前から座っておけ」——その“いつか”が、この数か月で立て続けに現実になった。ダイケン(5900)にグローバル・マネジメントが5.00%を純投資で取得、群栄化学(4229)にDOE5パーセントが4か月で7.18%まで積み増し(目的は重要提案行為=最も熱い)+顧客の信越化学も5%株主入り、遠藤照明(6932)にアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%=創業家系アーバン33.4%と合算46.4%の非公開化の素地。そして同業の岩崎電気は2023年にカーライル系とのMBOで前日終値+83%の4,460円で退場し、「外圧が来た先に何が起きるか」を実演済み。本稿はこの4例を横断し、外圧の“温度”を純投資→重要提案→MBOの階段として整理する。ただし守田が釘を刺す通り、純投資止まり・支配株主の壁(ダイケン52%/群栄自己株26%/遠藤33.4%)・時間軸が読めない・織り込み後の高値づかみ、という4つの戒めがある。外圧は“来たらボーナス”であって主役にしない。先回りとは当てにいくことではなく、当たっても外れても困らない場所に先に座っておくこと。
— 待伏
2026.08.06
【ヤマウHD(5284)|B++で新規紹介/割り込み】8/5の1Q決算で営業益▲29.9%を受けPTSで2,180円まで売られ、本日6日の前場終値は2,230円。ただし1Qはこの会社にとって通期営業利益の1割しかない最小の四半期で、減益額145百万は通期計画3,520百万のわずか4.1%——PTSの下げ▲4.5%とほぼ等価で、狼狽売りではなく妥当な調整だ。減益の犯人も主力のコンクリート二次製品1つだけで、水門(黒字転換)・橋梁(受注残+166%)・点検補修(+93.1%)はむしろ改善している。そのうえで2,230円はPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・配当利回り5.02%・自己資本比率64.8%の実質無借金。同業のヤマックス(PER7.5倍)・ベルテクス(14.0倍)より利益率が高く財務も強いのに、PERとPBRだけが最も低い。営業利益率は2019/3期3.6%→2026/3期16.7%へ切り上がったのに、市場はいまだ利益率3%時代の評価を当てている。下値は親会社保有42.3万㎡の土地含み益(税後推定29億=1株480円)とネットキャッシュ33億が支える。国土強靱化20兆円強の5か年は今期が初年度。創業家系14.5%を含む上位10位48.6%とEV/EBITDA約2.5倍でMBOの財務条件は揃うが、材料化はゼロ=無料のオプション扱い。留保は11月上旬の2Q(上期消化率41.9%は過去48〜53%に劣後、下方修正確率30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷。リスクリワード1:1.5ゆえ全力一括はせず、2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れの三分割で。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.05
【照明インフラ株シリーズ③・総括編/完結】個別2銘柄から一歩引いて、照明“業界そのもの”の妙味を数字で解剖。①国内の照明ストックは約18.1億台でLED化率67.5%=まだ約6億台が未更新、しかも器具ごと更新が推奨されLED照明器具市場は2024年9,200億円→2030年1兆2,800億円へ。制度も追い風で直管形蛍光灯は2027年末に製造終了(2028年1月から禁止)。②なのに上場して買える純粋照明株は星和×遠藤の実質2枚だけ——岩崎電気は2023年に83%プレミアムのMBOで退場し、コイズミ・オーデリック・大光・アイリスは非上場。③そこへ東証のPBR是正・政策保有株削減が重なる三重の妙味。ただし2銘柄では分散が効かず2029年以降は需要の谷が来るため、総資産5〜10%・遠藤70/星和30・買い下がりで。握力は根性ではなく「なぜ下で止まるか」の理解から生まれる。
— 沼田
2026.08.04
【日本フェンオール(6870)|A−で新規紹介/割り込み】7/31大引け後の中間決算で「純利益▲39.5%」の見出しに反応して急落。だが中身は逆で、減益の正体は前年の特別利益392百万(うち関係会社清算益323百万)の消滅であり、経常は+26.1%・営業は+12.3%の増益。サーマルの受注は+104.5%と倍増、SSPの利益率27.6%は過去最高水準。株価2,229円のうち1株金融資産は1,714円=77%を占め、事業EVはわずか28.9億=EV/EBITDA1.7倍・金融資産控除後PER3.3倍。政策保有株の含み益を全額ゼロと置いた実質BPS2,357円すら株価が下回る。原発(柏崎刈羽・玄海3,4号機)や石油化学プラントの防災を担うニッチトップで、香港GMP26.0%+西華産業23.3%=49.3%の株主構成からTOB期待も。待つ間も配当利回り3.50%(78円・6期連続で毎年2円ずつ増配)。配当性向34%・DOE2.8%と低く増配余地が大きい。買い方は2,230/2,050/1,880円の3段ラダーで加重平均約2,060円、撤退判断は10/30の3Q決算でSSP受注を見る。留保は2022年の型式承認不正の履歴・流動性1割台・ROE目標6%<実績8.8%。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.03
【遠藤照明(6932)|Bで新規紹介/照明インフラ株シリーズ②】星和電機とは真逆の一枚。含み益ゼロ・実質BPS2,608円≒株価2,606円=実質PBR1.00倍で「資産バリューではない」。買う理由は①商業施設のトータル照明ソリューション(Smart LEDZ粗利41%・営業利益率10.4%)②PEアドバンテッジパートナーズ系が転換社債で潜在13.01%+創業家33%=非公開化の素地(岩崎電気のMBOプレミアム83%が前例)。転換価額2,230.5円に対し現値は16.8%イン・ザ・マネー。現値は“バーゲン”ではないため打診まで、主力化は2,300円以下から。完全版レポート付き。
— 待伏
2026.08.02
【星和電機(6748)|B+で新規紹介/照明インフラ株シリーズ①】プラント防爆照明のニッチトップ(照明機器の利益率20%)を、政策保有株ごとPBR0.49倍で拾う。時価総額95億のうち43億が政策保有株=事業の実質EVは約61億で営業利益の3〜4年分。リターンの主エンジンはPBR是正ではなくBPSの複利成長で、「PBRが一生0.49倍のままでもBPS年10%積み上げ=配当込み年8〜12%」という設計=是正されれば嬉しいボーナス、されなくても勝てる。追い風は蛍光灯の製造禁止。留意は信用倍率600倍・情報機器受注▲42%。なお防爆の競合・岩崎電気(旧6924)は2023年にカーライル系とのMBO(83%プレミアム)で上場廃止済みのため、防爆・産業用照明を上場株で買う選択肢は実質この星和だけ。完全版レポート付き。
— 河内
2026.08.01
【野村流レバレッジ論②|信用キャリーの10年設計】現物4,000万の高配当バリュー株に同額の信用を重ねると何が起きるか。金利1.69%÷調整金受取率84.685%=損益分岐は配当2.00%。配当4%なら現物3.19%+信用1.35%=合算実効4.54%で、10年後6,236万(現物のみ比+761万)。ただしこれは株価成長ゼロの下限ケース——ROE10%・配当性向50%ならBPSは年5%で自己増殖し、増配2%+株価2%なら10年で+1,301万に上振れる(レバ2倍ゆえ株価成長も2倍で効く)。加えて調整金は譲渡損益扱いのため損出しが毎年確実に還付へ変わる。一方で▲33%で追証、▲50%で自己資本消滅。完全版レポート付き。
— 野村
2026.07.31
【三協フロンテア(9639)|B++で新規紹介】ユニットハウス最大手。震災の応急仮設需要は確実に来る——しかも27/3期の会社計画590億は災害要因を織り込んでおらず計画外の上振れになる。能登の実績では粗利率が1.2pt下がっても粗利額はむしろ増加(220.4億>219.8億)=受注急増なら率より額。ただし一過性で翌期は反動減ゆえ「上振れ」に置き、土台は別に用意する。その土台=ストック収入48%×ROE11%×EV/EBITDA3.48倍×配当3.91%が「流動性枯渇+従属上場(創業家69.3%)」という構造理由だけで▲40〜60%放置されている点。ナガワはROEで劣るのにPER23倍=差は株主構成。カタリストはMBO(環境は完璧だが確率3年内20〜30%)と東証の親子上場規制。
— 守田
2026.07.29
【復興テーマ|担い手を資本で支え、果実を被災地へ】災害で儲けるのではなく、復興を担う企業に出資して応援し、利益の一部を被災地支援に充てるという順序を定義。世間が向かう下流(仮設・若築建設/ヤマウ等ゼネコン)より、工程の最初で息の長い上流=解体TANAKEN・調査応用地質・切断第一カッター・資産ダイケンの既紹介ディープバリューに妙味。仮設は三協フロンテア/ナガワ(長期優待が手厚く100株欲しい)。7/29、初動が鈍い×バリューを積極収集中。被災された方々にお見舞い申し上げます。投資助言ではありません。
— 沼田
2026.07.29
【野村流|信用維持率の設計図=平時レバ2倍の作法】信用は「どれだけ建てるか」が9割。維持率=現物×(1−下落率)÷〔信用×(1+下落率)〕でストレステストすると、資産バリュー現物を土台にすれば現物:信用100:100(レバ2倍)でも株価半減で維持率33%=追証にならない。▲30%なら54%で更に買い向かえる。三つの余力源(維持率バッファ・含み益・定期入金)と、金利1.69%・損切りラインの規律。レバナス小猿も乱入。投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.29
【相場考察|キオクシア(285A)の急落を“需給”で読む】7/28ストップ安・終値44,550円、上場来高値から1か月で半値以下。信用倍率36.75倍・信用買残1,388万株・貸株残わずか700株という重い需給から「追証の投げはまだ終わっていない=すぐのV字急反発は考えにくい」を野村が解説。現況⑤「急落買いの作法/セリクラ」の時事・実践版。普段は触らない超人気株・投資助言ではありません。
— 野村
2026.07.23
【テレビ東京HD(9413)|B+で新規紹介】時価総額の68%が現金・有価証券=EV/EBITDA1.9倍で放送+NARUTOのアニメIPがタダ同然・PBR0.90倍。ただしTOB/MBOは放送法+日経33%で封印=「持って報われる」複利型。日本BS放送(9414)との「TOBで報われる型/持って報われる型」対比つき。
— 河内
2026.07.22
【片倉工業(3001)|B++で新規紹介】旧・製糸の名門が、さいたま新都心コクーンシティに土地含み益915億+ネット金融資産592億(株価の71%)。修正NAV4,830円に対し株価2,640円=NAVの55%・▲45%割安。筆頭株主が約11%のアクティビストで還元強化は既に始動。東部NW・広済堂と並ぶ資産×カタリスト型。ライバル総出演。
— 沼田
2026.07.21
【コラム】箱売りシリーズ医療版を公開。薬・バイオは専門家でも見通せない——だから「方向性・業界成長・シェア」の構造だけで買う。徹底売り込みで高配当化したEMシステムズ(2,000株まで現物で優待)とタウンズ(累進配当5.8%で流行を待つ)。優待がなければ金利1.69%との利ザヤで信用保有もあり。
— 沼田
2026.07.20
【コラム】「建設株は死んだのか?」公開。原油高→資材高騰の箱ごと売りで、資材とほぼ無関係な銘柄まで安い——応用地質・第一カッター・TANAKEN・ダイケンの4銘柄を「どんどん集めていく」と宣言。総合利回りを待ち賃に買い下がる。番外編=櫻島埠頭は"金融株"の引き出しで利上げ局面に。
— 沼田
2026.07.19
【櫻島埠頭(9353)|B++で新規紹介】時価総額43億に対し保有MUFG株の時価52億=「MUFGを2割引で間接保有+大阪港独占埠頭がタダ」の証券含み益型。個人投資家が半年で10.25%買い集め・有報に売却検討の明記。ただしMUFG連動+極小流動性=東部NW(A++)とは別の引き出しで少額指値分割。
— 河内
2026.07.17
【現況④公開(振り返り編)】「日本市場で最も安いかもしれない」岡谷鋼機(A・200株)と東海エレクトロニクス(A+・700株)の現況。板が薄く一度に買えないため、地合い悪化時の売り板に少しずつぶつけて集める方針を解説。東海エレは信用で集めて権利前に現引きする技も。ランクは両銘柄据え置き。
— 沼田
2026.07.16
【タウンズ(197A)|B+で新規紹介】利回り5.8%・「28円以上」明文化の累進配当×ROE40%の感染症POCT株。配当をもらいながらイベントを待つオプション設計。ただし割安の正体は正当なディスカウント=準主力3〜5%上限・打診買いから。ライバル陣営も乱入。
— 花岡
2026.07.14
【現況③公開+主力の席替え】PF主力「不動産含み益リッチ」組の現況を公開。東部ネットワークはA+→A++へ格上げ(1,317円まで走ってなお期待比+144%・27,500株フルホールド)、広済堂はA++→A+へ(548円はまだ安いが新規資金は東部優先)。京阪HD300株のサブ枠も開示。
— 沼田
2026.07.14
【現況②公開+ランク改定】「紹介銘柄の現況②(北里・神栄)」公開。北里はA−→Aへ引き上げ(PF調整で1,000株を1,340円で利確・3,400株継続)、神栄はA→A−へ改定するも売り検討せず2,400株フルホールド。ランク(妙味)とロット(資金管理)は別物。
— 沼田
2026.07.10
【現況シリーズ始動】「紹介銘柄の現況①(SaaS系)」公開。NSSOLはA→B++へ(900株を3,775円で利確・1,100株継続)、菱友はA→A−(400株買い増し・2,400株)。ランクは株価に応じて定期改定、ロットはランクに応じて調整していく。
— 沼田
2026.07.10
【応用地質(9755)|B+で新規紹介】地質調査シェア断トツ首位×ネットキャッシュ36%×PBR0.81倍×配当4%。国土強靱化20兆円と盛土規制法(調査の法定需要化)が追い風。優待は400株/600株で段差・継続1年でpt1.1倍。
— 河内
2026.07.09
【EMシステムズ(4820)|B+で新規紹介】調剤レセコン42.8%首位の医療DX寡占ストック。配当性向100%・FY27計画47円なら取得利回り9.3%。特需の谷(Q1営業益▲86%)につき、8月の2Q決算を挟んで分割エントリーで。
— 花岡
2026.07.09
【表記訂正】TANAKENの親会社スリーハンドレッドHDは非上場のため、「親子上場」→「実質親子上場(支配株主ディスカウント)」へ記事表記を修正。利益相反・低流動性という経済実態と投資ストーリーは不変。
— 待伏
2026.07.08
【第一カッター興業(1716)|B+で新規紹介】時価総額の53%が現金・PBR0.79倍・EV/経常3.9倍。国土強靱化の維持補修需要の受け皿で、資材高はむしろ相対優位。TANAKENと真逆の「守り」枠。
— 夜見
2026.07.07
【TANAKEN(1450)|A−で新規紹介】解体専業で国内唯一の上場。資材を積まず鉄を売る側なのに「建設株」一括売りで、ROE16%×PER8倍×配当4%に放置されている。
— 堀田
2026.07.05
【隠れ国策シリーズ】「少子化マネーの関所」北里(368A)編を公開、翌7/6に双子の日本ホスピス(7061)編も公開。国が構造的に金を出し続ける市場の独占者を、安いうちに拾う。
— 沼田
2026.07.02
【ダイケン(5900)|B++で新規紹介】PBR0.34倍・昭和取得の土地含み益42億・NCAV>株価。流動性が薄いので少しずつ拾う長期枠(長期ならA+級)。
— 河内
2026.07.02
【シリーズ完結】「アクティビスト先回り投資」全3話を7/2〜7/4で連続公開。大量保有報告書の追い方(スマートマネー編)から実践チェックリストまで。
— 待伏
2026.07.01
【コラム】野村の錬金術:買い方金利1.69%時代の税込み損益分岐は配当約2%。損出し+3年繰越の節税まで。信用を使うなら必読。
— 野村
2026.06.28
【コラム】「SaaSは死んだのか」公開。AIで死ぬのは浅いSaaSだけ——一括売りは歪み。ERP・SI・規制ITの構造優位を確認。後のNSSOL・菱友・EMシステムズ仕込みの土台。
— 沼田
2026.06.24
【コラム】野村のニッチ投資論①「東京の火葬場独占ディスカウント」公開。広済堂HD(7868)の資産の源泉を制度面から深掘り。
— 野村
2026.06.19
【教科書シリーズ】「バリュー投資の教科書」を6/19〜22で4連投。①日本市場の歪み→②ネットネット→③バフェット商社→実践編(日本のネットネット株の探し方)。
— 沼田
2026.06.17
【日本ギア工業(6356)|Aで新規紹介】最高益率なのに最低PER——市場のセクター一括処理が生んだ歪みの典型。
— 堀田
2026.06.13
【集中連載】守田「投資家の意思決定論」全4話+花岡「配当シリーズ」全4話を6/13〜16で公開。NISA vs 信用の期待リターン比較も。資金管理と出口の土台はこの一群。
— 守田
2026.06.11
【広済堂HD(7868)|A+→A++に格上げ】株価が更に下落し、NAV1,021円との乖離が一段拡大。ダウンサイドはBPS床のみ・アップサイドは据え置きで非対称性が改善。「下げが投資妙味を高めた」格好。売却検討は継続中、ポジション積み増し検討。
— 待伏
2026.06.09
【NSSOL(2327)】アクティビスト3D の動向を注視中。6/19総会後の防衛策消滅で買い増し解禁へ。変更報告書に即反応できる体制を維持。
— 待伏
2026.05.29
TOB件数が加速中。日本の割安ニッチトップが今熱い!
— 沼田

🧑‍💼 筆者

沼田 堅一
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,326万円 → 2億円(2030年)

𝕏 フォロー

@numasoko_value

速報・銘柄つぶやきはこちら

✉️ お問い合わせ

citrus.y9k6.bg
@gmail.com

ブログに関するご連絡はこちらへ

📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
詳細を見る →
銘柄分析 — 九州インフラのローカル寡占×PER6.0倍・利回り5.02%×土地含み益480円×国土強靱化20兆円の初年度
ヤマウホールディングス (5284)
九州インフラのローカル寡占×PER6.0倍・利回り5.02%×土地含み益480円×国土強靱化20兆円の初年度
3年保有想定の 期待価格
2,450円
現在比 +10〜+35%
シナリオが大きく崩れない限り保有継続 — 崩れた場合は売却を検討
現在株価
2,230円
2026/8/6時点
3年期待価格
2,450円
期待リターン
+10〜+35%
最大下落
▲24%
修正PBR
0.84倍

銘柄紹介|ヤマウホールディングス(5284)— 1Q減益で急落、それでもPER6.0倍・配当利回り5.0%・実質無借金。九州インフラのニッチトップを『国土強靱化20兆円』の初年度に三分割で仕込む【高配当バリュー・土地含み益480円】


🦦 「昨日の決算で売られました。見出しは『1Q営業利益 ▲29.9%』。数字だけ見れば、たしかに悪い。ただ、この会社の1Qは通期営業利益の1割しかない四半期なんです。減益額145百万円は、通期計画3,520百万円のわずか4.1%——そしてPTSの下げも4.5%でした」

🧑‍💼沼田「今日の一枚はヤマウホールディングス(5284)——九州のコンクリート二次製品でローカル寡占を築いた、地味なインフラ企業だ。先に言っておくが、今日は『大バーゲンだから飛びつけ』という話ではない下げ幅は減益をほぼ正確に織り込んだ、妥当な調整だ。それでもなお安い——だから三分割で、時間をかけて仕込む。その設計まで含めて話す」


まず結論|「大バーゲン」ではない。だが「妥当な押し目」ではある

🦞守田「リスク番として、最初に温度感を決めておく。今回の下げは『市場が間違えた』種類のものではない減益幅と下落幅がほぼ等価——つまり市場は正しく計算している。『誤解で売られた株を拾う』という、うちの得意なパターンではない

🦉夜見「値動きも正確に記録しておきます。8月5日終値2,283円 → PTS 2,180円(▲4.5%)。ところが本日6日の前場終値は2,230円——8月5日終値比では▲2.3%で、PTSの下げの半分を戻しています「投げ売りが続いている」局面ではありません

🧑‍💼沼田「その通りだ。だが『誤解がない=妙味がない』ではないこの株の妙味は決算そのものではなく、決算前からずっと続いている“水準の歪み”のほうにある。今日はそこを見る」

📌 本日8月6日 前場終値 2,230円 時点の水準 ・予想PER 6.00倍(現金調整後 5.17倍) ・配当利回り 5.02%(112円予想・配当性向30%) ・EV/EBITDA 約2.5倍/調整後PBR 0.84倍/実績PBR 1.01倍 ・時価総額 約141億円/自己資本比率 64.8%・長期借入ゼロの実質無借金


🦞 悪いニュースから|1Q減益の「犯人」は1つだけ

🦞守田「順序として、悪いところを先に開く。2027年3月期1Q(4〜6月)は、売上4,280百万円でマイナス4.4%、営業利益339百万円でマイナス29.9%減収より減益幅がはるかに大きい=利益率の悪化が本質だ。営業利益率は10.8%から7.9%へ落ちている」

🦉夜見「財務分析担当の夜見です。ただしセグメントを開けると、悪いのは1つだけです」

セグメント1Q売上前年比セグ利益前年差評価
コンクリート二次製品2,434▲11.6%316▲210ここだけで減益額の大半。利益率19.1%→13.0%
水門・堰(開成工業)913+21.9%81+99前年赤字から黒字転換
地質調査・土木(大栄開発)256▲40.7%▲23▲68期首受注残▲38.2%が響く。今期の弱点
橋梁伸縮装置(中外道路)536+25.2%▲64+16赤字縮小。受注残は+166%
点検・調査・補修106+93.1%▲23+14成長分野。規模はまだ小さい

🦉夜見「合計するとこうです。コンクリートと地質で▲278その他の改善で+130——差し引き▲145。つまり『会社全体が崩れた』のではなく、主力の1セグメントが大口案件の出荷減で凹み、他の4つはむしろ良くなっているという構図です」

🦞守田「ただし楽観はしない。コンクリート二次製品の利益率21.4%は、業界水準から見て異常値だこれが価格転嫁の一巡で15%台に定着すれば、通期営業益は28〜30億へ落ちる——そのときEPSは約300円、2,230円ならPERは7.4倍になる。安さの前提そのものが崩れる筋書きは、ちゃんと存在している


🦉 なぜ「売られすぎ」ではないのか|下落率と減益額を並べる

🦉夜見「ここは正直に計算します。1Qの営業減益額145百万円は、通期計画3,520百万円の4.1%。仮にこれがそのまま通期の未達になるだけなら、EPSは371円から約354円へ、マイナス4.6%です」

🦉夜見「一方、株価はPTSで2,283円から2,180円へ、マイナス4.5%下げました。ほぼ、ぴったり同じですつまりあの下落は『1Qの減益を素直に織り込んだ』水準であって、パニックによる行き過ぎではありません。そして本日は2,230円まで戻している——市場は最初から冷静だった、ということです

🦦河内「割安発掘担当の河内です。ここを誤魔化さないのが大事だと思います『決算で下がった=バーゲン』という短絡は、うちが一番嫌う型です。今日の寄り付きに飛びつく緊急性はありません」

📊 季節性を忘れない|1Qは「最も小さい四半期」 ・ヤマウの利益は公共工事の年度末(1〜3月)に極端に偏る。有報でも「季節的変動」を筆頭リスクに明記 ・過去2期とも下期に営業利益の72〜74%を稼いでいる ・したがって1Q単体の減益率を、そのまま通期に引き伸ばして読むのは誤り


🦦 それでも安い|「一番儲かっている会社が、一番安い」

🦦河内「では、なぜ我々がこの株を見るのか。同業3社を並べると、説明の難しい歪みが出てきます

銘柄予想PERPBR利回り予想経常利益率自己資本比率
ヤマウHD(5284)@2,230円6.00倍1.01倍5.02%16.2%64.8%
ヤマックス(5285)九州最大手7.5倍1.42倍4.04%11.6%40%台
ベルテクス(5290)全国大手14.0倍1.49倍2.98%13.9%

🦦河内「読み方はひとつです。ヤマウは、利益率が最も高く、財務が最も強く、配当利回りも最も高い。それなのにPERとPBRだけが最も低い業績の質で説明がつく差ではありません

🦉夜見「歪みの源泉は、もう少し構造的です。営業利益率が2019年3月期の3.6%から、2021年3月期7.0%、2022年3月期11.4%、そして2026年3月期16.7%へ一直線に切り上がっている。売上原価率は77%から59%へ18ポイント改善しました」

🦉夜見「これは景気の波ではなく、価格転嫁の徹底・持株会社化(2021年4月)による構造改革・九州の供給者集約という体質変化です。にもかかわらず市場が当てているPERは、依然として『利益率3%時代の5〜7倍』のまま再評価余地の正体はここです

🦞守田「だが同じ表の裏側も読め。売上高は2021年3月期の267億がピークで、直近5年は185〜228億のレンジだ7年間の増益は一貫してマージン改善由来で、トップライン成長ではないマージン改善が一巡すれば増益も止まる——構造的な天井は、ちゃんとある


🦫 モート|「重いから守られる」——輸送コストが作る地理的寡占

🦫堀田「モート担当から入る。コンクリート二次製品というのは、参入障壁が“物理”でできている珍しいビジネスだ重量物ゆえに輸送コストが高く、遠方から運んでも採算が合わない結果として、地理的な寡占が自然に成立する

🦫堀田「ヤマウの主力セグメントが営業利益率21.4%を出しているのは、この構造の証拠だ。九州という商圏の中で、実質的な価格支配力を持っている。加えてグループ9社で、コンクリート・水門・地質調査・橋梁伸縮装置・点検補修までインフラのバリューチェーンを内製している

🦫堀田「ただし“無敵”ではない会社自身が有報で『九州は過剰供給構造・過当競争』と明記している。今の高マージンが、資材高の価格転嫁が効いた局面の産物である可能性は否定できない」

⚠️ 正直に言っておく|「ストック性の強い会社」ではない ・真の継続課金収入は水門保守・情報機器保守・不動産のみで、全体の5%未満 ・主力のコンクリート二次製品は見込生産で受注残の開示すらない=可視性は低い ・受注残が開示されるのは3セグメントのみ(合計49.9億=年商の2.4カ月分) ・「ストックで守られた会社」として買うと、前提を間違える


🦉 下値の床|土地含み益480円+ネットキャッシュ

🦉夜見「バランスシートを開けます。この会社の親会社は、42.3万平方メートルの工場用地を簿価わずか15.9億円で保有しています。福岡・北九州・佐賀・大分・宮崎(高崎/川南)・鹿児島の8拠点です」

🦉夜見注意点を先に置きます。持株会社が土地を保有し子会社へ賃貸する構造のため、会計上の『賃貸等不動産』に当たらず、有報に第三者評価の時価は開示されていません以下は公示地価水準からの当方推定であり、確定値ではありません

前提含み益(税引後)1株あたり株価2,230円比
超保守(時価1.5倍)8.2億136円6.1%
保守(2.0倍)16.5億272円12.2%
中立(2.8倍・当方推定)29.1億480円21.5%
強気(3.5倍)41.2億680円30.5%

🦞守田「ここで一本、釘を刺す。この土地は全て稼働中の生産拠点だ。売却=事業停止を意味するゴーイングコンサーンの評価に単純加算してはいけない含み益が意味を持つのは、①下値の床(清算価値)、②MBOやLBO時の担保余力、③工場再編に伴う一部売却——この3局面に限られる

🦉夜見「その前提で、現金も並べます。1Q末のネットキャッシュは+33.2億円(1株547円)——3月完工分の売掛回収で1Qは季節的に厚いので、期末基準の+18.8億(1株310円)で見るのが保守的です。投資有価証券6.84億(1株113円)を足すと、株価2,230円の19〜30%が現金性資産で裏付けられていることになります」

🦉夜見「1Q末BPSは2,214円。中立ケースの土地含み益480円を加えた調整後BPSは約2,694円本日の2,230円は、その0.83倍です(レポートKPIの保守丸め値2,650円ベースなら0.84倍)」


🐝 高配当|利回り5.02%と「配当性向30%固定」の意味

🐝花岡「高配当担当の花岡です。2,230円で配当利回り5.02%(112円予想)——これだけでも十分ですが、私が見ているのはその中身のほうです」

🐝花岡この会社の配当性向は30%で固定運用されています。そして自己資本比率は61%から65%へ積み上がり続けている。つまり、配るより貯まるペースのほうが速い配当性向を40〜50%へ引き上げる、累進配当を導入する、大型の自己株買いを打つ——どれも財務的には今すぐ実行可能です

🐝花岡「これは配当シリーズ②で語った『低配当性向という妙味』そのものの型です。いま5.0%の利回りが、還元方針の見直しひとつで6〜8%相当に化けうるそして見直しのタイミングは、実はもう見えています

🦩優田「補足しますと、現行の中期経営計画『Plan C³』は今期が最終年度。営業利益目標27.5億に対して実績35.4億と28%も超過達成しています。次期中計は2027年5月頃の公表見込み——大幅に高い数値目標と、還元方針の見直しが同時に出る可能性は高いと思います」

🐝花岡「ただし配当性向30%は『EPS 373円』が前提です。大幅減益になれば、機械的に減配もありうる——ここは楽観しません」


🐊 無料のオプション|MBOの財務条件が「揃いすぎている」

🐊待伏「イベント担当の待伏です。この会社の株主構成を見た瞬間、私は姿勢を正しました

株主比率属性
アリウェル株式会社14.52%創業家系の資産管理会社とみられる(2025年12月に商号変更)
株式会社麻生6.60%事業会社(セメント・福岡財界)
株式会社トクヤマ6.60%事業会社(セメント大手)
明治安田生命5.36%生保
福岡/鹿児島/西日本シティ/佐賀銀行11.67%政策保有株の縮減対象
上位10位 合計48.63%+自己株式3.92%

🐊待伏「そして数字です。2,230円で時価総額は約141億、EBITDAは約44億——EV/EBITDAは約2.5倍40%のプレミアム(3,120円)を乗せても買収総額は約197億ネットキャッシュ33億を差し引いた実質負担は約164億=EBITDAの3.7倍——地銀やPEにとって、典型的なLBOのレンジに収まります。安定株主が48%あるので、賛同の取り付けも現実的です」

🦞守田「——待て。『できる』と『やる』は別だ

🐊待伏「その通りです。だから先に言っておきます。MBOやTOBに関する観測報道も提案の開示も、現時点で一切ありませんPBRは1倍前後で東証の改善要請の対象からも外れ、ROEも16%と良好——『上場していると困る』動機は、むしろ弱い

🐊待伏「ですから正しい位置づけはこうです。MBOは“当たれば儲かる無料のオプション”として持つ。それを前提に買値を決めない仮に起きた場合の収れんレンジは3,000〜3,600円(2,230円に対して+35〜+61%)ですが、確率は低いと置いています」


追い風|国土強靱化20兆円強、今期が初年度

🧑‍💼沼田「事業環境にも触れておく。2025年6月6日に閣議決定された『国土強靱化実施中期計画(第1次)』は、2026年度から2030年度の5か年で20兆円強初年度である2026年度は約4.1兆円(うち国費約1.9兆円)が確保されており、これがヤマウの主力製品カテゴリと直接重なる

🧑‍💼沼田「ここは言い方に気をつけたい。これは災害が起きることを当て込む話ではない高度成長期に造られたインフラが物理的に更新期を迎え、豪雨に備える設備が必要になっている——その『備え』への公共投資だ需要が景気ではなく物理的劣化で決まる、という性質のほうを見ている

🦞守田「そして、その追い風には終わりが明記されている実施中期計画は2030年度まで。会社自身が有報で『九州の公共投資は中長期的に漸減する方向』と書いている2031年以降の需要の谷は、5年超の長期保有では最大の構造リスクだ


🐒 乱入|「決算で下がった株を買う? ナイフ掴んでるだけじゃん」

🐒レバナス小猿「いやいやいや。昨日の決算で営業益マイナス30%だよ? PTSで叩き売られた株を、翌日わざわざ拾いにいくの? それ落ちてくるナイフ掴んでるだけじゃん。しかもコンクリートって。俺のレバナスが昨日何%上がったか知ってる?

🦉夜見「小猿さん、その懸念には数字で答えられます。この会社の1Qは、過去2期とも通期営業利益の13%前後しかない最小の四半期です減益額145百万円は通期計画の4.1%——そしてPTSはきっちり4.5%下げたナイフが落ちているのではなく、4%ぶんの値札が正しく貼り替えられただけです。現に本日は2,230円まで戻しています」

🐒小猿「……じゃあ何も美味しくないじゃん!」

🦦河内「いえ、そこが逆なんです。その4.5%は、もともとPER6倍・利回り5%だった株の話です我々が買うのは『4.5%安くなったこと』ではなく、『PER6.0倍で利益率16%・実質無借金の会社が売られていること』のほう決算はきっかけであって、理由ではありません

🦞守田「そして小猿、お前の指摘で一つだけ正しいところがある。『まだ落ちるかもしれない』——これは本当だ11月の2Qで下方修正が出れば1,900円前後まであるだから我々は全力で一括では買わない。三分割で入るナイフを掴まない方法は『買わない』ではなく『一度に全部を賭けない』だ

🦎日向「あっ、小猿さんの茶々、いちばん大事な確認事項ですね。整理するとこうです」

小猿の茶々→買う前のチェックリスト下げ幅は行き過ぎか? → いいえ。減益幅とほぼ等価=妥当な調整。飛びつく緊急性はない ・では何を買っているのか? → 下落率ではなくPER6.00倍・利回り5.02%という水準そのものもっと下がる可能性は?ある。11月の2Qが関門。だから三分割 ・間違えたと分かったら?営業益30億割れ=マージン構造の崩壊確認で撤退

🐒小猿「……“一度に全部賭けない”ね。ちぇっ、効率悪そうなのに反論しづらい(メモっとこ)」


🦞 留保|11月の2Qが、本当の関門

🦞守田「ここが今日いちばん大事な話だ。会社は上期計画を営業益810百万円としているが、1Q実績339は上期計画の41.9%消化にとどまる過去2期の1Q/上期比率は53.2%・48.4%だった——明らかに後倒しだ

🦞守田「上期計画に届かせるには、2Q単独で前年比+10.8%の増益が必要だ。1Qのトレンドとは逆方向を要求している11月上旬の2Q発表で通期下方修正が出る可能性は、体感で30〜40%——ここは無視できない」

リスク影響内容
2Qでの通期下方修正確率30〜40%。想定株価インパクト▲10〜15%
コンクリのマージン反落利益率21.4%は業界異常値。15%台定着なら営業益28〜30億へ
流動性リスク1日売買代金わずか約7,000万円・出来高3万株。入るのも出るのも数日かかる
中外道路の減損のれん358百万+顧客関連資産219百万=577百万。2期連続赤字なら論点化
地銀の政策保有株売却4行で11.67%。放出されれば需給悪化(ただし自己株買いの受け皿にもなりうる)
2031年以降の公共投資大(長期)強靱化計画は2030年度まで。会社自身が「漸減」と明記

🦞守田「特に流動性は、この銘柄で最も過小評価されやすいリスクだ。薄い板では、悪材料時のギャップダウンが大きくなる。ポジションサイズで管理する以外に方法はない


買い方|「安いから全部買う」ではなく「安いから三回に分けて買う」

🧑‍💼沼田「以上を踏まえて、入り方を設計する」

🧱 三分割エントリーの設計(現値2,230円)1回目:2,150〜2,250円で目標ポジションの1/3現値はこのレンジの中。PER6.00倍・利回り5.02%) ・2回目:11月上旬の2Q決算を確認してから1/3下方修正の有無という最大の不確実性を通過させてから) ・3回目:1,900円割れの押し目で1/3PER5.12倍・利回り5.89%・調整後PBR0.72倍) ・ポジションは準主力3〜5%まで。流動性が薄いので、上限は板で決まる撤退ライン:営業利益30億円割れ=マージン構造の崩壊が確認された時

🦉夜見「株価水準ごとの指標も置いておきます。どこで何を買っているかを、常に数字で確認してください

株価予想PER配当利回りPBR調整後PBR位置づけ
2,618円7.05倍4.28%1.18倍0.99倍2026年3月期の年初来高値
2,450円6.60倍4.57%1.11倍0.92倍ベースシナリオの目標
2,230円6.00倍5.02%1.01倍0.84倍本日8月6日 前場終値
2,000円5.39倍5.60%0.90倍0.75倍本格的な買い増しゾーン
1,900円5.12倍5.89%0.86倍0.72倍通期▲10%下方修正でも許容される水準
1,520円4.09倍7.37%0.69倍0.57倍年初来安値(=極端な下値)

🦉夜見「シナリオ別の目標株価はこうなります」

シナリオ確率株価2,230円比前提
ベア25%1,700円▲24%2Qで通期下方修正・マージン反落定着・減配
ベース45%2,450円+10%ほぼ計画線で着地・PER6.6倍へ小幅是正
ブル25%3,000円+35%中外道路黒字化+次期中計で還元強化・PER8倍
MBO5%3,300円+48%EV/EBITDA4.5倍水準。確率は低いが上振れ幅は大

🦉夜見「確率加重の期待値は約2,443円。現値2,230円に対して期待リターン+9.6%、配当5.02%を加えると+14.6%です。下方リスク▲24%に対して上方余地+35〜48%——リスク・リワードはおよそ1:1.5悪くはありませんが、飛びつくほど圧倒的でもない、という水準です」

🦞守田「その1:1.5という数字が、この記事で三分割を勧める唯一にして最大の理由だ1:3や1:4なら一括で入る。1:1.5だから、分けて入る


まとめ|「業績の質に対して、株価が明確に安い」

🧑‍💼沼田「今日のヤマウホールディングスを、一枚に畳む」

論点結論
今回の決算1Q営業益▲29.9%。ただし減益額は通期計画の4.1%で、PTSの下落率▲4.5%とほぼ等価=妥当な調整。本日は2,230円まで戻す
水準2,230円でPER6.00倍・現金調整後5.17倍・EV/EBITDA約2.5倍・利回り5.02%・自己資本64.8%の実質無借金
歪み同業で最も利益率が高く財務も強いのに、PER・PBRだけが最も低い。市場は「利益率3%時代」の評価を当てたまま
モート重量物ゆえ輸送コストが壁=九州のローカル寡占。ただしストック収入は全体の5%未満
土地含み益480円(推定)+ネットキャッシュ。調整後BPS2,694円に対し株価は0.83倍
インカム利回り5.02%。配当性向30%固定+自己資本の積み上がり=増配・自己株買いの余地。次期中計は2027年5月頃
オプションMBOの財務条件は揃いすぎている(EV/EBITDA約2.5倍・上位10位48.6%)。ただし材料化はゼロ=買値の理由にしない
留保11月の2Qが関門(下方修正30〜40%)・売上は縮小・1日売買代金7,000万円の薄商い・2031年以降の需要の谷
握り方準主力3〜5%を三分割。2,150〜2,250/2Q確認後/1,900円割れ。撤退は営業益30億割れ

💬 沼田より 「ヤマウは『業績の質に対して株価が明確に安い』典型的なスモールキャップ・バリューだ。PER6.0倍、利回り5.0%、実質無借金、土地含み益480円——土台は堅い。だが昨日の下落は、減益を正しく反映した妥当な調整であって、狼狽売りの拾い場ではない。ここを取り違えると、11月に同じ顔でもう一度下げたときに耐えられなくなる。この株は、カタリストを待つ資産株ではなく、キャッシュフローで報われるタイプだだから急がない。三回に分けて、時間を味方につけて積む。——安い株を買うことより、安い株を持ち続けられる設計のほうが、いつだって難しい」


関連:第一カッター興業(1716)インフラ補修の実力防災・インフラ更新needsをどう投資に落とすか配当シリーズ②低配当性向という妙味桜島埠頭(9353)九州の資産バリュー

※本稿は投資助言ではありません。評価ランク・目標株価・下値めどは一定の前提を置いた暫定値です。土地の時価および含み益は公示地価水準からの当方推定であり、開示情報ではありません。株価・指標は2026年8月6日前場終値2,230円を基準に算出しており、時点によって異なります。下方修正・減損・減配など下振れ要因もあり、MBOやTOBの実現を示唆・保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任でお願いします。

完全版レポート(無料公開)
完全版分析レポートを読む
シナリオ試算・リスク完全版・財務モデル含む深掘り版を無料で公開中
読みに行く →