🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

口座の残高
2026年8月時点
4,308万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 画面は2026年8月に撮影

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🧑‍💼 筆者

沼田課長
沼田課長
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,308万円 → 2億円(2030年)

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📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20件
上場廃止ヒット
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銘柄分析
サンコー (6964)
自動車向け精密プレス
3年保有想定の 期待価格
1,080円
現在比 +55.4〜+64.0%
シナリオが大きく崩れない限り保有継続 — 崩れた場合は売却を検討
現在株価
695円
2026/9/4時点
3年期待価格
1,080円
期待リターン
+55.4〜+64.0%
最大下落
▲16.5%
修正PBR
0.37倍

銘柄紹介|サンコー(6964)— 事業の値段が「マイナス12.7億円」。物差しを6本立てたら、グレアム基準だけが通らなかった【ネット金融資産843円>株価695円/2024年11月に生まれた親会社/スクイーズアウトまで残り88万株】


🧑‍💼 「今日の銘柄は、事業の値段がマイナスだ」

日向「……マイナス、ですか」

沼田「サンコー(6964)。長野県塩尻市の精密プレスメーカーだ。2026年9月3日終値695円。会社が持っている金融資産を1株あたりに直すと843円ある」

日向「株価より、143円多い……」

沼田「その差を引くと、事業の値段はマイナス12.7億円になる。EBITDAを16.35億円稼ぐ事業に、市場はマイナスの値札を貼っている」

沼田「——ただし今日は、いつもより先に弱点を言っておく。この株、1日の売買代金の中央値は252万円だ」

日向「……えっ、それは」

沼田「安いのは本当だ。買えるかどうかは、別の話だ。今日はその両方をやる」


💴 第1話|まず、金融資産だけを数える

夜見「財務分析担当の夜見です。2026年3月期末の貸借対照表から、金融資産だけを抜き出します」

科目金額
現金及び預金49.20億円
有価証券(流動)4.99億円
投資有価証券21.49億円
有利子負債(全額リース債務)▲0.88億円
ネット金融資産74.80億円
1株あたり(自己株控除後 8,873,284株)843円

夜見「借入金はゼロ、有利子負債はリース債務0.88億円だけです。実質無借金と言っていい状態です」

🧮 EVの計算(株価695円) ・時価総額(自己株控除後) … 61.67億円 ・ネット金融資産 … ▲74.80億円 ・EV = △13.13億円

夜見「EBITDAは営業利益7.62億円+減価償却8.73億円=16.35億円。これを稼ぐ事業が、マイナスの値段で付いています」

河内「割安発掘担当の河内です。言い方を変えると、こうなります。会社を丸ごと買うと、払った金額より多い現金と有価証券がついてきて、そのうえ売上182.9億円の工場が5つ残ります」


机に広げた決算資料と電卓を前に、書類を読み比べるフクロウの夜見
🦉 夜見賢三 ——数字は、並べて初めて意味が出る

📏 第2話|物差しを6本立てて、株価がどこに立つか見る

河内「ただし『安い』という言葉は、物差しによって意味が変わります。6本並べます」

#物差し1株価値株価695円の位置判定
1現金+流動有価証券-有利子負債601円115.6%現金だけでは届かない
2グレアム基準(NCAV × 2/3)658円105.6%通らない
3ネット金融資産843円82.4%事業がタダ以下
4NCAV(流動資産-総負債)987円70.4%ネットネット領域
5修正NCAV(+投資有価証券)1,229円56.6%—
6修正NAV(土地含み益・中立)1,894円36.7%解散価値の4割弱

日向「……37%から116%まで動きますね。同じ株なのに」

河内「はい。だから物差しを1本しか持っていないと、話が噛み合いません」

🦑 2番だけが通らない

墨田「AIバックチェック担当の墨田です。この表でいちばん重要なのは、2番です」

墨田「グレアムの原典基準は『株価がNCAVの3分の2未満』。NCAV987円の3分の2は658円で、株価695円はその105.6%です。——つまり、この銘柄はグレアムのネットネット基準を通りません」

河内「……はい。そこは曖昧にしないでおきます」

墨田「先日のナンシン(7399)は53.3%で通りました。同じ『ディープバリュー』でも、原典基準を満たすかどうかは別物です。サンコーは『ネットネットのすぐ手前』であって『ネットネット』ではありません」

沼田「その区別は残しておけ。基準を通らないものを通ったことにすると、基準を持っている意味がなくなる」


🦑 第3話|出来高の数字を、検算した

墨田「もう一点、手元の資料と実測が食い違ったので報告します」

墨田「資料には『1日平均出来高1,300株・売買代金約91万円』とありました。直近60営業日を実際に数え直すと、こうです」

期間平均出来高中央値売買代金(中央値)
直近5営業日6,060株4,800株334万円
直近20営業日5,530株3,950株277万円
直近60営業日5,167株3,600株252万円

墨田「最小400株、最大21,600株。出来高ゼロの日はありません。資料の91万円よりは厚いというのが実測の結論です」

守田「それで、結論は変わるのか」

墨田「変わりません。1日252万円は、依然として薄いです。ただし『91万円』という数字を根拠に語るのは不正確なので、訂正しておきます」

沼田「それでいい。数字は、悲観の方向に間違えても間違いだ」


川辺で虫眼鏡をのぞきこみ、石のあいだの小箱を見つけたカワウソの河内
🦦 河内拾造 ——値札の裏に、拾えるものが落ちていないか

🏞️ 第4話|含み益は、この銘柄では主役になれない

待伏「待ち伏せ担当の待伏です。資産バリューというと土地の含み益の話になりがちですが、サンコーは違います。先に結論を言うと、大した額ではありません」

拠点所在地面積簿価単価取得
本社工場長野県塩尻市広丘野村4,548㎡7,908円/㎡1988年
堀金工場長野県安曇野市堀金28,765㎡5,671円/㎡1983年
三田工場長野県安曇野市三田15,000㎡6,151円/㎡1989年
梓川工場長野県松本市梓川12,769㎡12,596円/㎡1984年
福岡耳納工場福岡県久留米市田主丸町19,631㎡10,558円/㎡2000年
タイ工場タイ・アユタヤ県21,296㎡8,741円/㎡2011年
合計—102,009㎡8,290円/㎡簿価8.46億円

待伏「推計した含み益はこうなります」

ケース含み益(税前)1株税後1株
ベア+2.7億円30円21円
ベース(採用)+6.8億円77円54円
ブル+10.7億円121円85円

待伏「中立で税後54円/株。BPS1,840円に対して+3%です。『含み益で株価が2倍になる』という物語は、この銘柄には成立しません」

守田「しかも、含み損の拠点まである」

待伏「松本の梓川工場です。1984年のバブル直前取得で簿価12,596円/㎡。ベースケースでも含み損として処理しています。松本市の公示地価は前年比▲9.2%でした」

墨田「有価証券の含み益も、探しても出てきません。その他有価証券評価差額金は税後29百万円しかありません。政策保有は大崎電気工業0.56億円と日本金属0.01億円の2銘柄だけです」

河内「だから、この銘柄の割安さの正体ははっきりしています。含み益ではなく、簿価そのものが評価されていないという一点です」

📌 含み益を全部織り込んでも、PBRは0.37倍にしかならない ・ベア 1,862円 → 0.376倍 / ベース 1,894円 → 0.370倍 / ブル 1,925円 → 0.364倍


🕰️ 第5話|2024年11月に、親会社が生まれた

待伏「ここからが、この銘柄の時計です」

時点出来事
2024年9月末田村商事 34.32% + 田村正則氏(会長)22.55% = 56.87%。親会社は不在
2024年11月14日株式会社田村商事が親会社に(議決権51.22%)。会長個人保有の約17%が資産管理会社へ移管
2026年3月末田村商事 51.22%(4,545千株)+ 田村正則氏 5.64%(500千株) = 56.86%

待伏「注目してほしいのは、合計比率が56.87%から56.86%とほぼ動いていないことです。市場から買い集めたのではありません。創業家の中で、個人名義から法人名義へ移しただけです」

日向「……それって、相続の準備ですよね」

待伏「承継・相続対策として教科書的な第一手です。田村商事の事業内容は損害保険代理業、資本金1億円——実質的な資産管理会社です。会長は同社の取締役を兼任しています。1961年10月生まれ、現在64歳」

🎯 スクイーズアウトまでの距離 ・必要な議決権 … 3分の2 = 66.7% ・創業家サイド … 56.86% ・不足は約10ポイント = 約88万株 ・従業員持株会1.56%、取引先法人の賛同でほぼ届く距離

墨田「ここは強調しておきます。現時点でMBOを示唆する開示は一切ありません。以上はすべて状況証拠に基づく蓋然性の話であり、予告された事実ではありません」


🤝 第6話|自分の会社の現金で、自分を買える

待伏「少数株主は43.1%、383万株です。これを買い取るのにいくらかかるか、価格帯ごとに並べます」

買付価格現値プレミアム対BPS383万株の取得総額ネット金融資産74.8億円との関係
695円—0.38倍26.6億円現金だけで2.8回買える
910円+30.9%0.49倍34.9億円現金だけで2.1回
1,050円+51.1%0.57倍40.2億円最頻値ゾーン。現金の54%で完了
1,260円+81.3%0.68倍48.3億円現金の65%
1,840円+164.7%1.00倍70.5億円それでも現金74.8億円で足りる

沼田「PBR1倍——つまり帳簿の解散価値ちょうどで全部買っても、会社の手元金融資産で足りる。これがこの銘柄の構造だ」

花岡「配当担当の花岡です。ただし、着地点は現実的に見ておくべきです」

⚖️ 価格の落としどころ(想定) ・日本のMBO実務は、直近1か月VWAPに30〜60%のプレミアムが相場 ・第三者算定機関の算定書には純資産法1,840円・時価純資産法1,894円が必ず載る ・特別委員会がある以上、PBR0.5倍を割る価格での成立は難しい ・現実解は950〜1,150円、中心1,050円前後 ・ただしこれは「安値TOB」に近い水準で、少数株主として不満が残る価格でもある


川に築かれた木のダムを指し棒で示すビーバーの堀田
🦫 堀田独占 ——堀は、外から見えるところにある

🦫 第7話|堀田「ニッチトップとは、呼べない」

堀田「モート担当だ。先に減点から言う。この会社をニッチトップと書くのは、過大評価だ」

日向「えっ、精密プレスの一貫メーカーなんですよね」

堀田「公表シェアデータが存在しない。有価証券報告書にも中期経営計画にも、『シェア○%』『業界1位』の記載が一切ない」

🔧 実態は「準専属サプライヤー」 ・上位2社への売上依存 40.8%(住友電装28.2% + デンソー12.6%) ・差別化は金型内製+プレス+インサート成形の一貫対応と短納期・高難度加工 ・技術的な参入障壁ではあるが、寡占的な価格支配力ではない ・営業利益率4.2%が、その答え

堀田「本当のニッチトップなら、二桁の利益率が出る。出ていない」

堀田「ただしストック性は本物だ。受注残110.6億円は年商の0.60年分が常時積み上がっている。自動車部品はモデルライフ5〜7年のあいだ量産受注が続き、金型を供給側が保有して量産で回収するモデルだから、乗り換えコストが極端に高い。IATF16949の認証と監査体制、平均勤続21.2年の技能蓄積も壁になる」

堀田「弱点は、毎年の値下げ要請だ。数量が固定でも単価が削られる。だからストック性が利益率に転化しない」

🐊 EV化は、この会社には追い風

待伏「一点、明るい構造があります。この会社はエンジン部品を持っていません」

⚡ 製品構成はEV化の順風側 ・エアバッグ用角絞り … 安全規制で数量が増える ・バッテリーターミナル、インバータ/DC-DCコンバータ端子台 … 電動化で需要が増える領域 ・車載コネクタ関連市場は 2026年76.5億ドル → 2031年94.5億ドル、CAGR 4.3% ・27/3期1Qの会社コメントは「新型電動車の部品生産が順調に立ち上がり計画を上回った」

守田「ただし中計は割り引いて読め。『SPACE2030』は2030年度に売上300億円・営業利益率8%を掲げている。実績は182.9億円・4.2%だ」

守田「そして前中計『WIN2025』の実績はこうだ。売上は目標比129%で達成、営業利益は目標比66%で未達。売上は伸ばせるが利益率は上げられない——この構造がそのまま残っている」


📈 第8話|1Qが、跳ねている

夜見「直近の決算は、明らかに強いです」

27/3期1Q実績前年同期比通期会社計画1Qでの消化率
売上高48.48億円+16.0%178億円27%
営業利益3.55億円+245.6%6.9億円51%
経常利益3.78億円—8.1億円47%

夜見「通期の営業利益計画を、1Qだけで51%消化しています。しかも会社の通期予想は減収減益です」

日向「……それ、計画が保守的すぎませんか」

墨田「その点は会社自身が書いています。有価証券報告書に『2027年3月期予想は保守的に見込んでいる』と明記があります」

花岡「分野別に見ると、ばらつきは大きいです」

分野26/3期売上前期比1Q前年比
自動車関連136.2億円+9.0%+21.9%
デジタル家電関連22.1億円+23.2%+31.9%
住宅設備関連15.9億円▲12.2%▲47.3%
事務機関連2.8億円▲12.5%▲21.4%
その他5.8億円+41.5%+69.2%

花岡「売上の74%を占める自動車が+21.9%で加速する一方、スマートメーター向けの住宅設備は半減しています。11月の2Q発表での上方修正は、メインシナリオと見ています」


🦞 第9話|守田の反対尋問。評価は「流動性D」

守田「リスク管理担当の守田だ。項目別に採点する」

項目評価根拠
割安性APBR0.38倍・EVマイナス
事業品質C+ROE3.8%・営業利益率4.2%
ストック性B受注残0.6年分・金型ロックイン
カタリストB+MBO蓋然性は高いが時期不明
流動性D1日の売買代金 中央値252万円

守田「流動性がDだ。これが全部を規定する。悪材料が出たときに売り抜けることは、事実上できない」

🚨 リスクの一覧 ・流動性(最大) … 中央値3,600株。ロットを積めば自分の買いで株価が動き、降りるにも数週間かかる ・安値TOBリスク … MBOはカタリストであると同時にリスク。PBR0.5倍未満で発表されれば上値を奪われる ・値下げ要請 … 有報のリスクに「受注価格の下落」が明記。営業利益率が4%前後から抜け出せない主因 ・顧客集中 … 上位2社で40.8% ・受注残の減少 … すでに前期比▲3.9%。ここが最重要の監視指標 ・タイと為替 … 為替換算調整勘定7.5億円の逆回転。米関税の自動車部品への波及も有報が名指しで警戒

守田「だから、買い方に作法がいる」

🧭 執行の作法と撤退条件 ・①指値でしか買わない(成行は自分で株価を上げる) ・②1回の発注は日次出来高の2割以内(中央値3,600株なら720株まで) ・③総額は「3年動かなくても平気な額」に限定 ・撤退条件は受注残高の2期連続減少、または3年経っても還元・開示・資本イベントのいずれも動かないこと

守田「最後に一つ。この銘柄はPBRを見て持つ株ではない。受注残を見て持つ株だ」


📊 3年後のシナリオ

夜見「2029年3月期を終点に置きます」

シナリオ確率前提3年後株価現在比
Bear|膠着・中計未達30%売上170億・営業利益率3.0%・EPS45円580円▲16.5%
Base|業績改善・PBR是正45%売上210億・5.5%・EPS102円。自己株買い+増配1,070円+54.0%
Bull|中計進捗 or 資本イベント25%売上240億・7.0%・EPS148円、またはMBO成立1,695円+144.6%
確率加重期待値100%—1,080円+55.4%
3年累計配当60円を加算——1,140円+64.0%

夜見「下値▲120円に対して期待値+380円。リスク・リワードはおよそ1:3.3です。ただし『Bearでも580円で止まる』保証はありません」

花岡「待つ間は配当年20円、利回り2.88%です。配当性向29%で、増配余地は十分にあります。なお株主優待はありません」


🧘 乱入

オルカン教祖「……まあまあ、みなさん。1日の売買代金が252万円? それ、市場と呼んでいいんですか。指値がどうの、出来高の2割がどうの、撤退条件がどうの——その手間ぜんぶ、時給に換算したことあります? オルカンなら、いくらでも即座に売買できますし、なにより考えなくていいんですよ」

守田「教祖、その指摘は正しい」

教祖「えっ、また認めるんですか」

守田「流動性の評価をDにしたのは、こちらだ。1日252万円の板は、機関投資家が制度的に買えない水準だ。個人も大きくは張れない。つまり『安いから買う』主体そのものが、この銘柄の市場には存在していない」

教祖「……じゃあ、なぜ安いままなんですか」

河内「いま教祖さんが言ったことが、そのまま答えです。買い手がいないから安い。安いのに買い手がいない。ROE3.8%、支配株主56.86%、板が薄い——この3つが割安の理由です」

沼田「そして、この3つはそのままカタリストの一覧表でもある。ROEは上方修正と自己株買いで動く。支配株主と板の薄さは、非公開化の動機そのものだ」

教祖「……安い理由が、そのまま報われる理由になっている、と。それは、ちょっと面白いですね」

日向「あっ、教祖さんの茶々、そのまま点検リストになりますね」

✅ 教祖の茶々を、質問に変える ・①その板で、自分のロットは何日かけて買えるか … 中央値3,600株の2割=720株/日。100万円分でも2日かかる ・②降りるときの日数も、同じだけ計算したか … 悪材料が出た日は、出来高が増えても値が飛ぶ ・③その手間に見合うリターン差があるか … 期待値+54%。見合わないと思うなら、教祖が正しい

教祖「……③を自分で書いてくるあたり、あなたたち本当にやりにくいですね」


📋 まとめ

論点結論
値段ネット金融資産843円 > 株価695円。EVは△12.7億円(EBITDA16.35億円の事業)
グレアム基準NCAV×2/3=658円に対し株価は105.6%。この1本だけ通らない——ネットネットの「すぐ手前」
含み益中立で1株77円のみ。梓川工場は含み損。割安の正体は簿価そのものが評価されていないこと
事業ニッチトップではなく準専属サプライヤー。上位2社で40.8%、営業利益率4.2%
追い風エンジン部品を持たず、EV化は順風側。1Qは自動車+21.9%
直近1Q営業+245.6%、通期計画の51%を消化。会社自身が「保守的」と明記
時計2024年11月に親会社誕生。スクイーズアウトまで残り約88万株。会長64歳
最大のリスク流動性D。売買代金は1日の中央値252万円。降りられない
持ち方指値のみ・1回は出来高の2割以内・3年動かなくても平気な額。PBRではなく受注残を見て持つ

🧑‍💼 「この会社は、値札の付け方がひっくり返っている。金融資産74.8億円を持つ会社が62.1億円で売られていて、差し引きの事業がマイナス12.7億円になる。売上182.9億円、EBITDA16.35億円、受注残110.6億円の工場が5つ——それが、タダ以下だ。だが、なぜそうなっているかも同じくらいはっきりしている。ROE3.8%で資本コストを下回り、創業家が56.86%を握って外部からの圧力が効かず、1日の売買代金が252万円しかない。安いのではない。買い手がいないから安い。——そして2024年11月、その創業家が持ち株を資産管理会社に移した。会長は64歳。3分の2まで残り88万株。時計の針は、たしかに動いている。ただしその針が何年で一周するのかは、誰も知らない。だから小さく、指値で、受注残だけを見ながら持つ。降りられない株を買うというのは、そういうことだ」

積立ひつじ「めえ(……1日3,600株。ぼくの積立、1回分より少ないです)」


免責事項:本記事は特定銘柄の売買を推奨するものではありません。株価・出来高は2026年9月3日終値時点、財務数値は2026年3月期決算短信・有価証券報告書および2027年3月期第1四半期決算に基づきます。土地の含み益は有価証券報告書「設備の状況」の簿価・面積と2026年公示地価から積み上げた推計値であり、実際の鑑定評価では変動します。株主構成は2026年3月31日現在の株主名簿に基づき、その後の異動は反映していません。MBO・TOBに関する記述は状況証拠に基づく蓋然性の議論であり、会社からそれを示唆する開示は一切ありません。 シナリオ分析および確率は当商会の想定です。本銘柄は売買代金が1日あたり中央値252万円と極めて薄く、想定した価格で売買できない可能性があります。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。