🏢 バリュー商会とは

🚀 資産推移は
バリュー商会の成績です

口座の残高
2026年9月末時点
4,423万円
1億
02億
資産推移チャート

📅 画面は2026年9月末に撮影

週ごとの推移を見る →

🧑‍💼 筆者

沼田課長
沼田課長
課長・プレイングマネージャー
野村信用を活用したバリュー株×TOB待ち伏せ戦略。TOBヒット20件超。【目標】4,308万円 → 2億円(2030年)

𝕏 フォロー

@numasoko_value

速報・銘柄つぶやきはこちら

✉️ お問い合わせ

citrus.y9k6.bg
@gmail.com

ブログに関するご連絡はこちらへ

📝 更新状況

🎯 TOBヒット実績

20件
上場廃止ヒット
上場維持含む合計 30件超
詳細を見る →

TOPIXに新しく入る35銘柄を全部並べた|指数の買いが重いのは16銘柄、PBR1倍割れは2銘柄。「指数が買う」と「安い」は別の列に置く【採点した6社はすべて幅・小】


🦎 「課長。TOPIXに新しく入る35銘柄が出ました。指数に連動する資金が買うなら、安い株を先に持っておけば、と思って全部並べてみたんです」

沼田「10月7日の公表だな。それで、どうだった」

日向(見習い)「先に結論を言うと、『指数が買う』と『安い』の両方がそろう株は、ほとんどありませんでした」

守田「リスク管理担当の守田だ。今日のは銘柄の推奨ではない。数え方の記録だ」


📥 指数の買いは、いくらあるのか

待伏「イベント担当の待伏です。JPX総研の資料から、材料になる数字を3つ拾います」

項目数字
TOPIXに連動する資産(2026年6月)約160兆円
構成銘柄の浮動株時価総額(2026年8月末)775兆円
追加基準の下限(浮動株時価総額)約610億円

待伏「上の2つを割ると約2割です。指数に入る銘柄は、市場で動いている株のおよそ2割を、連動する資金が持つことになる計算です。これは私たちの割り算で、JPXが出している数字ではありません」

墨田「AIバックチェック担当の墨田です。35銘柄それぞれについて、時価総額から大株主の固定的な持ち分を引いて浮動株を置き、2割を掛けました。合計は約11,579億円になります」

日向「それを、ふだんの1日の売買代金で割ったのがこの表です」

銘柄買い需要(概算)売買代金/日何日分か8月末からPBRPER
サン電子(6736)235億円4.7億円50日分+15.8%4.29倍27.8倍
日本精機(7287)255億円5.2億円49日分+3.1%0.65倍15.2倍
フクダ電子(6960)361億円7.5億円48日分▲3.3%1.66倍18.0倍
沖縄セルラー電話(9436)312億円6.5億円48日分▲1.6%3.78倍28.2倍
ナカニシ(7716)386億円9.2億円42日分▲3.3%2.03倍18.3倍
ヱスビー食品(2805)230億円5.9億円39日分▲0.7%1.67倍20.3倍
テクノ菱和(1965)172億円4.8億円36日分+2.6%2.16倍12.4倍
西川ゴム工業(5161)162億円4.6億円35日分▲8.3%1.43倍19.2倍
上村工業(4966)456億円13.6億円34日分+10.8%3.08倍24.3倍
東映アニメーション(4816)422億円12.7億円33日分▲4.2%3.55倍33.0倍

墨田「20日分を超える銘柄が16あります。もともと売買が少なく、浮動株の時価総額が大きい会社ほど、買いが重くなります。太字は、このあと開いて採点した銘柄です」


テック番長の全身イラスト
テック番長、会議に参加。

🦍 乱入|テック番長「上がってるのは半導体だろ。指数の買いは成長株に来るんだよ」

テック番長「おいおい、地味な銘柄ばっかり並べやがって。実際に上がってるのを見ろ。半導体とバイオじゃねえか。指数の買いは成長株に来るんだよ」

墨田「番長、基準日の8月末から10%以上、先に上がった銘柄は10あります。上から並べます」

銘柄8月末から売買代金/日指数の買いは何日分か
オンコリスバイオファーマ(4588)+36.6%92.5億円4日分
AIメカテック(6227)+35.9%71.5億円3日分
フェローテック(6890)+30.7%112.2億円12日分
santec HD(6777)+29.3%26.9億円10日分
精工技研(6834)+25.1%61.0億円7日分
ジーエヌアイグループ(2160)+22.8%36.8億円11日分

番長「ほら見ろ、言ったとおりだ」

墨田「右の列を見てください。先に大きく上がった銘柄は、指数の買いが多くても12日分しかありません。ふだんから売買が多い銘柄だからです。この上昇は、指数の採用とは別の理由で起きています」

番長「……じゃあ指数の買いが効くのはどっちなんだ」

夜見「数字の上では、売買の少ないスタンダードの銘柄です。グロースの12銘柄のうち11銘柄は、買い需要が15日分に届きません。ただし『効く』といっても、買いが入るのは10月30日までです」

守田「番長の見方にも一理ある。指数に入るのは、流動性と時価総額で選ばれた会社だ。つまり、もう買われてきた会社が多い。35銘柄のうちPBRが1倍を割っているのは2つしかない」

番長の乱入から、指数の入れ替えを見るときの確認項目として残したのは3つです。

  • 上がった理由は指数か、別の材料か(先に上がった上位6銘柄は指数の買いが3〜12日分)
  • 買い需要は銘柄ごとに数えたか(浮動株の時価総額が大きいほど買いは重い)
  • 実施日のあとに持つ理由が残るか(指数の買いは10月30日で終わる)

📉 公表の翌日、35銘柄のうち32が下げた

墨田「公表の翌日、10月8日の値動きです(2026年10月8日の終値)。35銘柄のうち32が前日より安く、上げているのは3だけです。下げが大きいのはジーエヌアイグループ(▲8.8%)、Synspective(▲8.4%)、テクノ菱和(▲8.1%)でした」

日向「指数に入ると決まった翌日に、ほとんど全部が売られたんですね」

守田「理由は決算書には書いていない。相場全体が弱い日だったのか、採用を見越して先に買っていた資金が売ったのか、それはうちには判定できない。言えるのは、『指数が買う』と決まっても翌日に上がるとは限らなかった、という事実だけだ」


骨董の机で値札をつまみ上げるカワウソの河内と、箱の中の歯車を虫眼鏡でのぞくビーバーの堀田
🦦 河内拾造 + 🦫 堀田独占 ——値札と中身は、別々に見る

🏆 需給と値札を足した順位

河内「安さ担当の河内です。指数の買いが20日分を超える16銘柄について、需給の順位と値札の順位を足して並べました。値札の順位は、PBRの低い順とPERの低い順の平均です。数字が小さいほど『買いが重く、値札が低い』側になります」

順位銘柄指数の買いPBRPER利回り8月末から10月8日当商会の採点
1日本精機(7287)49日分(2位)0.65倍15.2倍3.19%+3.1%▲7.7%B++・幅小
2フクダ電子(6960)48日分(3位)1.66倍18.0倍1.95%▲3.3%▲4.3%B++・幅小
3テクノ菱和(1965)36日分(7位)2.16倍12.4倍2.50%+2.6%▲8.1%B++・幅小
4ナカニシ(7716)42日分(5位)2.03倍18.3倍1.99%▲3.3%▲4.1%B++・幅小
5ヱスビー食品(2805)39日分(6位)1.67倍20.3倍0.88%▲0.7%▲2.8%未採点
6西川ゴム工業(5161)35日分(8位)1.43倍19.2倍5.35%▲8.3%▲1.2%B++・幅小
7サン電子(6736)50日分(1位)4.29倍27.8倍—+15.8%▲1.9%未採点
8沖縄セルラー電話(9436)48日分(4位)3.78倍28.2倍1.71%▲1.6%▲6.8%未採点
9中央自動車工業(8117)21日分(15位)1.85倍12.3倍2.97%▲3.9%▲4.8%未採点
10日本電技(1723)31日分(11位)3.18倍17.2倍2.38%▲0.5%▲5.1%未採点

河内「これは指標を機械的に足しただけの順位です。太字の6社は開いて採点しましたが、6社とも幅は『小』でした。順位が上でも、当商会の物差しで上値が数えられたわけではありません」

日向「今日みたいに下がった日に、少しずつ拾うという考え方はどうですか」

沼田「うちは銘柄を勧めない。代わりに、物差しの目盛りを置いておく。採点した6社について、幅が『中』になる株価と、今日の値からそこまでの距離だ」

銘柄10月7日終値10月8日の値幅が「中」になる株価そこまでの距離幅が「大」になる株価
日本精機2,825円2,608円(▲7.7%)1,743円▲33%1,431円
フクダ電子11,820円11,310円(▲4.3%)6,170円▲45%5,050円
ナカニシ1,511円1,449円(▲4.1%)635円▲56%449円
テクノ菱和2,374円2,183円(▲8.1%)949円▲57%741円
西川ゴム工業3,440円3,400円(▲1.2%)1,412円▲58%1,117円
ヨネックス2,390円2,361円(▲1.2%)941円▲60%664円

夜見「いちばん近い日本精機でも、今日の値から▲33%です。1日に数%下げた程度では、6社とも目盛りには届きません。この1年の上昇のほうが、はるかに大きかったからです」

守田「逆に言えば、この表は『ここまで来たら物差しの上で景色が変わる』という位置を先に書いてある。指数の買いは10月30日で終わる。そのあとに値札がどこにいるかを、この目盛りと比べればいい」


🧮 需給の大きい側から6社を開いた

河内「安さ担当の河内です。需給の大きい側から6社を選んで、有価証券報告書と決算短信と適時開示を読み、当商会の規則で採点しました」

銘柄株価PBRPER利回り確度ランク規則どおりの上値幅が「中」になる株価
日本精機2,819円0.68倍15.2倍3.19%11B++2,988円(+6%)1,743円
フクダ電子11,820円1.66倍18.0倍1.95%11B++10,651円(▲10%)6,170円
ナカニシ1,511円2.10倍18.5倍1.99%11B++1,380円(▲9%)635円
テクノ菱和2,374円2.16倍12.4倍2.50%11B++1,780円(▲25%)949円
西川ゴム工業3,440円1.43倍19.2倍5.35%12B++2,594円(▲25%)1,412円
ヨネックス2,390円2.39倍14.4倍1.17%9B+2,051円(▲14%)941円

日向「6社とも幅は『小』です。ランクは5社がB++、ヨネックスがB+でした」

河内「はい。日本精機は上値が+6%、残りの5社は規則どおりの上値が株価より下になりました。会社の中身が悪いのではありません。5社はこの1年で株価が大きく上がり、過去のレンジか同業の水準の上にいます。ヨネックスだけは高値から半値近くまで下げていますが、それでも同業の中央値より上でした」

堀田「モート担当の堀田だ。開いてみて分かったことを1行ずつ言う」

銘柄良いところ気をつける点
日本精機二輪車用計器とHUDで世界首位(会社資料)。総還元の公約を実行6月末のあとに500億円の買収。ネットキャッシュが借入超過に
フクダ電子利益率が5期続けて18〜19%。自己資本比率84%PBRが自社の5年高値を上回る。第三者委員会の報告が未公表
ナカニシ歯科事業の利益率33%。総還元性向70%138億円を減損した翌年に、買収でのれんが179億円へ
テクノ菱和営業利益が3年で5倍。手持工事は売上の1年分超利益率16%は過去の3倍。会社の今期予想は横ばい
西川ゴム工業DOE8%で利回り5%台。北米が黒字化配当が純利益より多い。メキシコの税務で約110億円(引当なし)
ヨネックス売上が4年で2.2倍、ROEは5期13〜16%中国向けが売上の47.5%。還元は薄い

堀田「6社とも、指標の一覧だけでは見えない事情を一つずつ抱えていた。日本精機は、最初は『PBR1倍割れでネットキャッシュが厚い』ように見えた。四半期決算のあとの開示を読んだら、現金はもう使われていた」


世界地図の箱庭を囲み、虫眼鏡で一か所をのぞくカワウソの河内と、翼を広げて全体を示すオルカン鸚鵡
🦦 河内拾造 + 🦜 オルカン鸚鵡 ——広く持つ人と、深く見る人

🔁 買われる35、売られる683

待伏「最後に、反対側の数字です。今回の入れ替えで、継続の基準を満たさなかった構成銘柄が683あります。これらは2026年10月から四半期ごとに8回、ウエイトを下げられます」

時点TOPIXの銘柄数
入替前(2026年8月末)1,636
入替後(2026年10月末)1,669(うち移行措置683)
移行完了時(2028年7月末)986+再評価で残る銘柄

待伏「指数に連動する資金は、35銘柄を買う一方で、683銘柄を2年かけて売っていきます。2027年10月に再評価があり、基準を満たせば低減は止まります。今回の資料は買われる側しか扱っていません」

沼田「売られる側に、うちの持ち株や候補が入っていないかは別に確かめる。それは次の宿題だ」


📋 まとめ

見るところ数字
新規追加35銘柄(スタンダード23・グロース12)。実施は10月30日
買い需要連動資産160兆円÷浮動株時価総額775兆円=約2割(当商会の割り算)。35銘柄の合計で約11,579億円
需給が大きい銘柄売買代金の20日分以上が16銘柄。上位はサン電子(50日分)、日本精機(49日分)、フクダ電子(48日分)
公表の翌日35銘柄のうち32が下落(2026年10月8日の終値)
需給×値札の順位上位は日本精機、フクダ電子、テクノ菱和
幅が出る株価採点した6社でいちばん近い日本精機でも、10月8日の値から▲33%
先に上がった銘柄8月末から10%以上が10銘柄。上位6銘柄は指数の買いが3〜12日分
値札PBR1倍割れは2銘柄(日本精機・Jトラスト)
採点した6社日本精機・フクダ電子・ナカニシ・テクノ菱和・西川ゴム工業・ヨネックス。6社とも幅・小(B++が5社、B+が1社)
反対側ウエイトを下げられる移行措置銘柄が683

日向より 「『指数が買うのに安い株』を探して、35銘柄を並べ、6社を開きました。見つかったのは、指数が買う株と、もう安くない株でした。需給の列と値札の列を、足し算しないで並べておく。今回の表はそのためのものです」


📊 一覧資料(タブ式・7章)

TOPIX新規採用35銘柄 需給と値札の一覧——35銘柄すべての買い需要・売買代金・日数・8月末比・PBR・PER、需給×値札の表、先に上がった銘柄と動いていない銘柄、採点した6社の比較と6軸の内訳、入替のルールと日程、検算メモまで。

免責事項:本記事は投資助言ではありません。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。新規追加の35銘柄、基準、銘柄数、連動資産と浮動株時価総額はJPX総研の公表資料(2026年10月7日)によります。株価は2026年10月7日の終値(採点した日本精機のみ10月6日終値)、PER・PBR・利回り・時価総額は株探の表示、売買代金は直近40営業日の平均です。買い需要の概算(連動資産と浮動株時価総額の割り算、株探の大株主から置いた浮動株比率)、ランク・上値・幅が変わる株価は当商会の計算で、JPXの浮動株比率や将来の株価を示すものではありません。需要の日数は値上がりの幅ではありません。採点した6社以外の29銘柄は、決算書や開示を読んでいません。投資判断はご自身の責任でお願いします。

完全版レポート(無料公開)
完全版分析レポートを読む
シナリオ試算・リスク完全版・財務モデル含む深掘り版を無料で公開中
読みに行く →